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唾液こそが口内を救う天然の抗菌物質!

口内環境については、菌の増殖をおさえて虫歯や歯周病を防ぐ効果がある唾液の存在なしで語ることができません。ただ、現代人は咀嚼回数が少ないため唾液の分泌が少ないのが現状。
 さらにはエイジングによって唾液も分泌量が減るし、口もとの筋力が弱って顔の下半身がたるむことによって口がぽかんと開いてしまい、その口から唾液が蒸発し、さらなる乾燥を引き起こしてしまうんです。
 こういったことからも、GLOW世代の口内は乾燥しやすく、菌が繁殖しやすく、菌が増殖しやすい環境にあり、虫歯だけでなく、歯周病のリスクも年々高くなっていると言えます。

エイジレスに効く!口内美容

口内チェック!鏡を片手に、自分の生活習慣を思い返してあてはまるものにチェックしてみて!

 ■煙草を吸う。
 ■毎食後、1時間以内に歯を磨かない。
 ■夕食は夜8時以降のことが多い。
 ■日中、口の中がよく乾く。
 ■いびきをかく。
 ■歯ぎしりをしたり、かみしめていたりする。
 ■歯科に3ヶ月以上行っていない。
 ■夜の歯磨き時間は15分以下。
 ■定期的に歯のクリーニングやホワイトニングに通っていない。
 ■口臭が気になる。
 ■歯みがき剤や歯ブラシは特にこだわっていない。
 ■歯並びやかみ合わせに気になるところがある。

1~3個・・・日々のケアを念入りにすることで、口内環境を正常に保てそう。
4~6個・・・歯周病リスクがやや高め。クリニックとセルフケアのWで対策を。
7個以上・・・歯周病リスクがかなり高め!歯科医師に相談を。

     グロー 12.4月

妊婦の口内環境出産に悪影響も 母子守るマタニティー歯科

虫歯になったり、歯周病にかかったりと、妊娠に伴い女性の口内環境は悪くなりがち。歯周病が早産のリスクを高めるともいわれており、妊婦の歯の健康は重要な問題だ。
 虫歯や歯周病のない人でも汚れが残っていることが多いため、汚れを取り、歯磨きの方法を指導する。希望者には唾液検査も行い、虫歯菌の量など虫歯になるリスクの高さも調べる。痛みなど症状がある場合、治療は妊娠の経過に応じた対応が必要となる。安定期(16週以降)より前ならば、抜歯などは避けて応急処置にとどめつつ、歯垢や歯石を取り除いて口内環境を良くする。安定期に入ったら抜歯や神経の処置など麻酔が必要な治療も行える。鎮痛薬などの薬は安全性の高いものを必要最小限で使う。
                   北海道新聞 2012.3.21

虫歯の子 県内激減

本県の子どもの虫歯が大きく減っている。2010年度の中学1年生の虫歯本数(永久歯)は平均1・48本で、県歯科医師会の資料で最も古い1996年度と比べて約3分の1に激減。右肩下がりは全国的な傾向だが、県内ではフッ素入り水溶液を使ったうがいの推進で「虫歯ほぼゼロ」の小学校も。子どもたちのシャカシャカ、グチュグチュの現場をのぞいた。
                   高知新聞 2012.2.18

認知症の方の歯科治療や口腔ケアについて

週刊東洋経済2010年4月10日号の特集記事の中で、日本歯科大学大学院生命歯学研究科臨床口腔機能学教授の菊谷先生は認知症の方の歯科治療や口腔ケアについて次のような説明をしています。
 ・認知症患者の場合、歯を磨いているような動作をしていても、実際にはきちんと磨くことができない場合が多い。週に1度は歯科医や歯科衛生士などプロにケアしてもらい、口の中を清潔に保つことが大切。
 ・認知症が進み、歯科医で検査や治療を受けていることの認知ができなくなってくると、口を閉じてしまうなど治療が難しくなる事態が予想される。そこまで認知症が進む前に、虫歯の治療だけでなく、飲み込んでしまう可能性が高そうな義歯はどうするかなど、認知症の進行を念頭において日々の口腔ケアや栄養の摂取方法などを考慮した方針を考えてほしい。

広告や衛生士の課題等で意見交換

都道府県歯医療管理担当理事連絡協議会及び歯科医師会立歯科衛生士・歯科技工士養成施設連絡協議会が4月25日(水)、歯科医師会館で開催され、都道府県歯医療管理担当理事者と歯科医師会立の養成施設の担当者が一堂に会して、歯科衛生士法の一部改正や歯磨きサロン問題、広告の取り扱いなどについて意見交換した他、会立養成施設への補助金や歯科衛生士の認知度向上等への要望が寄せられた。
                   日歯広報 5月15日

第38回 歯の健康キャンペーン開催される

5月26日(土曜)午後2時(一部は午後1時から)から大雪アリーナにて「第38回歯の健康キャンペーン」と「平成24年度旭川市健康まつり」が同時開催された。本年度の総来場者数は3,482人、フッ化物塗布実施人数は839人、フッ化物洗口体験をされた方は550人でした。その他歯科矯正相談をされた方は27人、本年度から開始した子供職業体験(お子様に歯科医師や歯科衛生士の職業を疑似体験して頂くコーナー)をされた方は107人でした。

25%が重いトラブル経験 インプラントで歯科医調査

あごの骨に人工歯根を埋めて人工歯を付けるインプラントを実施している歯科医の4人に1人は、治療した患者に神経まひなどの重い症状が起きた経験のあることが、日本歯科医学会の調査で24日分かった。

 インプラントをめぐっては、治療後に腫れや痛みが残るといったトラブルの相談が増えているとして国民生活センターが注意を呼び掛けている。

 調査は、厚生労働省の委託で3月に実施。日本歯科医師会の会員千人に昨年1年間の治療実績などを尋ねる調査票を配り、423人が回答した。

 自らインプラントを実施しているのは289人で68%だった。このうち、治療後に患者が重い症状を起こした経験があるとしたのは25%。内容は神経まひ、鼻の横にある空洞の炎症やそこへの異物の侵入、異常出血の順に多かった。

 ほかの歯科医が治療した後のトラブルを経験した歯科医も約9割に上った。内容はインプラント周囲炎、人工歯の破損、インプラントのぐらつきが多かった。

 インプラントは症例により難易度が大きく異なり、歯科医の経験数もさまざま。調査を担当した栗原英見(くりはら・ひでみ)・広島大教授は、結果は症例数に占める割合ではないことを強調した上で「素晴らしい治療法であり、安全な治療指針と、それが守られる仕組みをつくりたい」と話している。

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