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歯は健康の源 定期健診のメリット

実際に何をどうすれば歯の健康でいられるかと聞かれた場合に、今までの生活習慣を見なおし、お口の健康増進にために行う一番大切なことは、かかりつけ歯科医院で定期健診を受けることです。具体的には定期的に医院で指示通りの指導と処置を受けた人の60歳以上での歯が抜ける本数が1本にくらべ痛いときだけ通っている人での抜ける本数が10本を越えています。通常の人間の歯が親知らずを除いて28本ですから大変な差です。
             2007.11.26 十勝毎日新聞

むし歯の本数について

中学・高校生から増えるのはなぜ?

2005年の厚生労働省の歯科疾患実態調査によると12歳のDMFT歯数は、1.7本だそうです。DMFT歯数とは、永久歯のむし歯になった歯数で、Dは治療していないむし歯、Mはむし歯で抜いた歯、Fは治療した歯、その合計の歯数です。12年前のDMFT歯数は3.6本ですので、小学生のむし歯は12年間で半分に減りました。

しかし、14歳のDMFT歯数は3.3本、15~19歳は4.4本となり、中学生・高校生になるとむし歯がかなり増えてきます。
そして、25~29歳では9.6本、30代になると12.8本となり、65歳以上では20.8本となります。
小学生の時は親の管理で歯を磨いたり、おやつを食べますが、中学生ぐらいから親の管理を離れ、自主性に任せられます。

当歯科医院でも、小学生までは定期的に来院してくれて、健診・むし歯予防処置ができたのに、中学生になると塾やお稽古で忙しくなり、来院しなくなる場合が多いです。小学生までは、むし歯ゼロだったのに、高校生になってしばらくぶりに来院してくれたら、むし歯がたくさんできていたりということもしばしば。中学生・高校生になっても定期健診で来てほしいものです。

手軽な口臭解決法

問)電車やバスの車内でつい居眠りをしてしまった後に、自分の口臭が気なるときがあります。歯磨きしたり、ガムをかんだりすることの難しい状況でも使える口臭解消法がありますか?

答)口臭の原因の一つに口内の乾燥によるものがあります。唾液を出す運動で口臭を減らせる場合があります。それでも口臭が強い場合は、専門医の受診をお勧めします。
           西日本新聞 2007.11.18

入ればの手入れ

歯磨き剤使わず流水下で
 入ればの清掃方法は、できれば毎食後に普通の歯ブラシもしくは義歯清掃用の歯ブラシを用いて流水下で磨いてください。歯磨き剤を使用すると入ればのプラスチックの部分が磨り減ってきます。
 また、一日中入れっぱなしだと歯のない粘膜に負担をかけますので一定時間ははずして粘膜を休ませましょう。外した入ればは、コップなどの容器の中に水を入れて保管してください。
                   山口新聞 2007.11.14

むち打ち症が顎関節疾患の原因に

 むち打ち症にかかっている患者の3分の一が、後遺症として顎に治療を必要とするような痛みもしくは機能障害を起こす危険性があることが、スウェーデンのウーメオ大学の研究により明らかになった

口腔のピアスが健康に悪影響

一部の若者たちの間で広く行われている唇や舌のピアスが、重篤な歯科疾患や全身疾患を引き起こす恐れがあり、時に生命にかかわるような心臓の感染症さえ懸念されることを警告するメッセージを発した。
     歯科雑誌 2007.12 デンタル トリビューン

歯は健康の源 誤嚥性肺炎について

食べたものや唾液が本来入るはずの胃ではなく、誤って肺に続く気管にはいることを誤嚥といいます。
誤嚥が多くなると、肺に細菌が入りやすくなり抵抗力の落ちた高齢者、病人では肺に炎症がおこります。現在、高齢者(65歳以上)の死亡原因の第1位は肺炎です。肺炎を起こした高齢者の肺からは口の中の細菌と同じものが高い確率で発見されています。
           十勝毎日新聞 2007.10.29

口腔ケアで高齢者の肺炎予防

 要介護高齢者の直接死因の3割を占めるといわれている誤嚥性肺炎。予防に口腔ケアの重要性が指摘されているものの、介護施設などに歯科医や歯科衛生士だ出向いて口腔ケアを行っている実例はまだ多くない。それでも定期的に口腔ケアを行っている施設では、肺炎患者が減っているという報告もあり、取り組みの広がりが期待されている。
                産経新聞 2007.11.7

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