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子どもの遊び食い、偏食に困っています

(しからず見守る)
 幼児職は、1~3歳のひとりで食べることができるようになる「自立期」と、4~6歳のマナーを守ることができる「自律期」に大きく分けて考えられる。
「3歳までの子どもの食べ方はそんなに悩まなくてもいい。ひとりで何でも食べられるようになるためには親は優しくサポートする」2歳児に多い「遊び食べ」に関しては、きちんと座ってひとりで食べるようになるためのステップなので「親は神経質にならない方がよい。」
           2008.4.8 毎日新聞

よ坊さん

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日本歯科医師会のマスコットキャラクターができました。名前も「よ坊さん」愛嬌のあるキャラということですが、坊さんとは・・。

児童虐待:口の異常で虐待を察知 山梨県警と県歯科医師会が連携

児童の口内に現れた異常から児童虐待を早期に発見し、子どもたちを守ろういう考え
から、山梨県で県警と県歯科医師会(三塚憲二会長)が4月24日、検診などで歯科
医師が不審に思った際、県警に通報することを定めた「児童虐待防止に関する覚書」
を締結した。
県警によれば、同様の覚書締結は全国初で、県警少年課は「悲鳴も上げられない
児童を組織的に救うことができる体制を作っていきたい」と話している。
同会によると、虐待を受ける子どもたちの歯には類似した傾向がある。例えば食事
を与えられないなど「ネグレクト(育児放棄)」を受ける子どもは、無処置の虫歯が
異常に多い。口内粘膜の損傷や歯が折れているといったことも虐待を見抜く端緒とな
るため、歯科医師が虐待の早期発見に果たす役割が注目されている。
これまでは学校検診などで虐待の疑いを感じた医師が個人的に児童相談所に通告し
県警は同相談所から情報を得ていた。
同会は今後、歯科検診で虐待を判断する基準などをまとめたマニュアルを作成し、
会員に周知を進める。

ドライマウス

目が乾くドライアイの人が、近年ふえているといいます。同様に少しずつふえているのが、口が渇くドライマウスです。糖尿病などの病気や薬の副作用で口が渇くことは、以前からよく知られていました。
しかし日ごろ健康な人でも、ドライマウスになる人が目立ってきています。その原因の一つは、ストレスや不規則な食生活の影響です。ですから、きっと忙しいナースの皆さんも、ドライマウスの方が意外と多いのではないかと思います。

さて、ドライマウスになると、どんな症状や影響があるのでしょうか。よく言われるのは口腔内のネバネバ感などの不快感です。それから唾液の分泌が減少していれば、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。その結果、虫歯や歯周病になりやすく、歯垢や舌苔の増加、さらに口臭が発生することもあります。重度になると口臭も一層強くなり、舌表面がひび割れ痛みを伴うこともあるようです。

ドライマウスを予防改善するセルフケアとしては、根本的には規則正しい生活習慣に変えて、ストレスをためないことです。でも、こればっかりは、そう簡単に改められるものではありません。もっと実際的な方法としては、耳の前下方などにある唾液腺のマッサージや、口腔内の粘膜をやわらかいブラシで刺激して唾液の分泌を促してあげることです。

そのほか、キシリトール入りのガムもおすすめします。ガムを噛むことで唾液が出てきますし、さらにキシリトールの甘さが唾液の分泌を一層促進します。キシリトールは虫歯の原因にならない甘味料ですから、安心して食べることができます。

バイオフィルムは細菌の連合軍

歯垢(プラーク)は細菌のかたまりです。歯に付いた細菌がより強くスクラムを組んでつながると、ノリのような膜をつくります。歯を舌で触るとぬるぬるしていませんか?
これが、バイオフィルムです。

配水管や台所のシンクに付いたぬるぬるも同じ状態ですね。バイオフィルムの膜は細菌たちを守る鎧(よろい)の役目をしています。鎧だなんて大げさと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。バラバラに存在している細菌と比べると、バイオフィルムは数百倍の抵抗力があります。薬や抗菌物質さえも跳ね返してしまうのです。それではどうすれば、バイオフィルムが形成された歯垢を落とせるのでしょうか。手軽にすぐできる対策は……。

じつは、歯磨きなんです。

「なーんだ、もっと手強いかと思ったら、いつもやってる歯磨きでいいのか」といわれそうですね。でも、歯ブラシで物理的にバイオフィルムを破壊してしまうのが、100%とはいえませんが、もっとも簡単な方法です。

小刻みにシャカシャカと、ていねいに磨きましょう。特に、歯と歯茎の境、歯と歯の間、奥歯の裏側など歯ブラシが届きにくいところを重点的に磨くのがコツです。

さらに、もっと徹底するなら……。

歯医者さんで、PMTCを受けましょう。

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科衛生士が専用の器具を用いてバイオフィルムを取りのぞくクリーニング法です。予防歯科に熱心な歯医者さんで受けることができます。定期的にPMTCを受けることで、虫歯や歯周病にかかる確率をグンと減らせます。

≫ PMTCについてもっとくわしく知りたい。http://www.oralcare.co.jp/procare/pmtc-m.html?code=999999

思春期は歯ぐきが腫れやすい

思春期も女性ホルモンが急速に増える時期です。そこに試験、その他によるストレスや疲れによる免疫力の低下、口内ケアが不十分だったりということが重なると、歯ぐきが突然腫れることがあります。女性ホルモンの量が増えると歯ぐきが過敏になり、少しのプラークでもひどく炎症を起こしたり、腫れたり出血することがあります。丁寧な歯ブラシや、歯科医院で定期的な歯石をとるなどのプラークコントロールを行うことが大切です。

生活習慣病として虫歯検査 歯科人間ドック

歯科人間ドックが広がっている。歯がなくなると体力が落ち、歯周病菌が心臓病や骨粗しょう症などの病気の原因になるとの報告もある。虫歯や歯周病を生活習慣病の一つととらえ、口内の病気予防に役立てるのがこのドックの狙いだ。
歯科ドックの主なメニュー(昭和大歯科病院)
 虫歯と歯周病の詳しい検査
 唾液検査
 潜血反応
 口臭測定
 口の粘膜の視触診
 かみ合わせ、開口量測定
 口全体のX線写真
当院では、唾液検査は検討中ですがそれ以外は、可能です。詳しくは、ご連絡ください。

顎切除 情報なく不安

「がんのサイン のどと口」で口やのどにできるがんの治療を紹介したところ男性読者から手紙を頂いた。顎の関節にできたがんで、左下あごを切断する手術を受け、食事や会話がしずらくなった。同じような患者がいないため「今後の生活の見通しがわかれば、前向きに治療を受けられる。なかなか情報が集まらないため同じような体験をした方は、アドバイスがほしい。」このように日常生活で悩んでいる患者もいる。
              読売新聞 2008.4.11

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