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旭川歯科学院 国家資格取得に向けて勝負の後期に突入

旭川歯科学院を卒業した歯科衛生士は、すべてのライフステージに応じた歯・お口の健康づくりをサポートする国家資格の専門職として活躍しています。近年注目されている業務として高齢者向け口腔ケア、訪問診療があります。高齢者の増加に伴いお口のケアが大変重要となってきました。
 メディアあさひかわ 2016.10

高齢者の人口26.7%と過去最高!

65歳以上の高齢者人口は3,384万人(平成27年9月15日現在推計)、総人口に占める割合は26.7%であり、前年と比べると、89万人、0.8ポイント増と大きく増加しており、人口、割合ともに過去最高となる。

 また、人口性比(女性100人に対する男性の数)は65歳以上では76.1と女性が多くなっており、80歳以上人口は1,002万人で初めて1,000万人を超えた。

1位北大、2位旭川医大、2016マッチング中間

2017年度からの初期臨床研修先を決める、2016年度医師臨床研修マッチングの「中間公表」の結果で、北海道は募集定員468人に対し、1位希望人数は326人で定員充足率は70%だった。1位希望人数は北海道大学病院、旭川医科大学病院、札幌医科大学附属病院が上位だった。

口腔がん検診

口腔や顔面に進行し、浸透していく口腔がんは早期発見が大切です。
とき 平成28年11月3日(木)12時~13時
ところ旭川歯科医師会館内 道北口腔保健センター
申込方法 事前申し込みが必要です。
     名前、年齢、住所、電話番号を記入してはがきが
     ファックスにて申し込んでください
申込締切 平成28年10月20日
問い合わせ 旭川歯科医師会事務局
      070-0029
      旭川市金星町1丁目1-52
      ☎ 0166-22-2361
      fax 0166-24-1147

医療費が月1,000万円以上、361件で過去最高に

健保連は9日、2015年度の高額医療交付金交付事業に申請された医療費のうち、1か月の医療費が1,000万円以上だったケースは過去最高の361件(前年度比61件増)だったと発表した。最も高額だったのは、血友病A患者の4,253万円。

 361件のうち、循環器系疾患は136件(25件増)、先天性疾患は101件(13件増)、血友病は55件(8件増)、悪性腫瘍は21件(4件増)、その他は48件(11件増)だった。

 また、2,000万円以上は47件(12件増)、500万円以上は5,696件(426件増)で、いずれも過去最高となった。

 高額医療交付金交付事業では、高額な医療費が発生した健康保険組合に対し、財政的影響を緩和するため、各組合から集めた拠出金を財源として交付金を出している。(メディファクスより転載)

歯少ないと閉じこもり倍に 高齢者、会話ためらいも

残った歯が少なく、入れ歯も使わない高齢者は、歯が20本以上残る高齢者と比べて「閉じこもり」状態になるリスクが2倍近い―。東北大の相田潤(あいだ・じゅん)准教授(歯科公衆衛生学)らが、こんな調査結果を発表した。会話や食事をためらいがちになるほか、栄養状態の低下で体力が落ち、週に1回の外出も難しくなる可能性があるという。

 相田准教授は、歯の健康を良好に保つ重要性を指摘。「歯が少ない人は自分に合った入れ歯をして、快適にかんだり、しゃべったりできるようにすることが閉じこもりリスクの回避につながる」としている。

 相田准教授らは2006年、愛知県在住の65歳以上の高齢者に、歯の本数と外出の回数などを質問。この時点で閉じこもり状態ではなかった4390人を(1)自分の歯が20本以上残る人(2)19本以下で入れ歯を使っている人(3)19本以下で入れ歯を使っていない人―の3グループに分け、4年間追跡調査した。

 その結果、4年後に週に1回も外に出ない閉じこもり状態になった人の割合は(1)のグループが4・4%だったのに対し、(2)のグループは2倍の8・8%、(3)は2・2倍の9・7%だった。

 これらの数値に年齢や歯以外の健康状態などの条件を加えて調整した結果、65~74歳で入れ歯を使わない人が閉じこもりになるリスクは、20本以上残る人の1・8倍に上るとのデータが得られたという。

口唇口蓋裂に新たな治療 耳の軟骨細胞を培養鼻に移植 高さ・ゆがみ、整える

生まれつき唇や上あごにすき間などがある「口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)」。耳の軟骨細胞を使って鼻の形を整える新たな治療法の開発が進んでいる。また、人工歯根を埋めて義歯を取り付けるインプラント治療に、今年4月から公的医療保険が使えるようになった。

 口唇口蓋裂の赤ちゃんが生まれる割合は、国内では約500人に1人といわれる。上唇に割れ目がある口唇裂、上あごにすき間が残る口蓋裂、両方の症状を伴う口唇口蓋裂に分かれる。

 治療は、あごの発達に応じて出生直後から成長期、成長終了まで段階を踏んで、唇や上あごのすき間を閉じ、鼻の形を整え、歯茎の欠けた部分に自身の骨盤骨などを移植する。骨格が固まる16~18歳ごろをめどに一連の治療は終わる。

 口唇口蓋裂で鼻の変形があった関東地方の会社員の男性(25)は、大学4年の夏、自分の耳の軟骨細胞で鼻の軟骨を再生治療する臨床研究に参加した。骨盤などから取った骨や軟骨を移植する従来の方法と比べ、体の負担が小さいという。

 耳の後ろから1センチ四方の軟骨を切り取り、軟骨細胞を1カ月ほど培養して約1千倍に増やした。特殊なコラーゲンなどを素材にした「土台」(長さ5センチ、幅0・6センチ)に軟骨細胞を入れ、「再生軟骨」をつくった。それを鼻筋に移植し、鼻の高さやゆがみなどを修正した。「痛みが少なくて、うれしかった」

 東京大学と共同で開発したIT企業「富士ソフト」(横浜市)によると、治療対象は17歳以上を想定。再生医療製品として国の承認を得るための臨床試験(治験)中で、来年度の承認取得を目指しているという。

 ■インプラントに公的保険を適用

 また、歯のない部分の治療は16~18歳以降になる。

 関東地方の保育士の女性(23)は一昨年、治療の仕上げとして、1本分の歯の欠けた部分にインプラントを埋める手術を受けた。見た目のよさからインプラントを希望した。当時、埋設手術に医療保険は使えず、費用は約40万円かかった。

 口唇口蓋裂の患者に対するインプラント埋設手術が保険適用になったのは今年4月。手術法や人工歯の種類などによってかかる費用は異なる。日本口腔(こうくう)外科学会の朝波惣一郎(あさなみそういちろう)監事によると、1本実施した場合の患者の支払いは、3割負担で10万円弱が標準的という。「生活の質を高めるもので、ぜいたくではない」と話す。関連学会は、対象となる患者は年間約1200人と見込んでいる。

 ■他科との連携、必須

 口唇口蓋裂の治療は、形成外科や口腔外科が中心となる。ただ、中耳炎を起こしやすく、かみ合わせの矯正や言語訓練なども必要になるため、耳鼻科医や歯科医、言語聴覚士、臨床心理士との連携が欠かせない。また、口唇裂は妊娠時の超音波検査でわかる場合が多く、生まれる前からの対応も求められる。

認知症予防、口腔ケア講座 生活習慣 総合的に指導 宮崎市・岡田整形外科

宮崎市浮田の岡田整形外科(福嶋秀一郎院長)は9月から、地域住民らに生活習慣を総合的に考えてもらおうと、認知症予防や口腔(こうくう)ケアなどについて専門家が解説する月1回講座を同院で始めた。関係者は「生活習慣をトータル的に指導する講座は珍しく、健康寿命を延ばす意識向上につなげたい」としている。

 同院で栄養指導をする管理栄養士の牧春菜さんによると、生活習慣を見直すため食事や体操など単独での指導や講座はあるが、トータル的に取り組む講座は聞いたことがないという。牧さんは「単独だと効果が薄いが、総合的に生活習慣に関する知識を学び、改善できれば健康寿命を効率的に延ばせる」と感じ、同僚と講座を企画した。

 講座は全6回。第1回は「認知症予防」と題して15日にあり、高齢者ら約20人が参加。同院の介護福祉士・矢頭有希子さんが認知症のリスクを下げる食生活や運動を紹介したほか、「料理は数品を同時進行で作る」「囲碁や将棋をする」など、楽しみながら認知機能を鍛えることを勧めた。

 牧さんは「噛(か)むことで脳を元気に」と題し講話。脳に刺激を与え認知症予防になる「かむ機能」が年齢とともに衰えることに加え、「現代は食材の変化や加工技術の進歩から柔らかい食事が主流の『かめない時代』」と指摘。だが「かむ機能は、ある程度回復でき、まずは一口につき30回かむことを意識し顎を鍛えて」などと訴えた。

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