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毎日注意 虫歯にサヨナラ 予防する 食後すぐの歯磨きグー

虫歯予防に3つのポイントを挙げます。ミュータンス菌、歯そのもの、食事の取り方。それぞれの対策を考えます。
 ミュータンス菌には、食後すぐの歯磨きが有効。食べかすや歯垢を取り除き、菌を退治できるからです。歯ブラシが届きにくい歯の間をきれいにするデンタルフロスの使い方も早いうちにおぼえましょう。生えたての永久歯の奥歯をミュータンス菌から守るため、細かい溝をふさぐシーラントという方法も広まってきました。歯自体を丈夫にするにはフッ素の力を借ります。歯医者でもフッ素を塗ってもらえますが、毎日の歯磨きでフッ素入りの歯磨き粉を使うことが重要。フッ素をすべて洗い流さないよう、口をすすぐのは少量の水で2、3回程度にしましょうと言います。念入りに口をすすいでいた昔とは、考え方が変わりました。最近の研究で分かってきたことも。口の中のつばは酸を中和し、溶け始めの歯を修復する働きがあるのです。しかし、食後20分くらいは酸の力が強く、歯が溶けやすい状態が続きます。だらだら食いのような間食は、歯にとって良くありません。
             東京新聞 2011.6.14