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がんや全身疾患 前兆の場合も 原因さまざま口内炎 ①

口内炎の中で最も頻度が高いのが「再発性アフタ」で、一般的には「アフタ性口内炎」と呼ばれているタイプ。唇や舌、頬の内側などに、赤く縁取られた白い円形の潰瘍ができ、痛む。1~2週間で自然に治るが、再発を繰り返すので厄介だ。ありふれた疾患だが原因はよく分かっていない。放置しても治るが、痛みが強いときは炎症を抑えるステロイドの軟こうや貼付剤などがよく使われる。このため「口内炎にはステロイド」と思っている人も多いが、「口内炎のタイプによっては症状を悪化させることもある」と山崎鈎歯は注意を促す。ヘルペスウイルスが引き起こす「ヘルペス性口内炎」は口の中に小さな水ぶくれができて破れ、ただれたり、潰瘍となったりして痛む。アフタ性口内炎と見分けにくいが、こちらはステロイドではなく、抗ウイルス剤の軟こうや内服で治療する。
北海道新聞 2012.1.4

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