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フッ素洗口・塗布 各学会に温度差

集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書を日本弁護士連合会
(日弁連)が今年1月26日にまとめ、2月2目に厚労、文科、環境省の
各大臣に提出したことから、同問題を巡る議論が再燃している。日
本口腔衛生学会は、有効性、必要性、実施上の安全性に疑問がある
とする日弁連の意見書に、真っ向から反対する見解をまとめ、2月18
日に同会のホームページ上に発表した。


http://www.kokuhoken.or.jp/jsdh/statement_01.html

新高齢者医療制度の施行、26年3月以降に/厚労省表明

厚労省は1月20日、後期高齢者医療制度廃止後の新制度の施行期日について、当初予定の25年3月から26年3月以降に先送りすることを正式に表明した。今春の通常国会での成立が困難になったことから、25年3月施行までには自治体のシステム改修が間に合わないと判断したためだ。ただ26年3月施行という前提も、都道府県の合意を得て法案作成できた場合で、しかも臨時国会で野党の協力を受けて成立したケースに限られることから「最短で」という意味合いを含んだものとみられている。

飲み物なしにご飯が食べられない ドライマウス 本当の怖さ

口腔乾燥症の背景にある病気は、がん、エイズ、口腔内や目に乾燥症状が出てくるシェーグレン症候群、腎機能不全、糖尿病、甲状腺機能亢進症、過呼吸など、多岐にわたっている。だから、まずは口腔乾燥症を診ている口腔外科を受診した方がいい。診断は患者さんの自覚症状、既往歴、服用している薬があればその種類を伺い、次に唾液分泌量の測定を行う。場合によっては、目の乾燥を調べる検査や血液検査を行います。病名が判明したら、その専門医と協力して治療を行います。
 口腔乾燥症は文字通り、口の中が乾燥することをいいます。推定800万人ともいわれていて”食事が困難””口腔内不衛生””舌がひび割れて痛い””口の中が乾燥して話しづらい”といった問題があります。でも、もっと問題なのは、背景に病気が隠れていることです。中には命に関わるような重大病であることもあります。
                  日刊ゲンダイ 2011.2.10

全国の歯科医に派遣要請 身元確認でDNA鑑定も

日本歯科医師会(日歯、大久保満男(おおくぼ・みつお)会長)は14日、東日本大震災の犠牲者の身元を確認するため、全国の都道府県歯科医師会に対し、歯型照合を行える歯科医を被災地に派遣するよう要請した。今後、犠牲者数が増加する可能性が高いことから、日歯では、日航ジャンボ機墜落事故(1985年)での派遣規模を上回り過去最大になりそうだとしている。

 遺体の身元確認には、歯の治療痕などを生前のカルテと照合することが有効。しかし今回は現地の歯科医も被災し、カルテが紛失した例も多いとみられ、日歯では「口腔(こうくう)から採取した粘膜によるDNA鑑定も試みたい」としている。

 日歯によると、被災地では既に岩手県の歯科医8チームが活動中で、15日朝までに東京、千葉などの歯科医11人が到着予定。

第11回札歯摂食・嚥下リハ症例検討会

ファイル 2032-1.pdf

関係各位様

いつもお世話になっております。

平成23年3月19日(土) 14時より
札幌歯科医師会館5階大講堂にて
摂食・嚥下リハビリテーション 第11回症例発表会を開催いたします。
今年は3題の演題を予定しております。

症例発表会終了後、16時より
平成22年度 第2回所員・担当医研修会として
北海道大学リハビリテーション科 助教 浦上 祐司先生による講演を
予定しております

停電で入院患者8人死亡 たん吸引装置使えず

東日本大震災の被災地、岩手県釜石市の釜石のぞみ病院で、11日の巨大地震に伴い起きた停電でたんの吸引装置が使えなくなり、70~90代の入院患者8人が肺炎などを悪化させ死亡したことが17日、分かった。

 病院によると、入院していた約140人中、半数ほどが定期的なたん吸引の必要な患者で、電動の吸引装置を使っていた。停電後、医師や看護師が手動で吸引して回ったが、8人は気管支にたんが入って誤嚥(ごえん)性肺炎を起こすなどし、16日までに死亡した。

 電気は16日に復旧したが、装置は圧力配管が損傷したため、まだ使えない。他の患者約10人も症状が悪化しており、別の病院への搬送を待っている状態という。

被災地、6種類の感染症に注意を

国立感染症研究所感染症情報センターは、東日本大震災の被災地や避難所で注意すべき感染症として、▽急性胃腸炎▽インフルエンザ▽急性呼吸器感染症(インフルエンザ以外)▽はしか▽破傷風▽創傷関連感染症―の6種類を挙げ、症状や予防法などをホームページ上でそれぞれまとめている。
■急性胃腸炎
 同センターによると、急性胃腸炎にはウイルス性と細菌性があり、主な症状は下痢、嘔吐、発熱など。この季節に多いのはウイルス性で、ノロウイルスやロタウイルスは感染力が強く、少量のウイルスで感染すると考えられている。
 感染経路は主に糞口感染で、予防のためには排せつ物や吐物の適切な処理、手洗い、汚染された衣類の消毒などが重要という。ウイルス性の胃腸炎を発症した場合には、特別な治療法はなく、脱水予防と下痢への対症療法が基本になる。

■インフルエンザ
 今シーズンのインフルエンザの流行については、1月下旬をピークに患者数が減少しているが、2月下旬ごろからB型の流行による感染拡大が見られており、避難所などでもB型を中心にしたインフルエンザの集団発生が今後、多発する可能性がある。
 インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染や接触感染で、予防にはせきエチケットと手指衛生の徹底が基本となる。同センターでは、38度以上の高熱やせき、のどの痛みなどの急性呼吸器症状を発症した人がいれば、インフルエンザを疑ってほしいとしている。ただ、感染しても軽症のためインフルエンザと診断されない人もおり、感染拡大や重症者の発生を防ぐには、高齢者や乳幼児などリスクが高い人を中心にした抗インフルエンザウイルス薬の予防内服も選択肢に入れるべきだという。

■急性呼吸器感染症(インフルエンザ以外)
 急性呼吸器感染症は、インフルエンザウイルスのほか、RSウイルス、パラインフルエンザウイルスなどのウイルスや、肺炎球菌、インフルエンザ菌などの細菌によって引き起こされる症候群の総称。急性呼吸器感染症のすべてを予防するワクチンはないが、せきエチケットの徹底を推奨している。

■はしか
 はしかは発熱、発疹などが主な症状で、肺炎などによる重症化も高い頻度で見られる。しかも、感染経路は空気感染で感染力が非常に強く、避難所のように人が集まる場所では注意が必要という。
 唯一の予防法は、ワクチンを接種してあらかじめ免疫を獲得しておくことで、はしかを強く疑わせる患者がいる場合には、これまでに接種を受けていない人などに対する緊急接種などを検討する必要がある。

■破傷風
 破傷風は、土壌中に広く常在する破傷風菌が産生する毒素により強直性けいれんを引き起こす感染症で、土壌やがれきなどで傷を負った人には注意が必要。3-21日の潜伏期間の後に開口障害や嚥下困難などの局所症状を呈した後、全身に症状が移行し、重症の場合には呼吸筋のまひによって窒息死することもある。
 予防にはワクチンが有効で、通常は傷を負った人に接種する。破傷風を含むワクチンを接種したことがない人には、破傷風トキソイドと共に破傷風特異的免疫グロブリンを投与すべきだという。

■創傷関連感染症
 汚染の強い外傷や、海水の暴露を受けた外傷は、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌のほか、大腸菌などのグラム陰性桿菌、嫌気性菌などによる感染症の原因になる恐れがある。同センターでは、創傷への適切な処置に加え、感染リスクの高い創傷に対する予防的な抗菌薬の投与を勧めている。


( 2011年03月17日 16:21 キャリアブレイン )

歯周病 両方治療で改善 糖尿病

京都市南区で、歯科医と内科医との連携が始まっている。比較的身近な病気である歯周病と糖尿病が、ともに患者の症状を悪化させ合う関係にあることが分かってきたためだ。両方を治療することで病状が大きく改善した例や、歯科医の問診で糖尿病予備患者を「発見」した例もあり、ほかの区に先駆けた医師同士の研究交流が実を結びつつある。
                 京都新聞 2011.1.17

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