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Chat-GPTが第117回医師国試で合格点

株式会社MICINは4月25日、金沢大学医学類の学生および同大融合研究域融合科学系の野村章洋准教授らの研究グループと共に実施した研究に関する成果を報告する論文をオンラインで公開したことを発表した(詳細については論文を参照)。

 この研究は、2023年2月に実施された第117回医師国家試験の画像なし問題262問を、昨今注目を集める生成AIによる対話型サービス「Chat-GPT」のGPT-3.5およびGPT-4に解かせるという内容だ。

 その結果、Chat-GPT(GPT-4)は必修問題(合格最低ラインは80.0%)で82.7%、基礎・臨床問題(合格最低ラインは74.6%)で77.2%のスコアを獲得し、合格最低ラインを満たした。

 研究グループは第117回医師国家試験の問題を解かせる前に、まずは第116回医師国試の画像なし問題を用いて入力プロンプト(Chat-GPTから解答を得るための指示文)を検討し、GPT-3.5を用いた第116回医師国試の当初の検証では52.8%という正答率を得た。

 その後、プロンプトを平易な英語に翻訳した上で要約をすることや、基礎・臨床といった質問タイプごとにプロンプトをチューニングするといった調整を行うことで、正答率が向上した。

 こうした調整を経て、第117回医師国家試験の問題を解かせた結果、262問中206問で正解した。必修問題と基礎・臨床問題ともに、合格最低ラインを満たした。

 研究グループは不正解となった56問について、なぜ不正解となったのか要因を分析している。その結果、不正解となった56問のうち33問(58.9%)では「医学知識の不足」が、17問(30.4%)では「日本特有の医療制度情報」が、4問(7.1%)では「数学的誤り」が要因となっていたことが分かった。

 論文において研究グループは「医学の文脈において時代遅れ、決定的に間違っている解答もあった」としたほか、「医療保険分野における日本の薬事法、厚労省の指導、ガイドライン、公衆衛生に関する問題についてChat-GPTは適切に答えることができなかった」としている。

従業員にマスク着用求めず ローソン、5類移行で

ローソンは25日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月8日から5類に引き下げられることに合わせ、従業員のマスク着用を「推奨」から「個人の判断」と変更し、求めないと発表した。レジに設置しているビニールカーテンや入店時のアルコール消毒も不要とする。

 マスク着用を巡っては3月、政府が原則として個人の判断に委ねるとしたことを受け、顧客には求めないこととし、店舗従業員には「励行」から推奨へと変更していた。

クラウドファンディング

北海道大学大学院 歯学研究院 口腔顎顔面外科学教室では標記について、今回、向こう5年間のプログラム実施にかかる費用を募るため、クラウドファンディングにてご寄付を募っております。

[詳しくはクラウドファンディング該当ホームページ]
  https://readyfor.jp/projects/HokudaiOMFS-ikusei
[寄付募集期間]
 2023年3月1日(水)9:00~同年4月28日(金)23:00

障害児の健康づくり尽力 医療功労賞を受賞、郡山の岡本さん

 地域医療や保健福祉に長年尽力した人に贈られる「第51回医療功労賞」の中央(全国)表彰を受けた元県作業療法士会長の岡本宏二さん(62)=郡山市、ふくしまをリハビリで元気にする会理事長=は19日、県庁を訪れ佐藤宏隆副知事に会い、「みなさんの期待に応えられるように活動を続けてきた」と、これまでの取り組みについて語った。

 岡本さんは作業療法士として、県内の病院で病気やけがをした人のリハビリを担ってきた。東京電力福島第1原発事故が発生し屋外での遊びが制限されるようになると、県内各地の体育館などを利用して発達障害児らに屋内での遊びの機会を提供する「あしかの遊びの会」の活動を展開し、子どもの健全育成に尽くした。

 岡本さんは「私たちが子どもたちから元気をもらった面もある。もっとできることを増やしていきたい」と話した。佐藤副知事は「県民の健康づくりをどう進めるかが大きな課題となっている。子どもの頃から健康づくりの意識を高めていただいた」と活動をたたえた。

道内事業者等事業継続緊急支援金(エネルギー価格高騰分)について

新型コロナウイルス感染症の影響による売上の減少に加え、エネルギー価格高騰の影響を受けている道内の事業者を対象とした新たな支援金の給付が始まります。

 給付額は、中小・小規模事業者10万円、個人事業者5万円で受付期間は、2023年1月19日(木)~2023年4月30日(日)となります。
※当日消印有効

 詳しくは下記専用ホームページを参照願います。
 なお、希望される先生方は郵送用の申請書類を送付させていただきますので、本会事務局会計課(011-231-0945)までご連絡願います。

道内事業者等事業継続緊急支援金(エネルギー価格高騰分)ホームページ
https://kinkyushien-energy-hokkaido.jp/

クラウドファンディング

 北海道大学大学院 歯学研究院 口腔診断内科学教室では標記について、現時点で確保している研究資金が不足していることから、クラウドファンディングにてご寄付を募っております。


[詳しくはクラウドファンディング該当ホームページ]
  https://readyfor.jp/projects/mikaku
[寄付募集期間]
 2023年3月1日(水)9:00~同年4月29日(土)23:00

歯科治療:全身麻酔で治療「安全」 名古屋の歯科医、知的障害の子ら受け入れ 痛みに敏感、じっと座っていられない

知的障害や発達障害を抱える人たちにとって、歯医者通いには高いハードルがある。不意に体を動かすと、治療具で大けがをする恐れがあるからだ。そうしたリスクを減らそうと全身麻酔下で治療する歯科医もいる。障害者が安心できる歯科治療の最前線を追った。【太田圭介】

 2月上旬。名古屋市に住む会社員の女性(30)が、市内港区にある「くりさき歯科・こども歯科」を訪れた。全身麻酔下で虫歯治療を受けるためだ。

 「痛みに弱く歯科診療が怖い」のが長年の悩みで、恐怖感から体を動かしては歯科医に叱られてきた。ネット検索で全身麻酔下での治療を手がける歯科を見つけて駆け込んだ。女性は「ここなら痛みを心配せずに済む」と安堵(あんど)した。

 女性が診察台に座ると、歯科麻酔医が麻酔薬を点滴し、人工呼吸器につながった管を鼻に挿入した。鼻の穴が小さい患者には子供用の細い管を使うなど、きめ細かく対処する。

 点滴針が刺さった腕が肘掛けからだらんと落ちて麻酔が効いたことが分かると、栗崎新也院長が手際よく治療していく。血圧や体温、心電図などから全身の状態を確認している点を除けば、通常の治療とほぼ同じ。女性は治療が終わると麻酔が切れるまで院内で静養してから帰宅した。

 栗崎院長は日本障害者歯科学会の認定医資格を取得後、2022年4月に開業した。歯科嫌いの人や知的・発達障害を抱えた子供ら年間延べ約50人を全身麻酔下で治療する。

 知的・発達障害者は口の周辺が敏感で痛みを強く感じたり、じっと座っていられなかったりする傾向がある。栗崎院長は「こうした人々にとって全身麻酔が一番安全な対処法」と力説する。

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