永久歯の奥歯(第一大臼歯)と前歯(中切歯)のエナメル質は出生直前後に形成されるが、近年、そのエナメル質の形成不全が注目されている。このエナメル質形成不全は、歯の色が変化するなどの審美的な問題、歯の質低下によりう蝕になりやすいなどの問題が指摘されている。そんな中、日本小児歯科学会と富山大学の共同研究により、小児のエナメル質形成不全の割合が、西日本で高く、東日本で低い、西高東低の分布を示すことを発表した。
永久歯の奥歯(第一大臼歯)と前歯(中切歯)のエナメル質は出生直前後に形成されるが、近年、そのエナメル質の形成不全が注目されている。このエナメル質形成不全は、歯の色が変化するなどの審美的な問題、歯の質低下によりう蝕になりやすいなどの問題が指摘されている。そんな中、日本小児歯科学会と富山大学の共同研究により、小児のエナメル質形成不全の割合が、西日本で高く、東日本で低い、西高東低の分布を示すことを発表した。
日本歯科医師会が8020運動30周年記念事業として製作、歯科医療現場をテーマに若者たちの成長を描いた映画「笑顔の向こうに」が2月15日よりイオンシネマで全国公開され、盛況となっている。歯科医療現場が映画の題材になったのは、洋画・邦画含めてもおそらく初めて。完成披露上映会で、「入れ歯がこんなに出てくる映画はない」と榎本監督が言っているが、「普段、あまり関心を持つことがない歯科技工士や歯科衛生士の現場を垣間見ることができ、面白かった」との観客の声も多かった。口内環境を整えることが高齢者の健康長寿を支えること、8020運動の大切さなどの周知に繋がったようだ。
東北大学と東洋紡株式会社は歯科・口腔外科領域の骨欠損を対象とした骨再生誘導材を共同で製品化(商品名:ボナーク(Bonarc))することに成功した。
ボナークは医療現場発の純国産医療機器として開発され、臨床試験、製品化を産学連携で実現し、先天性疾患(口唇裂・口蓋裂患者の顎裂部)、歯科用インプラント体埋入を前提とした骨造成(上顎洞底拳上術、抜歯窩温存術)、嚢胞腔への適応が可能である。
(時事通信社 6月7日より)
政府は21日「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2019」を閣議決定した。
社会保障の歯科に関する分野では、「口腔の健康は全身の健康にもつながることからエビデンスを蓄積しつつ、国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診、フレイル対策にもつながる歯科医師、歯科衛生士による口腔機能管理など歯科口腔保健の充実、入院患者への口腔衛生管理などの医科歯科連携に加え、介護、障害福祉関係機関との連携を含む歯科保健医療提供体制の構築に取り組む」と記載された。
(日刊歯科通信 6月24日より)
歯をみがいた後のすすぎ方
第3問「歯をみがいた後のすすぎ方」。A:たっぷりの水で何回もすすぐ、B:わずかな水だけで1回だけすすぐ。正解はB。倉治先生によると、歯みがき粉に含まれる歯を強くするフッ素を歯に定着させることが重要なため、少ない水が良いという。15ccほどで5秒間でよい。すすぎ後は30分間飲食しない。
歯周病予防にオススメのフルーツ
第4問「歯周病予防にオススメのフルーツ」。A:りんご、B:みかん。正解はA。倉治先生によると、りんごは噛み応えがあり唾液がよく出て、豊富な食物繊維が歯の周囲の汚れを落としてくれるという。詳しくは「図解 むし歯 歯周病の最新知識と予防法」に載っている。
起床後 歯みがきをするタイミング
第1問「朝 歯みがきをするタイミングは?」。A:朝食前、B:朝食後。正解はA。倉治先生によると、就寝中は抗菌作用のある唾液の分泌が1日で最も少なくなり、寝ている間に口の中の細菌が4~8倍になるという。1日で最も細菌が多い時間のまま朝食を食べると、細菌も一緒に飲み込んでしまう。当然食後もみがく。
歯ブラシはぬらす?ぬらさない?
第2問「歯ブラシはぬらす?ぬらさない?」。A:ぬらす、B:ぬらさない。正解はB。ぬらすと、歯みがき粉をつけると泡立ちすぎて早くすすぎたくなり、十分に歯をみがけない。歯周病予防にいい歯のみがき方は、ななめ45度に歯ブラシを傾けて、やわらかく歯周ポケットの中の汚れを落とすこと。歯と歯の間のプラークは、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってみがく。歯ブラシのかたさについては「やわらかい歯ブラシで丹念にみがくこと」などとした。
歯科医が解説 歯磨き・すすぎ方・食べ物
20代以上の6割がかかっている「歯周病」は口臭の原因の1つ。進行が進むと、歯茎や歯の土台になる骨が溶けて、最終的には歯が抜け落ちてしまう。また、歯周病菌が血管の中に入り込み、脳梗塞・認知症・動脈硬化などを引き起こす可能性もある。夏からが要注意。汗をかいて全身の水分量が減少し、抗菌作用のある唾液が分泌されにくくなる。正しいお口のケアをご紹介。教えてくれるのは、歯科医院院長を務め、お口のケアに関する本を多数出版している倉治ななえ先生。
歯周病は、歯と歯茎の間にくっついたプラークが歯を支えている歯周組織を破壊していく病気。進行すると、歯周ポケットが深くなり、骨まで溶かしていく。最悪の場合、歯が抜けてしまう。口臭の原因でもある。大人が歯を失う理由の4割が歯周病。虫歯は3割。汗をかくと、口が渇く。口が渇くと歯周病が進行しやすい。初期は自覚症状がない。セルフチェックの項目は、1歯みがきをすると血が出る、2歯ぐきが赤くはれている、3口臭がある、4朝起きたとき口の中が粘つく、5歯ぐきがむずかゆい。友近さんは「歯みがきで血が出ることはある。」などとした。1つでも当てはまれば歯周病の可能性はある。やさしい歯ブラシでも血が出る場合は歯周病の可能性がある。
からだのストレッチやヨガ、トレーニングは盛んに行なわれていますが、
顔はからだに比べると、まだまだ少ない気がします。
「表情筋」はその名の通り筋肉です。
硬くなる(収縮が悪くなる)のを防ぐため、マッサージや体操をすると、
見た目の若々しさや筋肉のしなやかさ、口腔機能のUPに効果があります。
いくつか表情筋のストレッチなどをご紹介しましょう!
1)ゆっくりと大きく口を開閉する
(顎関節症やあごが外れやすい人は無理をしないように)
2)頬に手の平をあて、奥歯を噛みしめると動く筋肉の周りをゆっくりと押す
3)「う」の口の形のまま、口を回す。右へ10回、左へ10回ほど
4)頬に空気をたくさん入れ、大きく膨らます
空気を右頬→あご→左頬→鼻の下の順番にゆっくり動かす
顔やお口の中のマッサージをしてくれる歯科医院もあります。
お口の中のマッサージは、歯周病や口臭などの予防や治療にも効果があります。
お口から「見た目の若返り」始めてみませんか?