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噛む動作が記憶力を伸ばす

物を噛む動作が脳に刺激を与え、情報を一時的に保つ作業記憶向上をもたらす効果があることを、放射線医学総合研究所分子イメージイング研究センターと神奈川歯科大学の共同研究チームがつきとめた。
実験では、脳の背外側前頭前皮質の活動に影響を及ぼし、正解率を回復させる効果があることがわかった。
            フジサンケイビジネスアイ 2008.5.13

よくかむ食事 健康づくりの第一歩

よく噛むことは、脳への血液循環が良くなり脳が活性化されて発達すると考えられています。その結果、情緒が安定しますから物事を考えられる力が育ち、集中力も増し学習能力も高くなるようだ。また老人の痴呆症予防にも有効なことは最近の研究から明らかである。しっかりかんで食べることがお口の健康から、さらには心身の健康づくりにつながる。食事は健康の源、よくかむことは健康づくりの第一歩です。
            山口新聞 2008.4.9

「歯の衛生週間」

ご存知のように、毎年6月4日から6月10日までの1週間が、歯の衛生週間です。
この週間は、歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するととも
に、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び
早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増
進に寄与することを目的としています。

一般人だって歯が命

人をひきつけるスマイルには、輝く歯、きれいな息が不可欠。あなたのお口のなかの環境、見直してみませんか。
虫歯になりやすい人とは トンネル虫歯にご用心 超音波でツルツルピカピカに 入れ歯の痛み2つの主原因 ドライマウスを避ける生活術 教えて、みんなの口臭予防法 使い切った歯みがき粉をまだまだ出せちゃう裏ワザ
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歯と口をきれいに -生活習慣改善も必要-

歯を支える歯周組織が破壊される歯周病は、進行初期の人も含めると、日本人の7割がかかっているとされる。
 生活習慣改善
  やわらかい食べ物が好きな人は良く噛まないので唾液の分泌が少ない
  タバコを吸う習慣も危険要因(歯ぐきの血行不良)
  睡眠不足など不規則な生活から生じるストレス
  糖尿病と歯周病は、お互いを悪化させる関係にある
 下記のチェックリストで、歯周病危険度
  歯周病にかかるリスクが高い
    タバコを吸う
    やわらかい食べ物や甘いものが好き
    歯石を取ってもらったことがない
    歯並びが悪い
    太っている
    口を開けて寝るクセがある
  歯周病にかかっている可能性がある
    歯磨きの時に歯ぐきから血だ出る
    歯ぐきが腫れる
    歯と歯の間にものがはさまりやすい
    口臭が強い
    歯が浮いた感じがする
    歯がグラグラする
             読売新聞 2008.4.10

かかりつけ医を持とう

歯や口の中の調子が気になるが、忙しくてほったらかしの人も多いはず。でも口内のケアをおろそかにすると、歯を失って食生活が不便になるばかりか、全身の健康に悪影響を及ぼす恐れもある。
 「口の中をきれいに保つには、家庭での正しい手入れ法を知っておくと同時に、かかりつけの歯科医を見つけておくことが大切です。」「相性のよしあしもあります。自分に合ったかかりつけ歯科医を見つけてほしい。」
                       読売新聞 2008.4.9

メタボリックシンドローム(メタボ)と歯周病

生活習慣病が急増して、この数年問題視されているのは、メタボリックシンドロームです。内臓に脂肪がたまり過ぎている上に、血清脂質、血圧、血糖値の値の異常が2つ以上重なった状態で、動脈硬化の発症、進行を相乗的に速め、心筋梗塞や脳梗塞などの引き金になります。
 歯周病と特に関係が深いのは糖尿病です。糖尿病があると唾液の分泌が抑制され歯周病菌が増殖したり、免疫機能や組織修復力が低下して、歯周病が発症、進行しやすくなります。また、歯周病は肥満が進むほど発症しやすいという報告もあるます。他にも歯周病は心臓病、肺炎、早産や未熟児出産との関係も指摘されるようになっています。

メタボリックシンドロームに対する運動の効果
①高脂血症に対する運動の効果
 中性脂肪:総コレステロールの減少はわずかでも中性脂肪は、有意に減少するHDL-コレステロール(動脈硬化進行抑制作用):さほどの運動量は必要とせず増加させることが可能
②脂質代謝異常に対する運動の効果
 長期間の有酸素運動は、脂質代謝異常改善を導いている
③好ましい運動処方
 運動の種類:無酸素的運動では、非運動トレーニング群と差を認めなかった。ジョギング、テニスおよび水泳愛好家において好ましい効果が認められたが、ゴルフ愛好家においては全く認められなかった。
 運動強度:最大能力の50%前後の運動強度を選択することが望ましい
 運動時間:30分間連続するような運動が必要。厚労省が推奨している平均的な一般日本人男性に必要な1日運動消費カロリー量はおよそ300kcal.運動強度が50%前後であれば、運動時間は、30~60分間に相当する。
 運動の頻度:1日/週の運動実施頻度で現状維持、2日/週以上の頻度で効果が蓄積される。5日以上運動を実施しない日が続くと、前回の効果は消失する。整形外科的障害の危険性は、頻度が5日/週以上になると急激に危険性は増加した。
                日本歯科医師会雑誌 2008.4

歯の健康力が目指すもの

厚生労働科学研究で、8020運動と健康のい関係を調べることとなり、内閣府が主催した新健康フロンティア戦略会議の分科会では「歯の健康力」の意義について健康戦略の一つとして取り入れられた。
歯・口腔の健康づくりが対象とする臓器は
①口腔機能訓練(障害を受けた脳)
 リハビリテーションの場合、歯科治療は機能訓練を進める環境を整える手段であり、摂食、言語を担う脳の障害を改善する機能回復訓練が治療目的になる
②健康づくり(栄養器)
 機能維持、回復を通して栄養改善に貢献する
③感染防御(循環器、消化器、呼吸器)
 歯の表面に棲息する微生物、特にグラム陰性細菌の内毒素は、循環器、消化器、呼吸器への悪影響を及ぼす
④8020(顎骨)
 顎骨の骨吸収と歯の有無は強く関係している。

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