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受け口(反対咬合) 早期治療必要な場合も

Q遺伝的な要素が大きい反対咬合について詳しく教えてください。
 A大きく分けて三種類あります。上下の顎のバランスには問題が少なく前歯のみが反対にかんでいる歯性タイプ②上下に顎が前後にズレており、反対にかんでいる骨格性タイプ③筋肉のバランスが悪く反対にかんでいる機能性タイプです。

 Q反対咬合の中にもタイプがあるのですね。
 A歯の傾きのみが、反対になっているタイプや筋肉のバランスが悪いケースなどでは、治療も比較的急ぐ必要もありませんが、早期に治療が必要となるのは上顎と下顎の大きさのバランスが悪い骨格性タイプの場合です。特に遺伝的な要素がある反対咬合では、成長期に下顎の発育が著しく、早期に顎の骨を切らなければならない手術が必要となる可能性が高くなります。
  反対咬合の治療は、各タイプによって治療方法や開始時期が異なりますので、詳しくは専門医に相談して適切なアドバイスを受けてください。
                福島民友 2011.11.28

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