膠原病は免疫の異常で自分の体を攻撃し、あちこちに炎症が起きる病気の総称。いくつかの種類がある。
SLEは発熱、だるさ、顔の赤み、筋肉や関節の痛み、腎臓や心臓の炎症など、全身に症状が出る。関節リウマチを除くと、膠原病の中心を占める。90%が女性で20~30歳代での発症が多い。
体に負担がかかると悪化し、紫外線の刺激も引き金になる。原因は不明で国の特定疾患(難病)に指定されているため、医療費は軽減される。
読売新聞 2009.4.30
膠原病は免疫の異常で自分の体を攻撃し、あちこちに炎症が起きる病気の総称。いくつかの種類がある。
SLEは発熱、だるさ、顔の赤み、筋肉や関節の痛み、腎臓や心臓の炎症など、全身に症状が出る。関節リウマチを除くと、膠原病の中心を占める。90%が女性で20~30歳代での発症が多い。
体に負担がかかると悪化し、紫外線の刺激も引き金になる。原因は不明で国の特定疾患(難病)に指定されているため、医療費は軽減される。
読売新聞 2009.4.30
雨の日のランチタイムは外に出るのが億劫。外に行っても、今度は手頃な店がどこも混んでいたり……。そんな時、手作り弁当があれば、おいしくって、安くって、とっても合理的!お弁当は、ご自分の健康状態に合わせたオーダーメイドという意味でもお勧めです。
でも、梅雨時から夏にかけては、お弁当をこれから始める人には危険な季節。そこで、料理研究家の友人に梅雨時のお弁当づくりのコツを聞きました。食中毒を防ぐ調理のコツは、きっちり下ごしらえをすることだそうです。
まず、おかず。主菜となる肉類を買ってきたら、すぐに火を入れておくか、酒・塩・こしょうなどをふりかけて軽く下味を付け、半調理してから冷蔵もしくは冷凍します。魚なら、塩を振って水を切り、劣化するのを防ぎます。
副菜も、茹でただけの食材や生野菜を詰めるのは厳禁です。腐敗の原因は水分ですから、根菜は油で揚げるか、十分汁気(しるけ)が飛ぶまでから煎りするか。
ご飯は完全に冷ましてから弁当箱に詰めましょう。急ぐときは冷蔵庫に入れるのもいい方法。暑い日はすし飯にしたり、ゴマ塩やふりかけをご飯に振りかけて塩を効かせたりするのもいいですね。炊き込みご飯は傷みやすいので、夏場のお弁当に入れるのは止めましょう。
常備しておけるお惣菜としては、ブタのかたまり肉やトリのモモ肉を、水と酒を同量にして煮たものを保存しておき、焼豚、焼き鳥、揚げ物などに。肉団子はボイルしてから冷凍し、使う時にはそのまま油で揚げるか、鍋で甘辛く煮付けます。
ハンバーグは焼いてから冷凍します。手作りシュウマイも、お弁当用には野菜をたっぷり入れておけば、醒めてもふっくらしています。おむすびが好きな人は、焼おむすびにして、味噌や醤油でこんがりと焼き色をつけるのもおすすめです。
そして、この時期のおばあちゃんの知恵といえば、梅干し!
梅のクエン酸は、暑くて湿気の多い日本の夏バテ対策に効果的。消化を助け、疲労の原因になる乳酸の働きまで抑えてくれる優れものです。梅干しを一粒加えてご飯を炊くと、ご飯がすえてしまう時間が半日は違うそうです。自家製の梅酒でおかずを煮つめてもいいでしょう。
持ち運びが重くなりますが、簡易保冷バッグや保冷シートをうまく使えば、サラダやディップも楽しめます。熱がこもらないアルミのお弁当箱も、この季節に向くお弁当箱です。昔ながらの竹や籐で編んだ篭(かご)に、心をこめて握ったおむすびだけ、というのもオシャレかもしれませんね。
コラムニスト 鈴木 百合子
厚生労働省が発表しました「2008年国民生活基礎調査(概況)」によります
と、2007年の1世帯あたりの平均所得額は前年比1.9%減の556万2千円と平成に
入ってから最低額だったことがわりました。
『所得金額階級別』に相対度数分布をみると、「300~400万円未満」が13.0%、
「200~300万円未満」が12.8%と多くなっています。
多くの世帯の実感に近いとされる中央値は448万円であり平均額より低い世帯
の割合は60.9%となっていました。
なお、生活状況については、「生活が苦しい」と感じる割合は、過去最高の
前回調査に並ぶ57.2%で、11年連続で、過半数を占めました。特に子供がいる
世帯で「苦しい」と回答している割合は多く、62.1%でした。
調査は昨年6,7月に全国の約4万6千世帯を対象に実施。うち、約6,300世帯に
前年の所得や暮らし向きについて尋ねたものです。
日本介護福祉士会(石橋真二会長)はこのほど、介護福祉士など介護職員が行うことが違法とされている「口腔内の喀痰吸引」などについての調査結果を公表した。それによると、8割強の介護職員が喀痰吸引に「不安を感じている」ことが明らかになった。厚生労働省が開いた「第2回特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会」の中で示した。
調査は今年の5月30日から6月8日まで、同会の総会で配布された調査票や、ホームページに掲載された調査票をファクスで回収する方法で、全国の介護福祉士に対して行った。回収数は1102票だった。
調査結果によると、喀痰吸引に「不安を感じている」介護職員の割合は83.8%に上り、「感じていない」の10.3%を圧倒的に上回った。無回答は6.0%=グラフ=。
同会では、不安を感じる理由について、医療行為であり、違法であるにもかかわらず、業務上行わざるを得ないという「制度上の不安」と、喀痰吸引そのものに対する「技術的な不安」が多いと指摘している。
喀痰吸引について、誰の指導を受けたかという質問では、「看護師」が65.4%、「介護職員のリーダー」が6.1%、「医師」が2.4%だった。「研修や指導を受けたことはなく、体験的に会得した」との回答が19.0%に上っており、同会の木村春恵副会長は「かなり問題とされる数字だ」としている。
また、「勤務する特養の施設長が、介護職員が喀痰吸引を行っていることを知っていると思うか」との質問に対しては、「思う」が86.9%に上り、「思わない」の4.5%を圧倒的に上回った。現実に介護職員の多くが、違法行為でありながらも喀痰吸引をし、管理者である施設長もそれを認識しているとみられる。
さらに、一般的に看護職員が出勤している午前8時半から午後5時半までの時間帯でも、介護職員の約4割が喀痰吸引を行っていることも明らかになった。同会では「想定していたよりも多かった」と話している。
このほか、消化管に通したチューブに流動食を注入する「経管栄養」や「胃ろう」の処置についての調査結果も示された。
「60歳超の成人の3割は、ブタ由来A(H1N1)に対する免疫を有している可能性
がある」。そんなレポートを、米疾病管理センター(CDC)が先日公表しました。
2005年以降に季節性インフルエンザワクチンの接種を受けた人々の血清標本を集
め、ブタ由来A(H1N1)に対する交差反応抗体のレベルを調べた結果、明らかに
なったものです。
これらの人々は、過去の感染または予防接種により、ブタ由来A(H1N1)に遺
伝子配列と抗原性が類似しているウイルスに暴露していたと考えられる、とCDC
は推測しています。今回の新型インフルエンザ流行では、若年層の感染者が多い
ことが指摘されていますが、その謎を解くカギの1つとなるかもしれません。
目には青葉 山時鳥(ほととぎす)初松魚(がつお = 鰹)
美しい新緑を見、ホトトギスの声を楽しみ、ハシリの鰹を味わうのが江戸っ子
の粋というもの。江戸時代前期の俳人、山口素堂の句のとおり、爽やかな中にも
太陽光線が強くなって、なんとなく心弾むこの季節。「女房を質に入れても…」
なんて失礼なことをいう輩(やから)もいたようですが。
さて、目に鮮やかな青葉の全体が白く霞んで見えたり、二重に見えたり、眩し
かったりしたら、白内障の恐れあり。白内障はカメラのレンズに相当する水晶体
が混濁し、光がきちんと網膜に到達することができなくなる病気です。最近、父
が白内障の手術をしたので、主治医の先生にしっかりお話を伺いました。
コラムニスト 鈴木 百合子
☆ 続きはこちらからご覧いただけます。
http://www.gcdental.co.jp/column/vol161.html?utm_id=090527
経鼻内視鏡は楽で安全性も高く、癌検診の裾野を広げたとして高い評価を得ている。一方で細径化に伴い若干の機能制限は避けられなかった。「通常径の経口内視鏡(以下、通常内視鏡)を使い慣れていると非常に使いにくく感じられる」(12月号の記事での医師のコメント)との見方もある。しかし、経鼻内視鏡も慣れれば使いにくいとは感じない。
経鼻内視鏡には通常内視鏡とは異なる特性がある。それを欠点と呼ぶのは適切ではない。通常内視鏡は遠景気味で、広く見渡すような観察に適しているし、経鼻内視鏡は近接で比較的狭い範囲を見ることに長けている。近接時の解像度は通常内視鏡に勝るとも劣らないとの報告もあり、明るさの低下も補える。
通常内視鏡と同じ感覚で経鼻内視鏡検査を行うと、若干違和感を覚えるかもしれない。経鼻内視鏡の特性に合った観察法を工夫する必要がある。
ひと言でいえば、現場の医師の感覚はやはりするどい、ということだろう。
現在 日本で主に流行している季節性のインフルエンザはB型で、A型は流行していない。それなのにクリニックの医師が診た高校生は、迅速検査でA型陽性だった。この地域の高校生の間でこの時期にインフルエンザ様の症状を訴える方が増えているとの情報もあったようで、これはおかしいと、検体を公的な検査機関に送ったのではないか。
検査までには3日かかっている。これについては、おそらく検査機関が渡航歴のある発熱外来受診者の検体のPCR検査を優先したのだろう。渡航歴のない人の検体が後回しになるのは自然なことだ。
今回の事例について、「PCR検査をするまでに3日かかった」と、またもや非難論調が出ている。しかし私たち医師はそこを問題視するのではなく、全国的にはむしろB型インフルエンザが多いこの時期に、A型が限られた地域で多発していることに対して「何やら異常である」という感覚を持てることの重要さを、この事例から改めて学ぶべきだと考える。
現時点での本邦の症例定義では、海外渡航歴があることを前提としている。今回渡航歴のない人に発症が見られたことで、今後改訂がなされるだろう。しかしそれまでの間でも、渡航歴のない人がインフルエンザ様の症状を訴えて受診することは当然あり得る。では、当面、どうすればいいのか?
インフルエンザ様症状の患者が来院したら、いつも通り感染対策に留意しつつ診て、可能な限り迅速検査による診断を行う。常に自施設・他施設でA型インフルエンザの多発がないかを確認し、地域の方々や保健所の担当者とよく連絡を取りつつ、早期の拾い上げにつなげる―。
いつも通り淡々とやることが重要だ。結局は、いつも通りのインフルエンザ対策をやればよいと思う。