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歯がグラグラしてきたら 自覚症状軽いうちに治療

「歯がグラグラしてきたので、診てほしい」と歯科医院に来院する患者さんが少なくありません。”グラグラする歯”がかぶせものの歯(いわゆる差し歯)であった場合、かぶせた歯が土台から外れかかってグラグラしている可能性が高く、かぶせた歯をいったん外して付け直すか、新たに作り直すことになります。
 次に”グラグラする歯”が自分の歯であった場合、歯を支える骨などの歯周組織が弱って(歯周病が進行して)このような症状が出ることが多く、症状が軽く保存が可能な場合、「暫間(ざんかん)固定」という治療法がよく用いられます。
 自覚症状が軽いうちに治療することで「抜歯」という最悪の事態を防ぐことが可能になってきます。歯がグラグラしてきたら早めに歯科医院を受診することをお勧めします。
             福島民友 2010.1.22

歯周病予防で体を健やかに

歯周病は、歯と歯ぐきの境目にできる溝(歯周ポケット)に、歯周病菌が増殖する病気です。
 歯周病菌は歯垢(プラーク)や歯石となって、歯周ポケットにこびり付きます、そして、歯周病菌はいろいろな毒素を出して、歯周組織(歯を支える歯槽骨や歯ぐき)を破壊します。歯ぐきが腫れたり、出血したりして歯ぐきが下がり、歯槽骨が溶けることで、歯が抜けてしまうこともあります。最近の調査では、むし歯よりも歯周病で歯を失う人が多いこともわかっています。
 いまや歯周病は、成人の約8割がかかっている国民病ですが、痛みがほとんど出ないことが特徴です。そのため自分で気づかないうちに進行してしまうので、注意が必要です。
 また、最近では全身の健康との深いかかわりも注目されています。とりわけ血管との関連は重要で、人は血管とともに老いると言われています。その血管に歯周病が悪影響を与えることがわかってきました。歯周病菌が出すある種の酵素は、血管に入ると血液を固めやすくしてしまうのです。その結果、血栓ができやすくなり、脳梗塞や心臓病を招く恐れがあります。このことからも、歯周病予防の早期的取り組みがいかに重要かがわかります。
 いまやお口の中の健康は、血管の健康、ひいては全身の健康にもつながるのです。 出典 不明

「歯磨きは脳を活性化」 花王などが知見 リフレッシュ効果も

花王は、千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター脳機能計測解析研究部門の下山一郎教授との共同研究で、歯磨き行動が脳を活性化して気分をリフレッシュする効果を持つ可能性を見いだした。
 歯磨き行動が実際に脳に作用して気分を変化させるのかについては、これまで生理学的な研究がほとんどされてこなかったのが実情。だが、今回の研究成果から、これら一連の有用性が裏づけされたといえる。
             化学工業日報 2010.1.18

OECD並み医療費「4年間でと確約できない」  

衆院予算委員会は2月26日、社会保障をテーマに集中審議を行った。
昨年夏の総選挙のマニフェストの基となった「民主党政策集INDEX2009」
に盛り込まれた「総医療費をGDP比で経済協力開発機構(OECD)加盟
国平均まで引き上げる」とした方針について、鳩山由紀夫首相は「努力
はするが、4年間でと確約できるとは必ずしも限らない」と発言。自民党
の大村秀章・前厚生労働副大臣は「国民を欺く詐欺的行為だ」と批判
した。
 鳩山首相は政策集の位置付けについて「目指す国の在り方の指針
として書いたもの。マニフェストと違い、すべて4年間でやると約束した
ものではない」と説明。「やるかやらないか、ゼロか1かという話ではな
い。今後、引き上げるということで、そういう方向で努力することは間違
いない」と述べた。長妻昭厚生労働相も「初年度に一気に上げることが
できればいいが、そういう状況ではない」とし、「(旧政権が行った)社会
保障費の2200億円削減の立て直しを今やっているところだ」と述べた。
 これに対し大村氏は「詐欺的行為だ。努力するが、やるかどうか分か
らないという答弁では納得できない」と批判。医療費の引き上げに向け
た工程表を示すべきだと指摘した。
 さらに大村氏は、2010年度診療報酬改定の改定率は「マイナスだっ
た」とあらためて指摘。09年度第1次補正予算の執行停止と合わせ
「命を守るというのはポーズか」と迫った。
 鳩山首相は「地域の医療崩壊を招いたのは旧政権じゃないんです
か」と返し、「前政権の過ちを繰り返してはいけないということで、本体
は前回の4倍も増やし、医療崩壊の現場を救おうというのが基本的な
考え方」と強調。長妻厚労相も「補正予算のような単年度の措置では
なく、10年ぶりにネットプラスを実現し、恒久的な措置として医療を立
て直していく」と述べた。

半日ドックにて

 昨日院長が半日ドックに行ってまいりました。当院では、スタッフを含め4月と10月に健診を行っております。特に冬には、季節性も新型もインフルエンザの予防接種を行い無事乗り切りました。今後も皆様への健康を提供するためにまず自院でも健康でいられるように努力します。
 ドックには、減量で挑むはずでしたがなかなか思い描いたようにはいかず、体重計・腹回りの結果には残念に思いました。

フッ化物洗口による虫歯予防

 4~14歳の頃のフッ化物洗口が、子供のむし歯予防に効果があること、全身的な影響はなく安全でありかつ大人になってもその効果が持続し、高齢者の方でも健康な歯が残っているほど病気になりにくく、医療費の個人負担の削減につながっている。その中でも取り組みを紹介します。
 平成19年度旭川市の学校歯科検診では、小学校55校を検診しました。幼稚園・保育園のいずれかでフッ化物洗口を経験した児童が50%を越える小学校は、5校ありましたが、その5校は全小学校55校に比べて、小学1年生でむし歯が1/17であることが示されました。

●はつらつ元気健康コラム● 老後の請求書 「歯」の若返り計画!

永久歯28本のうち20本が残っていれば、食べ物のほとんどを噛み砕くことができ、美味しく食事を楽しむこともできるということです。さらに、よく噛むことで様々な効果を得ることができます。次にあげてみましょう。
 ①認知症の予防:よく噛むと脳細胞を活性化する
 ②肥満防止:よく噛むと早食いを防ぎ満腹感を得られる
 ③癌予防:唾液に含まれる酵素に発癌物質を消す作用がある
 ④胃腸の働きを促進:よく噛むと消化酵素が多くでる
 ⑤歯周病:口臭の予防:よく噛むと唾液で口内が浄化される
 以上噛むことで全身によい作用があるのですね。しっかり噛める健康な歯を守るのに欠かせないのは、毎食後の歯磨き習慣です。とくに①の「認知症の予防」には歯磨きが大切です。
 私たちは年齢と共に、口の反射機能も衰えてきます。食べ物を飲み込む「嚥下反射」や、異物をセキで吐き出す「セキ反射」を正常に行うために、普段からの歯磨きで口内を適度に刺激し、清潔にしておきましょう。
            はつらつ元気 10.2月      

介護事業、増収傾向続く―大手4-12月期決算

介護サービスを提供する上場企業の2009年4-12月期の決算が出そろった。介護部門では、施設入居率や稼働率の向上によって増収となる企業が目立ったが、処遇改善による人件費の増加や施設開設の費用などをカバーし切れず、営業減益となる企業も見られた。

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 最大手ニチイ学館の4-12月期連結業績は、売上高1766億9300万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は48億1000万円(前年同期は3億9200万円の営業損失)だった。このうち、介護サービス部門の「ヘルスケア事業」では、売上高884億9000万円(前年同期比18.4%増)、営業利益22億9600万円(前年同期は7億4700万円の営業損失)だった。
 また、同社全体の10年3月期業績予想を修正した。営業利益は64億円を見込み、従来予想の54億7000万円から9億3000万円上方修正。ヘルスケア事業では訪問介護や居宅介護支援など在宅系サービスの収益性が向上しているほか、教育事業の主力講座である「ホームヘルパー講座」や「医療事務講座」についても、資格取得ニーズの高まりから受講生数が好調に推移している。一方、売上高は2350億円で、従来予想の2360億円から10億円下方修正された。医療関連事業での新規契約件数が想定より伸び悩む見通し。

 ベネッセホールディングスの4-12月期連結業績は、売上高3016億5800万円(前年同期比2.7%減)、営業利益383億500万円(同5.1%減)だった。
 このうち、介護事業を手掛けるシニアカンパニー部門の連結売上高は325億400万円で、8.7%の増収となった。ベネッセスタイルケアが介護付有料老人ホームを前期末から7施設拡大し、入居者数が増えた。一方、営業利益は16億8200万円で、前年同期比11.0%減だった。既存職員の処遇改善を図ったほか、新卒職員の採用を拡大したことなどにより、労務費が上昇したことなどが要因。

 ツクイの4-12月期業績(非連結)は、売上高294億1700万円(同8.9%増)、営業利益12億8700万円(同11.8%減)だった。通所介護やグループホームなどの新規開設や既存事業所の稼働率向上が寄与した一方で、新規開設に伴う設備の初期投資費用や人件費などがかさみ、営業減益となった。

 メッセージの4-12月期連結業績は、売上高236億6700万円(同19.1%増)、営業利益34億9600万円(同18.9%増)となり、増収増益を確保した。介護付有料老人ホーム「アミーユ」については、3施設の新規開設や入居率の向上、平均要介護度の上昇などが影響したほか、高齢者専用賃貸住宅「Cアミーユ」については、関西地区を中心に6拠点を開設したことなどが寄与した。

 セントケア・ホールディングの4-12月期連結業績は、売上高152億8000万円(同1.6%増)、営業利益6億3100万円(同71.4%増)となった。通所介護やグループホーム、小規模多機能型居宅介護などのサービスで稼働率向上が寄与したほか、訪問系サービスでの不採算事業所の統廃合や現場の稼働管理の徹底などが奏功した。

 ジャパンケアサービスグループの4-12月期連結業績は、売上高151億6600万円(同3.2%減)、営業利益5億3000万円(前年同期は9億9700万円の営業損失)だった。旧コムスンから承継した通所介護や小規模多機能型居宅介護が合算で黒字化したことなどが営業利益の改善に寄与した。

 ワタミの4-12月期連結業績は、売上高857億400万円(前年同期比2.9%増)、営業利益38億9000万円(同13.8%減)だった。
 このうち、介護付有料老人ホームなどの「介護事業」は、売上高127億7900万円(同18.2%増)、営業利益17億4400万円(同6.5%増)だった。関東地方を中心に新たに7施設を開設したほか、12月末時点の既存施設の入居率が95.6%(前年比3ポイント増)と高水準を維持したことなどが寄与した。
更新:2010/03/03 14:57  キャリアブレイン

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