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平成26年度保険改定の結果検証が提案される      中医協総会

5月14日開催された中医協総会(第277回)で、診療報酬改定結果検証部
会より平成26年度診療報酬改定結果検証に係る特別調査案が報告され
た。このうち歯科関連では、「訪問歯科診療の評価および実態等に関
する調査」が提案されている。調査目的は今期改定で訪問診療に対し
ておこなった、訪問診療を中心に実施している歯科診療所の評価や医
科医療機関と歯科医療機関の連携に着目した評価の見直しについて、
この見直しが訪問診療の実施状況にどのような影響を与えたか等を検
証することとし、調査実施時期は本年8~10月を予定している。

詳細は
『厚労省ホームページ 中医協総会』
「診療報酬改定結果検証部会からの報告について」を参照下さい
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000045727.html

北九州で歯科医刺され重傷 暴力団視野に捜査

26日午前8時半ごろ、北九州市小倉北区真鶴1丁目の駐車場で、同市若松区の男性歯科医(29)が血を流しているのをタクシー運転手が見つけ、110番した。男性は脚や腹などを刺され重傷だが、命に別条はない。福岡県警は殺人未遂容疑で捜査を始めた。

 捜査関係者によると、男性の親族2人が16年前と昨年に市内で射殺され、うち1人の事件では北九州を拠点とする特定危険指定暴力団「工藤会」系組長が摘発され実刑判決を受けている。県警は約2カ月前に男性に対し警戒するよう注意を呼び掛けており、暴力団関係者を中心に捜査を進めている。

 県警によると、男性は勤務先の九州歯科大付属病院に向かうため、近くの駐車場で運転していた乗用車を降りた際、刃物のようなもので刺された。犯人はバイクで逃走したとみられる。2人組でヘルメットをかぶっていたとの目撃情報がある。

 捜査関係者によると、1998年2月に、男性の祖父で港湾工事に影響力のあった梶原国弘(かじわら・くにひろ)さん=当時(70)=が市内の繁華街で射殺され、その後、工藤会系組長2人が殺人罪で無期懲役などの実刑判決を受けた。

 昨年12月には、梶原さんの弟で北九州市漁協組合長の上野忠義(うえの・ただよし)さん=当時(70)=が、市内の自宅近くで何者かに銃撃され死亡した。上野さんも市内の海岸で市が進めるごみ処理場建設計画で漁業補償交渉を担当。今回被害に遭った男性の父親は、同市若松区内の漁協幹部を務めているという。

 現場は住宅や飲食店が並ぶ一角。捜査員は犯人が逃走の際に凶器を捨てた可能性もあるとみて周辺の川を捜索した。近くに住む80代の男性は「静かな所で、事件が起きたことがない。気持ちが悪い」と不安げに話した。

歯科、1千万円不正受給 生保受給者の治療装い

長崎市は26日、同市深堀町の「大森歯科医院」が生活保護受給者42人を治療したように装うなどし、診療報酬計約1千万円を自治体から不正受給していたと発表した。詐欺容疑での刑事告訴を検討している。

 受給者の医療費は市町村が負担している。市によると、2009年4月~13年2月、実際は治療していない受給者を治療したように装ったり、治療箇所を水増ししたりして計534件の不正請求を繰り返した。

 大森英樹(おおもり・ひでき)院長は市の調査に「患者が少なくなり収入が減っていた。深く反省している。不正受給額を市に返還する」と述べた。

 受給者の1人が12年8月、別の歯科で治療を受けたにもかかわらず、大森歯科医院も診療報酬を請求し、不正が発覚した。

地域包括、「ネットワーキングのアート」

第2回日本医師会在宅医療支援フォーラムが5月18日、400人強の参加者を集め、開催された。基調講演した、慶応義塾大学名誉教授の田中滋氏は、「地域包括ケアシステムは、ハードを作ることではなく、既にあるインフラをいかに有機的に統合するか、つまり『ネットワーキングのアート』である」と指摘、「ケアは施設ではなく、地域に付く」という発想で地域包括ケアシステムの構築を進める必要性を強調した。

 「4つのヘルプ」という考え方の下、「5つのサービス」を展開するのが、地域包括ケアシステムに対する田中氏の基本的考え。この考えは年々進化を続け、従来は、「5輪の花」の図のように、5つのサービスを展開する模式図を描いていたが、今は「植木鉢」図に変更。「住まいと住まい方」と「生活支援・福祉サービス」という、個人の選択や好み、経済力などが反映する生活基盤がベースにあり、「医療・看護」「介護・リハビリ」「保健・予防」という、プロが提供し、平等性が重視されるサービスが上に乗るという考え方だ。

「徳島県におけるがん患者歯科医療連携についての特集」 ~おはよう日本

5/24(土)午前6:00~同7:30 放送局:NHK 総合テレビ
徳島県におけるがん患者歯科医療連携についての特集が「おはよう日本」
番組内にて放送されます。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/
(当番組は日歯の広報より視聴お勧めの連絡が来ております)
(報道番組のため、時間、内容が変更になる可能性があります)

「老化防止は口と歯から」  ~団塊スタイル

5/23(金)午後8:00~同8:45 放送局:NHK Eテレ
老化防止は口と歯から唾液で判断口くう年齢歯周病に!? 
口の体操で若さを保つ。
http://www.nhk.or.jp/dankai/bangumi/num108/index.html

第27回『サラリーマン川柳』大賞決定

第一生命は22日、今年で27回目となる恒例『サラリーマン川柳コンクール』のベスト10を発表した。応募総数3万3605句から大賞に選ばれたのは、5204票を集めた【うちの嫁 後ろ姿は フナッシー】(段三っつ)。このほか、2013年を席巻したTBS系ドラマ『半沢直樹』の決め台詞「倍返し」関連から2作がランクイン。また、「お・も・て・な・し」をもじった家庭内“トホホ”事情など、悲喜こもごもなTOP10となった。

【結果】ゆるキャラでは癒されない? 会社員の嘆き節10選

 ゆるキャラが首位をさらった今回のコンテストだが、3位の【妻不機嫌 お米と味噌汁 「お・か・ず・な・し」】(不幸な男)を筆頭に、4位【帰宅して うがい手洗い 皿洗い】(しゅうくりーむ)、10位【わんこより 安い飯代 ワンコイン】(春の夢)など、男たちの哀愁漂う家族の風景も続々ランクイン。

 働く男の鑑ともいえる“半沢直樹”だったが、【やられたら やり返せるのは ドラマだけ】(夢追人/7位)と、現実社会ではまかり通らない様子もちらほら。何度耳にしたか分からない“倍返し”の名台詞でさえ、【倍返し! 言えずに今日も おもてなし】(まめまろ/11位)と、嘆き節に変換されている。

 通称“サラ川”として親しまれる同コンクールは1987年からスタートし、回を追うごとに注目度もアップ。今年4月には、アメリカの公共ラジオ放送である『ナショナルパブリックラジオ』で紹介されるなど、ついに海外メディアデビューを果たした。

 今回の結果は、スマホアプリ「サラリーマン川柳」(無料/iTunes・Android対応)でも閲覧可能。歴代サラ川ベスト10や、「上司・部下編」、「夫婦・家庭編」など7つのテーマ別に分けた作品集を見ることができる。

訪問診療の減額の影響、優先的に調査

中央社会保険医療協議会の診療報酬改定結果検証部会が5月14日に開催され、部会長に明治安田生活福祉研究所主席研究員の松原由美氏を選任するとともに、2014年度改定の影響を検証するため、2014年度と2015年度の2年間に、計12項目の特別調査の実施を決定した(文末を参照。資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。

 2014年度は6項目の調査を実施する。改定の影響がより明らかになるよう、可能な限り後ろ倒しのスケジュールで進めるが同一建物同一日の訪問診療等への適正化による影響調査」に限っては、可能な限り速やかに調査する。2014年度改定では「同一建物同一日」の訪問診療料は4分の1に減額され、「集合住宅などでは、訪問診療を行う医療機関を確保できなくなるのではないか、という懸念も出ている」(厚労省保険局医療課保険医療企画調査室長の竹林経治氏)ことを踏まえた対応だ。7月中には調査票を固め、8月に調査を実施、10月には結果の速報を公表する予定。

 本部会の結果が報告された同日の中医協総会では、健康保険組合連合会副会長の白川修二氏は、(2)のうち、紹介率・逆紹介率の低い大病院に関する調査は、2014年度に実施すべきと提案。社会保障審議会医療保険部会で、紹介状のない大病院の外来受診を抑制する議論が出ているからだ。これに対し、竹林氏は、大病院の外来関連の2014年度改定は、1年の経過措置を設けているので、2015年度の実施に理解を求めた。

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