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近視進行抑制薬「リジュセア」が選定療養の対象へ

 中医協総会は1月9日、参天製薬の近視進行抑制薬「リジュセア(一般名:アトロピン硫酸塩水和物)」を選定療養の対象とする方針を了承した。これにより、治療に関する検査の技術料は保険外併用療養費として扱い、薬剤費は患者自己負担とする方向で整理される今後、点数などの詳細を議論したうえで、2月の答申、6月施行が予定されている。

■ 混合診療の懸念を整理
 現在、リジュセアを用いた近視進行抑制治療は、診断から投与まで一連の行為が自由診療となっている。一方で、近視診断や眼鏡・コンタクトレンズ処方に必要な診療行為は通常保険診療で行われるため、コンタクトレンズ目的の受診と同時に同剤の処方を希望した場合、混合診療とみなされる恐れが指摘されていた。
 今回の選定療養化により、こうした課題の整理が図られる形となる。

■ 診療側・支払い側ともに賛同
 診療側・支払い側の双方が今回の方針に賛同。学会ガイドラインを踏まえた適切な制度設計を求める声が上がっている。
 一方で、「コンタクトレンズ着用時との公平性の観点からやむを得ない対応」としつつも、薬事承認後に自由診療で処方されていた製品が選定療養の対象となることは本来望ましくないとの見解も示され、今回の措置は例外的対応である点が強調された。
 
 今後の制度設計や運用の詳細について、引き続き注目される。
【メディファクス】

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