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口の乾燥と唾液 湿潤材使用で改善も

唾液は、消化を助けたり、粘膜を保護したり、食べ物をかみ砕く時に混ぜ合わせて固まりを作って食べやすくしたり、味が分かるようにしたりなどの働きをしています。ほかにも、食後に口の中が強い酸性になったような時に、そのままだと歯はすぐにむし歯になってしまいますので、食後30~40分ぐらいで中性に戻して、むし歯になるのを防いだり、初期のむし歯を修復(再石灰化)したりしています。
 唾液が減ると口の汚れを洗い流すことができないのと、臭いの原因を薄めることができないのとで口臭が強くなることがあります。また、入れ歯は唾液がないとガタガタして歯ぐきや粘膜を傷つけます。唾液があることで粘膜が柔らかくなり隙間がなくなり密着します。
             福島民友 2012.4.16