動脈疾患患者の歯周病の状態、唾液中と摘出した血管壁からの歯周病原細菌の検出を行いました。134名の動脈疾患患者さんの歯周病の状態は、約4分の3が中等度から重度の歯周炎に罹患していました。また、134名の歯周病患者から歯周病原細菌の検出率は、口腔内で97%、血管壁からは72%を示しました。Red complexに含まれているP. gingivalis、T. denticolaは血管壁からも高頻度で検出されていました。
動脈疾患患者の歯周病の状態、唾液中と摘出した血管壁からの歯周病原細菌の検出を行いました。134名の動脈疾患患者さんの歯周病の状態は、約4分の3が中等度から重度の歯周炎に罹患していました。また、134名の歯周病患者から歯周病原細菌の検出率は、口腔内で97%、血管壁からは72%を示しました。Red complexに含まれているP. gingivalis、T. denticolaは血管壁からも高頻度で検出されていました。
歯周局所で産生された炎症性サイトカインや歯周病原細菌由来の内毒素(LPS)が血流を介して全身に広がることにより、血管内壁のアテローム形成に関与し、血管を詰まらせる原因のひとつになると考えられています。
循環器疾患とも関わりの深い歯周病。
動脈疾患患者の血管では、口腔と同じ歯周病原菌が検出されるという。
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野教授の和泉雄一氏が、自施設の研究を基に解説する。
70歳から74歳の方の窓口負担は、平成18年の法改正により平成20年
4月から2割とされていますが、特例措置でこれまで1割とされてい
ました。
しかし、この特例措置により70歳から74歳の方の負担が前後の世代に
比べ低くなるという状況があり、より公平な仕組みとするため、平成
26年度から見直すこととなりました。
見直しに当たっては、高齢の方の生活に大きな影響が生じることのな
いよう、
[1] 平成26年4月以降新たに70歳に達する方(69歳まで3割負担
だった方)から2割とし、既に70歳になっている方は1割に据
え置く
[2] 月ごとの負担限度額を定める高額療養費について、
特例措置により低く設定していたこれまでの負担限度額を据え
置くこととしました。
具体的な見直し内容は以下のとおりです。
平成26年4月2日以降に70歳の誕生日を迎える方
(誕生日が昭和19年4月2日以降の方)
・70歳となる誕生月の翌月(各月1日が誕生日の方はその月)の診療
から、窓口負担は69歳までの3割から2割になります。
(例えば、平成26年4月2日~5月1日に70歳の誕生日を迎える方は、
4月まで3割負担、5月から2割負担になります。)
・窓口負担には月ごとの負担限度額が定められていますが、
70歳から2割負担となる方は、69歳までと比べて負担限度額が下がり
ます。
・一定の所得がある方は、これまでどおり3割負担です。
70歳から74歳の方の窓口負担は、平成18年の法改正により平成20年
4月から2割とされていますが、特例措置でこれまで1割とされてい
ました。
しかし、この特例措置により70歳から74歳の方の負担が前後の世代に
比べ低くなるという状況があり、より公平な仕組みとするため、平成
26年度から見直すこととなりました。
見直しに当たっては、高齢の方の生活に大きな影響が生じることのな
いよう、
[1] 平成26年4月以降新たに70歳に達する方(69歳まで3割負担
だった方)から2割とし、既に70歳になっている方は1割に据
え置く
[2] 月ごとの負担限度額を定める高額療養費について、
特例措置により低く設定していたこれまでの負担限度額を据え
置くこととしました。
具体的な見直し内容は以下のとおりです。
平成26年4月2日以降に70歳の誕生日を迎える方
(誕生日が昭和19年4月2日以降の方)
・70歳となる誕生月の翌月(各月1日が誕生日の方はその月)の診療
から、窓口負担は69歳までの3割から2割になります。
(例えば、平成26年4月2日~5月1日に70歳の誕生日を迎える方は、
4月まで3割負担、5月から2割負担になります。)
・窓口負担には月ごとの負担限度額が定められていますが、
70歳から2割負担となる方は、69歳までと比べて負担限度額が下がり
ます。
・一定の所得がある方は、これまでどおり3割負担です。
埼玉県新座市の歯科医院で、歯科治療中に女児(2)が死亡した事件で、
さいたま地検は28日、業務上過失致死の罪で、「にいざデンタルクリ
ニック」(閉院)の元院長を起訴した。 起訴状などによると、元院
長は2010年6月13日、同クリニックで女児の前歯を治療中、はさんだロ
ールワッテ1個が口中に落下、気道を閉塞し、翌日、東京都内病院にて
窒息による低酸素脳症で死亡させたとされる。女児は激しく泣いて暴
れていたため、あおむけにして母親が抱きかかえるとともに、助手2
人が頭や足を押さえ付けていた。元院長は、女児が泣きながら激しく呼
吸しているため、ロールワッテが落下して誤飲の危険性があったにも
かかわらず、防止措置をせず、治療を続けた過失があったとしている。
県警が書類送検したのは同年12月1日。起訴まで3年以上かかったことに
ついて、同地検は「医療事故で難しい事案なので、時間をかけて調べ
た」としている。
う蝕が、65歳以上の男性における院外心停止に関連する可能性が示さ
れた。3月21~23日に東京で開催された日本循環器学会にて、福岡大
心臓血管内科、末松保憲氏によるセッション「Late Breaking Cohort
Studies」での発表、末松氏らは都道府県単位の集団で、う蝕と院外
心停止の関連を検討した。院外心停止罹患率は、ウツタインレジスト
(心停止の統計データベース)に2005~2011年に登録された78万5591件
を用いて解析した。同レジストリの55.4%は心原性、44.6%非心原性
の心停止が登録されている。一方、都道府県別のう蝕有病率は、厚生
労働省の患者調査によるう蝕の治療件数を用いて解析した。その結果、
全心停止とう蝕、心原性心停止とう蝕において、それぞれの増加件数
は正の相関を示した。年代・男女別に解析すると、65歳以上の男性で、
全心停止(r=0.47、P<0.001)、心原性心停止の罹患率と、う蝕有
病率の間にに有意な正の相関を認めた。
「口腔衛生は全年齢において院外心停止に関連するが、特に65歳以上
の男性で強く関連する可能性が示された」と末松氏は語った。これま
でにも歯周病と心臓疾患との関連は報告され、歯科領域では注目すべ
き報告である。