記事一覧

手足口病、過去最多を更新- 感染研

手足口病の小児科定点医療機関当たりの患者報告数が、7月11-17日の週は10.97で、1982年の感染症発生動向調査の開始以来最多となった前週の9.72をさらに上回った。26日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめ(速報値)で分かった。

 手足口病の定点当たり報告数は、5月9-15日の週から10週連続で増加していて、前週からは1.25ポイント増えた。

 都道府県別に見ると、佐賀の39.65が最も多く、以下は福岡(37.15)、熊本(30.25)、兵庫(26.24)、愛媛(24.92)などと続き、西日本で多発している。

 手足口病は、乳幼児を中心に夏季に流行する疾患で、同センターは「例年7月中旬から下旬に掛けてピークになることが多い」と、引き続き注意を呼び掛けている。

毎日注意 虫歯にサヨナラ 予防する 食後すぐの歯磨きグー

虫歯予防に3つのポイントを挙げます。ミュータンス菌、歯そのもの、食事の取り方。それぞれの対策を考えます。
 ミュータンス菌には、食後すぐの歯磨きが有効。食べかすや歯垢を取り除き、菌を退治できるからです。歯ブラシが届きにくい歯の間をきれいにするデンタルフロスの使い方も早いうちにおぼえましょう。生えたての永久歯の奥歯をミュータンス菌から守るため、細かい溝をふさぐシーラントという方法も広まってきました。歯自体を丈夫にするにはフッ素の力を借ります。歯医者でもフッ素を塗ってもらえますが、毎日の歯磨きでフッ素入りの歯磨き粉を使うことが重要。フッ素をすべて洗い流さないよう、口をすすぐのは少量の水で2、3回程度にしましょうと言います。念入りに口をすすいでいた昔とは、考え方が変わりました。最近の研究で分かってきたことも。口の中のつばは酸を中和し、溶け始めの歯を修復する働きがあるのです。しかし、食後20分くらいは酸の力が強く、歯が溶けやすい状態が続きます。だらだら食いのような間食は、歯にとって良くありません。
             東京新聞 2011.6.14

過去ログ