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さわやかな吐息で、社交美人に

手を口元に当てておしゃべりすることありませんか?それは無意識にあなたが口臭を気にしているサインです。口臭は気にし過ぎるのもよくありませんが、心当たりがあるなら改善したいもの。まず、口臭についてですが、口臭には健康な人でも発生する「生理的口臭」、ニンニクなどの食べ物による「外因性口臭」、病気による「病的口臭」、そして本人だけが口臭があると思い込んでいる「心因性口臭」があります。
 そして口臭の約80%が口の中に原因があるといわれています。生理的な口臭は舌苔や口腔内の不潔などがその理由のほとんどですが、これらは日ごろの心がけやセルフケアで改善できます。食べ物が原因の場合は、肺から出てくるものなので、においは時間が経てばおさまります。つまり、口腔環境をきちんと整えれば、口臭は改善できるのです。まずは原因を正しく理解して改善策を模索してみましょう。
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白く元気な歯を目指すトラブルレスキュー

おばあちゃんになっても、笑顔がキュートな女性でいたいですね。高齢になっても、32本の歯のうち20本の歯が残っていれば、たいていのものをおいしく食べられるといわれています。食べることは、幸せなこと。その幸せをずっとかみ締めるためにも、意識してほしいことがあります。まずは歯周病について。成人の実に8割がかかっているといわれるこの病気。老いたら歯がなくなるのは当たり前ではなく、この歯周病対策をきちんとしていれば、自前の歯でごはんをおいしくいただくことができます。気づかなかったり放置しがちですが、進行すると、最後には歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。
 もうひとつがホワイトニングについて。せっかく歯が健康でも、黄ばんでいたり茶ばんでいてはせっかくの健康な歯が台無し。歯が白いだけで年齢が若く見えるというデータもあるほど。しっかりケアで美しい歯をキープしましょう。
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歯ブラシは、口の状態で選びます

 たくさんの種類が出ている歯ブラシ。毎日使う歯ブラシなのに、選び方や替え時をわからないままでいる人も多いはず。まず歯ブラシは1日3回の使用で1ヶ月で取り替え、1日2回の使用でも2ヶ月で取り替えが必要です。毛先が開いていなくても、繊細な毛先のコシは確実に低下しています。コシがないブラシで磨いても歯垢の除去率が落ち、効率がよくありません。そして歯ブラシの選び方もポイント。ヘッドの形状や毛の硬さなどさまざまなタイプが販売されています。
 好みも大事ですが、左のポイントを参考に選んでみてもいいでしょう。磨き方の手順は我流のものでも問題ないですが「毛先を歯にきちんと当てる」「小刻みに動かす」「1か所20回」「大事な腕時計を磨いているような力加減(200g程度)」この4つを意識しながら磨けばOK!
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「これからの歯科医療を考える夏期セミナー 2012」 開催される

7月13日(金)午後2時より道歯会館2階大講堂において、「これか
らの歯科医療を考える夏期セミナー2012」が道歯会主催のもと開
催された。特別講演1では、講師として厚労省北海道厚生局局長で
ある梅田 勝氏により、「これからの歯科医療に期待するもの」と
題して講演が行われた。講演では、「平成24年度介護報酬改定にお
いて口腔機能維持管理加算が新設され、これは口腔ケア、歯科医師、
歯科衛生士の取り組みが介護の世界において大きな評価を受けた第
一歩であろう」と話し、さらに口腔ケアへの取り組みが医療、介護、
福祉全体に与える影響などについて述べた。特別講演2では、日大
松戸歯学部保健医療政策学教授であり、また日本歯科医師会嘱託で
ある笹井 啓史氏による「歯科診療報酬から歯科医療を再構築する」
と題した講演が行われ、中医協と診療報酬改定の流れや医科と比較
した現行の歯科診療報酬の課題について触れ、目指すべき歯科医療
の未来図について述べた。

悩みを解消するのは、歯みがき剤でした

お口の健康を維持するために欠かせない「歯みがき」。でも、「1日2回、朝と夜に」という漠然とした解釈で今日まで過ごしてきたという人も多いのでは?じつは、これではとっても不十分。まずは正しい「歯みがき」をおさらいしましょう。食べ物に含まれる「糖」が口の中に入ると、口の中の細菌の働きが活発になり、「酸」を作り出します。じつは、この「酸」が虫歯の根源になっている悪者!
 しかも、この「酸」は食後しばらく出続けるやっかいものでもあります。「酸」が口の中を支配する時間を少しでも短くすること、これがお口ケアの最大のポイントになります。つまり、朝起きたときや寝る直前に歯みがきするのは、虫歯対策において万全とはいえません。虫歯や口の健康を第一に考えるなら「食べたらみがく」を心がけましょう。
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口の乾燥と唾液 湿潤材使用で改善も

唾液は、消化を助けたり、粘膜を保護したり、食べ物をかみ砕く時に混ぜ合わせて固まりを作って食べやすくしたり、味が分かるようにしたりなどの働きをしています。ほかにも、食後に口の中が強い酸性になったような時に、そのままだと歯はすぐにむし歯になってしまいますので、食後30~40分ぐらいで中性に戻して、むし歯になるのを防いだり、初期のむし歯を修復(再石灰化)したりしています。
 唾液が減ると口の汚れを洗い流すことができないのと、臭いの原因を薄めることができないのとで口臭が強くなることがあります。また、入れ歯は唾液がないとガタガタして歯ぐきや粘膜を傷つけます。唾液があることで粘膜が柔らかくなり隙間がなくなり密着します。
             福島民友 2012.4.16

がん治療と口腔ケア 怠ると口内炎や歯肉炎も

外科療法、特に消化器の手術の場合、口からの食事が制限されるため、口の自浄作用が弱まり、がんが治ったときに、いざ口から食事を取ろうと思うと、思うように取れないこともあります。化学療法や放射線療法は、その治療そのものによる粘膜炎などの副作用が出ることが多く、口内炎もまれではありません。
 免疫機能も弱くなることじゃら、歯肉の炎症を起こしやすくなり、口腔ケアを怠ると、重症化してしまいます。最近、これらの問題を解決する目的に歯科医師会とがん治療を担当する総合病院などの医療施設が連携することにより、少しでも、これらの副作用が少なくなるような取り組みがなされ、この4月には、そのシステムが構築されました。今まで以上に口腔ケアを受けやすい環境が整備されてきたので、がんの治療を受ける患者さんは、事前に、がん治療を担当する先生、またはお近くの歯科医院にご相談ください。
             福島民友 2012.4.13

初期虫歯修復の効果

東京医科歯科大学の北追勇一助教らは、フッ素とカルシウムを含むガムに初期の虫歯を修復する効果があることを実験で確かめた。1日3回、20分ずつガムをかむと、虫歯で柔らかくなった歯の表面を硬く戻せた。手軽な虫歯予防になるとみており、歯科医向けにガムを製造している江崎グリコは特定保健食品などへの申請を検討し、認知度の向上を目指す。
 ▼虫歯の修復
   歯の表面のエナメル質から抜けたカルシウムなどのミネラル分を再び補給し、元に戻すこと。この働きはだ液などに備わっているが、ガムなどでカルシウムを供給すると効果が上がる。フッ素も合わせてとると、より硬くて丈夫な結晶構造ができる。
   カルシウムなどが抜けて歯の表面が柔らかくなった段階は初期虫歯。修復されずにその部分がはがれると、穴やくぼみがあく。この段階まで進むと修復は難しく、歯科医による治療が必要になる。初期虫歯の段階で進行を止めることが歯の維持につながる。
             日経産業新聞 2012.4.13

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