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【8月11日放送】口からわかる大病SP その原因、Xにあり!

口内炎だと思ったら命に関わる舌がんだった!?
 口内炎だと思っていた男性が紹介された。

 男性は普段から口内炎ができていた。舌の側面に“デキモノ”ができていたのを見つけたがいつもの口内炎だと思い、放置していたという。男性は偶然知り合った歯科助手の女性に診断を勧められ、口腔外科で診察してもらったところ、「舌がん」であることが判明した。舌がんは日本では年間約4,000人が発症しているという。

口内炎と舌がんの見分け方
 口内炎は2~3週間で消えるが、舌がんの場合は2~3週間経っても消えないという。また舌がんは食事の際にしみることがないという。

口が渇くと思っていたら肝硬変・腎不全を招く難病???
 口が渇くと思っていた女性が紹介された。

 当時、女性は口が乾きがちになり水分補給が欠かせなかったという。ドライマウスは唾液の分泌が減り口内が乾燥する症状となっている。当時、女性はお弁当のおにぎりを飲み込むことができなかったという。その後、目も乾燥するようになり病院で診察したところ、シェーグレン症候群であったという。

口臭の原因は身体の異常!?臭いで病を見分けられる!
 口臭を指摘された男性が紹介された。口臭は身体の異常と密接な関係があるという。

 専門家によると口臭の原因の9割が口の中にあり、1割が身体の異常であるという。病気が原因の口臭は常に臭いがあり、鼻からも臭いがするという。

 口臭外来では口臭の成分を分析する測定器で患者の呼気を採取して測定する。また口臭でがんを嗅ぎ分けるがん探知犬もいるという。

歯茎の出血が心不全を招く!?中高年に急増する???
 歯茎から出血があった男性が紹介された。男性は高熱となり、総合病院の内科で受診したところ「感染症心内膜炎」を起こしていた。感染症心内膜炎とは、細菌が心臓の弁に付着し正しく動作しない症状となっている。「歯周病菌」が紹介された。歯周病菌は、歯茎や歯槽骨に繁殖しやすい菌で成人の約80%が保菌しているという。感染症心内膜炎と診断された男性は、歯周病菌が歯茎の傷から心臓に感染していた。

心不全を招く歯周病菌 予防する正しい歯磨きとは?
 歯周病菌は元々保菌していたまたは親子間で感染するもので、軽く磨いて出血した場合は歯周病菌の可能性があるという。また歯周病菌は減らすことはできるが完全にはなくならないという。

 一般の人の歯磨きの仕方が紹介された。力を強く入れて大きく動かす男性、前歯を立て磨きする女性が紹介された。

 専門家によると歯を磨く順番が決まっていることで磨き残しが起こりにくいという。歯を磨く際に動きが大きいと歯周病ポケットに歯ブラシが入らないという。また力が強いと毛先が開くため歯周ポケットに入らないという。歯周病の元となるのが歯垢で、歯垢を取り除くことが基本になるという。歯垢は食べ物の残りカスに付着した細菌の塊であるという。また歯磨きは起床後と就寝前がポイントであるという。

食物経口負荷試験で3歳児死亡、学会が周知

食物経口負荷試験でのアナフィラキシーショックで3歳児が死亡した米国の事故を受け、日本小児アレルギー学会はこのほど、公式サイトに、米国などの関連学会による共同声明と国内関連ガイドラインの抜粋を掲載した。食物経口負荷試験等で同様の悲劇が起こらないよう、安全性への配慮を促している。

被害者は複数の食物アレルギーと喘息の患児
 死亡したのは、米アラバマ州の3歳男児。乳製品を含む複数の食物アレルギーと喘息があった。同州のバーミングハム小児病院で加熱した牛乳を含む食物経口負荷試験を実施したところ、重篤なアナフィラキシーショックを起こしたという。

 これを受け、米国アレルギー・喘息・免疫学会(AAAAI)と米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI)、カナダアレルギー・臨床免疫学会(CSACI)は共同で声明を発表し、同試験を行う際の安全性への配慮を改めて周知した。

 日本小児アレルギー学会は公式サイトに、共同声明と併せ、同学会が発行している『食物アレルギー診療ガイドライン2016』より、食物経口負荷試験に関する第7章を抜粋して掲載。安全対策や基礎疾患のコントロールなど配慮すべき項目を挙げ、注意を促している。

根管治療って?

根管とは歯髄(神経や血管など)が通っている歯の根の中の管のことです。
深いむし歯や歯に対する外傷や亀裂、歯根の先に膿がたまった時など
歯髄に炎症や感染を引き起こしたときに根管治療が必要になります。

歯髄を除去し、根管内を清掃・消毒した後、
根管内が再感染しないように神経(歯髄)に代わるものを充填します。
歯の根の数は前歯は1本、奥歯は概ね3本など場所によって違いがあります。
そのため根管治療にかかる回数は治療する歯によって異なりますが、
およそ3回~5回くらいまでに終わる場合がほとんどです。

根管治療した歯は再発しやすく、再治療の場合は清掃・消毒してから
治療になるので回数が数回増える場合もあります。
根管治療中は、治療中の歯で噛まないように気を付けることと、
指示された通り治療に通うことが大切になります。

痛みが取れたからと自己判断で通院を止めたり期間を開け過ぎると
治療中の仮の詰め物から内側に細菌が入り込み
周囲の骨を溶かしてしまうことがあるので、
最悪の場合、抜歯になってしまうこともあります。

治療後も痛みがある場合があります。
歯の中の神経を除去しても、歯の周りに神経があります。
この神経に痛みが表れたりすることがあります。
痛みが続く場合は歯科医院に行って診てもらうようしましょう。

アンチエイジングの話

肌がくすむように歯も色に変化が現れます。
これは歯の表面の白いエナメル質が加齢と共に薄くなり、
その下の象牙質が透けてくるからです。
唾液の分泌も30歳くらいから減少し、
口腔乾燥を起こしやすくなり、口腔疾患のリスクも高くなります。
歯肉退縮もみられ、「お口の見た目」にも変化が現れます。
では、お口の見た目のアンチエイジングにどう取り組むか?
・ホワイトニング
・歯列矯正
・咬合調整
・補綴物(被せものや詰め物)の交換
などが挙げられますが、自費の治療も多くなります。

口腔環境を整えることは、全身のアンチエイジングにも繋がります。
歯磨きや粘膜清掃等を行うことはもちろん、
口腔マッサージ等を行い筋肉を柔らかくすること、
唾液の分泌促進をすることも重要になってきます。

そして、もう一つ大切なのは咀嚼です。
よく噛むことは唾液の分泌を促進し、口腔内の自浄作用を促します。
口腔内の状態を一定に保つ緩衝作用が起こり、
口腔細菌の繁殖を抑え、むし歯や歯周病発症のリスクを下げたり、
口臭予防などに繋がります。
さらに咀嚼により
・副交感を刺激する・・・・・免疫力アップ
・血液の循環がよくなる・・・脳の活性化
・口周辺・頬の筋肉運動・・・しわやたるみの防止
などの効果が期待できます。

食物繊維を取ることで口腔内清掃にも繋がりますので
お食事にゴボウやレンコンなどの根菜類を取り入れて
しっかりと噛むお食事をする事も
比較的簡単にできるアンチエイジングとしてお勧めします。

ちょっと気になる!≪サメの歯≫

昔、サメの映画を観て海に行けない時期がありました。
映画で観たサメの口は大きく、その歯はとても印象的でした。
種類にもよりますがサメの口には6~20列の歯が並び、
中には3,000本の歯を持つ種類もいます。
そして前列の歯がすり減る、割れる等不具合が起こると抜け落ち
後列の歯が前へと移動します。
サメの歯が抜けやすい原因の一つは歯を支えている
歯槽骨や歯根膜がないからです。

人間は永久歯がダメになったからといって
残念ながら、新しい歯が後ろから前に移動してきたりしません。
今ある歯をしっかりとケアして大切に使うことが大事ですね。

動物は種類によって歯の数が様々です。
犬は42本、猫は30本・・。
犬はむし歯になりにくいですが、サルはむし歯になります。
動物はそれぞれに食形態に合った歯の形になっています。

▼他の動物はどんな歯を持っているでしょう。
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/g0od66t08sng7hgaj4UkX

日本人の死因第3位 肺炎の最新予防法 名医とつながる!たけしの家庭の医学

日本人の死因 第3位 【肺炎】の最新予防法
 肺の病は生きることに直結する場合が多く、健康長寿のためには肺の機能を正常に保つことが大切。食べた時にむせることが多い場合は、誤嚥性肺炎の可能性がある。

急増する誤嚥性肺炎の最新予防法を名医が発見
 誤嚥性肺炎は日本人の死因第3位に浮上してきた肺炎の一種。肺炎患者のうち60代ではおよそ半分、70代以上では7割以上が誤嚥性肺炎といわれている。誤嚥性肺炎を予防するための重要ワードは「飲み込み力アップ物質」。

急増する誤嚥性肺炎を防ぐ飲み込み力アップ物質
 正常な人が液体を飲む瞬間、液体は全て食道へと流れるが飲み込み力が衰えた人の場合は液体の一部が食道ではなく気管へと侵入するため咳き込むことやむせることが多くなる。「誤嚥」とは飲み込む力が低下し食べ物などが気管に入ること。誤嚥を繰り返すうちに肺に侵入した細菌が繁殖することにより「誤嚥性肺炎」を引き起こす。

 細菌の研究により、飲み込む力の低下を引き起こす原因は脳にまつわるある病にあった。さらにその病は中高年に多く発症し65歳以上の4人に1人が起こしている病でその病を発症しても症状が全くない為気付いていない人がほとんどだという。しかし最新研究によれば、要介護患者の飲み込む力アップ物質の分泌を増やしたところ飲み込み力が2~4倍も活性化し正常レベルに回復した。

 秋野暢子は「サプリが飲みづらくなった」、中山秀征は「歌っている時にむせることがある」という。ある調査では、誤嚥性肺炎は50代から増加し始め、肺炎患者の20%を占めている。

 東北大学の佐々木英忠先生は30年以上、老化が関わる病の研究・治療を行い日本老年医学会の理事長も務めた加齢と病の関係のエキスパートであり、誤嚥性肺炎の予防や治療法の研究に心血を注いでいる。誤嚥性肺炎は6年前に脳卒中を抜き、日本人の死因第3位となった。毎年10万人以上が誤嚥性肺炎で死亡している。肺炎の多くは誤嚥性肺炎。誤嚥性肺炎は薬で治せるが、飲み込み力低下を治す方法がないため再発が多く重症化しやすいという。飲み込み力アップ物質の正式名称は「サブスタンスP」。全身の様々な神経にある神経伝達物質で「痛み」等の情報を脳に伝えている。サブスタンスPが多い人は飲み込み力が正常で少ない人は飲み込み力が低下しているという。

 誤嚥性肺炎を防ぐカギ「サブスタンスP」は、食物が喉の奥に来た時に刺激を感知し脳や脊髄に信号を送って気道の蓋をすばやく閉め、食べ物を食道へ流している。サブスタンスPが減った場合、食物が来てもすぐ感知することができず気道の蓋をすぐに閉められなくなる。すると食べ物の一部が気道に入り誤嚥につながる。このサブスタンスPが減ってしまう大きな原因として、ある脳の病の存在が分かってきている。

飲み込み力低下から肺炎を招く中高年に多い脳の病とは?
 誤嚥性肺炎を招く飲み込み力の低下。中高年の4人に1人が患っているある脳の病が関係していることが分かった。

 飲み込み力アップ物質のサブスタンスPを減らしてしまう脳の病とは何なのか。まず、飲み込み力が衰えている人は本当に脳の病になっているのか検証した。60~70代の男女9名に普通の弁当を食べてもらった。食事の様子を見てみるとほとんどの人が慎重に弁当を食べ何人かが誤嚥をしていた。30秒間に唾液を何回飲み込めるかをチェック。人差し指と中指で喉仏を挟むようにあてて唾液を飲み込み、喉仏が人差し指を越えて元に戻るまでを1回として30秒間の回数をチェックする。6回以上であればクリア、5回以下だと要注意状態、2回以下は危険レベルとなる。クリアできなかった場合、ある脳の病が原因で飲み込み力が低下している可能性がある。

 ミニトマトが喉に詰まりそうになった原田さんは4回、要注意状態だった。ご飯を少量ずつ食べていた篠田さんは2回、誤嚥を起こしやすい危険レベルだった。9人中5人がクリアできず飲み込み力が衰えていた。

 脳ドックを行っているクリニックで脳の状態を調べた。飲み込み力が正常な4人の脳は全員が正常、飲み込み力が衰えた5人のうち3人にある病が確認された。

 飲み込み力が低下した3人に確認されたある脳の病とは「脳梗塞」だった。

飲み込み力低下から肺炎を招く症状のない小さな脳梗塞
 飲み込み力低下を招く症状のない小さな脳梗塞。

 脳梗塞とは偏った生活習慣でできた血栓が脳の血管を塞ぐ病、脳を壊死させ最悪の場合は死に至る。しかし今回の脳梗塞は命に関わる重大なものではなく、脳の血管の中でも特に細い血管が塞がれて起こったもの。壊死はごく小さい部分で自覚症状はほとんどない。この場合は無症候性脳梗塞と呼ばれる。しかし、最近の研究では無症候性脳梗塞が誤嚥性肺炎を引き起こす飲み込み力低下の原因となっていることが分かってきた。

 無症候性脳梗塞とは細い血管で起こる脳梗塞。細い血管は脳の中心部にあり、脳の中心部はサブスタンスPの材料が作られている場所のため脳の中心部で小さな梗塞ができるとサブスタンスPの材料が減少し、飲み込み力低下で誤嚥を起こしやすくなる。しかし佐々木先生の研究ではサブスタンスPを増やす効果が期待できる食材が分かってきたという。

飲み込み力を上げて肺炎を防ぐサブスタンスPを増やす食材とは?
 サブスタンスPを増やす食材でどれだけ飲み込み力がアップするのか、飲み込み力が低下していた原田洋子さんの協力を得て検証した。原田さんの脳からは無症候性脳梗塞も見つかっている。原田さんに喉のレントゲン検査を受けてもらったところ、食べ物の一部が蓋の上に残ってしまうことが分かった。蓋の下がる勢いが弱いため、全てを食道へと運びきれていなかった。

【検証】唐辛子&黒コショウで飲み込み力を上げて肺炎を防ぐ
 サブスタンスPを増やすにはどんなものを食べればいいのか。佐々木先生によると「カプサイシン」を摂取すると良いという。カプサイシンは、唐辛子などに含まれる辛味成分。最新研究によると飲み込み力が落ちた人にカプサイシンを1日4.5マイクログラム摂取してもらったところ、1ヶ月で飲み込み力が約2倍に活性化したという。カプサイシンの刺激はサブスタンスPが感知するため、カプサイシンの刺激を増やすことでサブスタンスPが活性化して増加する。脳への神経伝達がスムーズになり、飲み込み力もアップする。黒コショウでも同様の結果が得られている。

 カプサイシンの入った唐辛子と黒コショウを5日間、原田さんに毎食摂取してもらう。摂取量はお好みの分量でOK。原田さんのサブスタンスPの値は262。検証を初めてから3日目、これまで食事中に何度も咳き込むことがあった原田さんだったが一度も咳き込むことなく食事を終えていた。検証を終え、原田さんの血液中のサブスタンスPの値を測定。検証前の262から326へと大幅に増加していた。さらに喉のレントゲンで飲み込み力もチェックしたところ、検証後は食べ物を全て食道へと流せていた。

歯周病で関節リウマチ悪化 新潟大、仕組みの一端解明

口の中にいる歯周病菌が、胃などを経由して腸に届き、腸内細菌のバランスに影響を与え、関節リウマチを悪化させるメカニズムの一端を、新潟大や理化学研究所のチームがマウスを用いた実験で突き止め、31日付の英科学誌電子版に発表した。

 新潟大の山崎和久(やまざき・かずひさ)教授(歯周病学)によると、人でも同様の仕組みが働いている可能性がある。「口内の細菌を調べることで、全身の健康がチェックできる手法の開発につなげたい」と話した。

 関節リウマチは、指や膝などの関節の骨に痛みや変形が生じる病気。症状の悪化に歯周病が関係していることは明らかになっているが、詳細な仕組みは分かっていない。

 チームは、2種類の歯周病菌を口の中に投与したマウスにそれぞれ関節リウマチを発症させ、菌を投与せずリウマチを発症させたマウスと比較。その結果、一方の菌を投与したマウスだけ、手足の指の炎症が悪化していることを確認した。

 ふんを調べると、この菌を与えたマウスでは、腸内細菌のバランスに変化があった。腸の組織では、炎症を引き起こす特殊なタンパク質の量が増えていた。

 山崎教授は「腸内環境の変化でこのタンパク質が増え、関節まで届いてリウマチを悪化させるのだろう」と推測した。

脳梗塞、歯の細胞から薬開発へ― 後日投与でも後遺症抑制 ―

製薬会社JCRファーマと帝人は7月18日(火)、他人の歯から取り出した細胞を使った急性期脳梗塞の治療薬を共同で開発すると発表した。
従来の治療法は発症から数時間以内に始めなければならないが、この薬の開発が成功すれば一定時間血流が滞っても静脈内に入った歯髄幹細胞が炎症を抑える役目を果たすことで後遺症を防ぐ。すでに脳梗塞状態のマウスを使った実験では想定した結果が出たという。両社は2018年度中に治験を開始する計画だ。

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