記事一覧

あごの形と歯並びが関係するいびき、閉塞性睡眠時無呼吸について

 寝苦しい暑い夏も過ぎて、秋の夜長を楽しむ季節になってきました。けれども、隣で寝ているパートナーのイビキがうるさくて熟眠できない、旅行の同室者のイビキでせっかくの旅行も疲れがたまって楽しさが半減してしまったなどの経験をお持ちの方も多いと思います。イビキがさらに進むと閉塞性睡眠時無呼吸症候群といった、寝ている間に息が止まっている病気ななることもあります。
 この病気は高血圧、心血管疾患や突然死の原因にもなっているそうです。今回のお話は、口や顎の形がイビキや無呼吸に関係しているお話です。日本人は欧米人に比べて骨格の特徴から口や喉の容積が小さいため、体重の増加や歯並びの変化によって口腔や喉が狭くなるとイビキをかいたりや無呼吸になりやすいといわれています。成人のイビキに対して歯科では医科の先生と協力して、オーラルアプライアンスと呼ばれる強制的に下顎を前に出すマウスピースを作り、就寝時に患者さんに入れてもらいます。
                 北海道経済 11月号 №527

朝ご飯は食べない方がいいって人もいるけれど・・・

昔から「朝ご飯は金!」と言いますが、最近では逆に「朝食抜きダイエットは体に良い」という声もあります。

さて、どっちが本当でしょう?

その答えの一つが10月25日のヘルスデージャパンに出ました。

「朝食抜きはダメ」脳スキャンが示唆とセンセーショナルに題されたこの記事は、北米神経科学学会(SFN)年次集会で発表されたものです。


英インペリアルカレッジ(ロンドン)MRC臨床科学センターのTony Goldstone氏らは、21人のMRI脳スキャンを比較した。被験者が朝食を摂らなかった場合と、750kcalの朝食を摂った後にスキャンを撮像。すべてのスキャンを終えた後、被験者にランチを提供した。

Goldstone氏は、「被験者の両方のMRIの結果と食べたランチの量の観察結果から、絶食するとより飢餓状態となり、高カロリー食品への要求が高まって、食事量が増えることが判明した」という。朝食を抜くと、報酬価値や食物による快楽に関連する脳領域である眼窩前頭皮質の活性化パターンの変動がみられた。また、高カロリー食品の写真を見せると、脳のこの領域の活性化が誘発された。一方、朝食を摂った被験者ではこの反応はそれほど強くなかったという。朝食抜きダイエットのメリットは、なんと言ってもカロリーOFF!

カロリーが完全にカットされるわけですから、当然その分ダイエット効果は上がりそうです。

朝食を抜くとエネルギー不足になるとよくいわれますが、果たしてどうでしょう?

実際には、前日摂取のエネルギーで十分で、足りない分は脂肪をエネルギーにするため心配ないようです。

ではデメリットは?

それは今回の研究にあるように、朝食抜きはその反動で過食になりやすいことです。

結局、なにごとも適度が一番!

減らすのはよいとしても、完全に抜いてしまうのは問題がありそうです。

過去ログ