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高齢者のケア 歯ブラシを口に入れないときは

歯ブラシを口の中に入れさせてくれない方は、①口の衛生観念が乏しい方②認知症があるため認識できない方③口の中に痛みのある方などが考えられます。口のケアが行われずに問題になるのは、虫歯や歯周病ばかりでなく、口にたまった細菌のかたまり(プラーク)や食べ物のかすが誤って肺に侵入することで起こる、誤嚥(ごえん)性肺炎などの全身疾患を併発する可能性が高くなるからです。
 ①口の衛生観念の乏しい方の場合=口の衛生の重要性を理解し、磨くことの必要性を納得していただくことが大切です。食事がおいしくなったり、口臭が無くなりさっぱりしたりすることなどから理解を深め、根気強い努力と励ましが大切です。
 ②認知症のある方の場合=簡単な方法から慣らしていく方法があります。まずお茶を飲むことからはじめ、次にお茶で口をすすぐことができるようにし、そして綿球・綿棒・ガーゼなどを湿らせ、口唇、口の中と順に清拭(せいしき)を行って、歯磨きまでもっていくようにします。
 ③口の中に痛みがある方の場合=日常生活動作の低下に伴い、口のケアの拒否でしか痛みを訴えられない方もいます。一度専門家にmてもらうことも大切です。いずれも、口に合ったケアを探すことが必要です。
              福島民報 2012.1.9

生きる力を支える歯科医療の実現に向けて

日歯は2月11日(土・祝)、昨年8月2日(火)に成立し、同10日(水)に、公布・施行された「歯科口腔保健の推進に関する法律」(歯科口腔保健法)の成立記念シンポジウム「生きる力を支える歯科医療の実現に向けて」を、都内の東京国際フォーラムで定員の800名を超す856名の参加を得て開催した。
              日歯広報 2月25日

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