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舌のブラッシング で清潔に

むし歯や歯周病のない健康な人で口がにおうのは、舌苔と呼ばれるものが大きな原因と考えられている。舌苔は、はがれ落ちた口の粘膜の細胞や細菌が舌についてできる。鏡で見つけた白っぽいものがそれだ。
体調の変化でにおいの強さは変わる。朝起きたときに自分で口臭に気づくのは、睡眠中は唾液の量が減ってつばを飲み込む回数も減り、細菌が増えやすいからだ。
舌専用ブラシを使ってブラッシングすることが大切だ。歯ブラシは毛が硬くて舌が傷つきやすい。また、毛の長さがあって舌の奥のほうまで入れにくいので舌専用のブラシを使用することを勧める。
               朝日新聞 2008.2.24

部分入れ歯 きちんと入れて若さ保つ

奥歯を2本抜くと保険で可能な処置は、入れ歯しかない。(保険外では、インプラント)奥歯を抜けたままだと抜けた相手側の歯が伸びたり(実際には、上がないときは下の歯が上がってきたり、下がないときは上の歯が下がってきたりすること)、隣の歯が倒れてかみ合わせが悪くなり、全体のかみ合わせが低くなるとしわになりやすかったり、左右の顔が非対称となったりする。また、奥がないと反対側に負担がかかり、歯の寿命も縮まることとなる。また、かみ合わせがないと食事がとりづらくなるのも当然である。
               北國新聞 2007.12.28

歯の自家移植

むし歯や歯周病などで歯を失ったらそうするか?一般的には、インプラント、ブリッジ、入れ歯が知られている。もう一つは、親知らずなど抜いても差し支えない歯を必要な場所に移植する方法がある。「歯の自家移植」です。不要な歯を転用で一石二鳥です。
自分の歯をリサイクルできる喜びは大きい。インプラントなどの治療技術が進化しても、自分の歯にまさる物はない。歯を失った患者にとって、自家移植は、歯のありがたみをしみじみと実感できる治療法といえるかもしれない。
親知らずを使用する場合は、年齢制限があるにしても保険適応となる。成功率は、抜いたところの状態、抜いた歯の状態によるため一概には言えない。
 先日当院でも移植した患者さんがいて現在骨につくのを待っている状態です。(やぶしたフラワー歯科医院談)
              北國新聞 2007.12.25

歯周病の初期症状 歯肉の発赤や腫脹に注意

歯周病の早めの治療とは、どんな症状のときに行えばよいのかという質問がよくあります。しかし、歯周病の感染の初期にはほとんど自覚症状がないか、あったもごく軽微で長くは続きません。そのため多くの方は、歯周病の感染にき気づかないうちに病態は進行していきます。症状としてわかりやすいのは、歯ブラシすると血がでやすい、歯が水にしみる、歯と歯の隙間が出てきた、歯肉がむずがゆい、違和感があるなどには要注意です。
                  山口新聞 2008.2.9

歯が抜けたら 牛乳に浸し壊死防ぐ

外傷による歯が抜けることがある。このとき大切なのは、そのまま乾いた状態にするのではなくまた水道水で洗うのではなく牛乳などに入れて30分以内に歯科医院に持ってくることが大切だ。二度と生えて来ない大切な歯を救えるように緊急時の処置法を頭に入れておきたい。
                  北國新聞 2007.11.26

口が乾いてしょうがありません。シェーグレン 症候群という病気でしょうか?

シェーグレン症候群とは、唾液が出にくい、口が乾く、涙だ出にくい、耳下腺が腫れるなどが主な症状で、よく眠れない、食べ物がうまくかめない、飲み込めない、口内炎、味覚異常という方もいます。症状が重い場合は、ステロイド剤を使用するが、口が乾く程度であれば、唾液の分泌を促す薬を使う。薬は、一年以上服用し続けても効果は持続するが、多汗や悪心、頭痛、下痢などの副作用がある。
             毎日新聞 2008.1.18

指しゃぶり 歯並び悪化、器具で防ぐ

 指しゃぶりは3歳までは誰でも体験する行為であり、それほど心配する必要がない。しかし乳歯から永久歯に生えかわる時期にやっていると歯並びやかみ合わせに悪い影響を与える。口に入れた指の圧力で歯が前に押し出されて出っ歯になったり、その隙間に舌が入り込むと飲み込みに問題がでたり、舌が入ることによってサ行やタ行の発音がうまくできず、舌足らずな話し方となる。
 解決法としては、無理にやめさせるよりは諭した方が効果的だが、それでも止めない場合は、歯の裏がわに器具を取り付けることがある。
                  北國新聞 2007.11.23

歯ぎしりでストレス解消

歯ぎしりが、ストレスを発散し、胃潰瘍の予防に効果を発揮していることが、神奈川歯大の研究で分かってきた。さらにストレスが記憶力を低下させることも分かっている。かむ効果は、認知症の予防にもつながる可能性がある。

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