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「訪問看護知らない」が3割強

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 「訪問看護を知らない」とする人が3割強に達するなど、訪問看護サービスの周知が低いことが、7月15日までに日本赤十字看護大の福井小紀子准教授ら研究班の調査で分かった。

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 研究班による「在宅終末期医療の望ましいあり方に関する調査」は、2000人を対象にアンケート形式で実施。約1000人から回答を得た。

 訪問看護サービスの存在について、「全く知らない」は6%、「あまり知らない」は26%だった。「どちらともいえない」を含めた訪問看護サービスの存在を正しく認識していない人は4割に達した。また、終末期に保険を使って訪問看護が利用できることについては、「全く知らない」「あまり知らない」と回答したのは62%だった。

 福井准教授は、「訪問看護は国民への周知が不十分。終末期の訪問看護利用が可能なことを周知することで、在宅終末期医療や在宅看取りが進む可能性が示された」としている。

 訪問看護の自己負担額については、「入院中にかかる医療費と比べて自宅療養の自己負担額はどの程度が適当か」との質問に対し、「入院中よりはるかに安い」が28%、「入院中の半額程度」が26%だった。これについて福井准教授は、「5割以上の国民が入院中に比べて半額以下が妥当と考えていたことが分かった」としている。
( 2010年07月15日 17:11 キャリアブレイン )

歯の健康維持に効果 牛乳由来のCPP-ACP

6月4日は虫歯予防の日。虫歯を防ぐには歯磨きの習慣が欠かせないが、牛乳由来成分の「CPP-ACP」(カゼインホスホペプチド・非結晶リン酸カルシウム複合体)も、歯の健康維持に活用されるようになってきた。
 なぜCPP-ACPが虫歯予防に効果的なのか。まず、虫歯ができる仕組みをおさらいしてみたい。虫歯は口の中にいるミュータンス菌が食べ残しの糖質を分解して酸を出し、それが歯の表面のエナメル質を溶かすことによって発生する。この状態は「脱灰」と言われる。
 虫歯といえば、歯の表面に穴が開いて黒く変色した部分を思い浮かべるだろうが、脱灰の初期は白チョークのように白濁しているのが特徴で「隠れ虫歯」とも言われる。歯に脱灰部分ができてしまっても、程度の軽いうちなら自然に治すことができる。人間の体には、口内を中性の状態にすれば、唾液に含まれるミネラルが脱灰した部分の歯を修復する機能があるからだ。
 この機能は「再石灰化」と呼ばれる。口の中では常に<脱灰⇔再石灰化>が繰り返しされていると言われている。CPP-ACPには、この脱灰を抑制する働きがある。加えて再石灰化を促し、ミュータンス菌が出す酸に対する歯の抵抗力を高める効果もあるという。最近ではCPP-ACPを歯に直接塗りこめるペースト状の製品も発売されているが、もっと手軽に摂取したい人には、CPP-ACPを配合した牛乳やガムもおすすめだ。
               毎日新聞 2010.6.4

口内細菌 緑茶は熱湯で

口臭対策には緑茶もお勧めだ。緑茶に含まれるカテキンに、殺菌作用があるからだ。ペットボトルの緑茶は、使っている茶葉の量が少なく、60度程度の湯を使っている。製造過程でカテキンの構造が変化してしまう場合もあり、カテキンの量は半分ほどしかないため、茶葉を使っての飲用を勧める。
 カテキンをよく含んでいるのは二番茶、三番茶、夏茶。飲む量は「1日5杯以上」がベストだ。緑茶はカフェインも含むが、食後に飲めば胃への負担も少ない。
 一番風味がいいのは、60度の湯で入れる方法だが、殺菌効果を最大限に引き出す入れ方は、3グラム(茶さじで軽く2杯)の茶葉に対し、沸騰した湯200mlを急須に入れる方法。すぐに湯飲みに入れず、2分待ってじっくり成分を抽出してから注ぐのがポイントだ。
               日本農業新聞 2010.6.3

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