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口腔ケアで気持ちが前向きに!

Dさんが思い出したのは、“口腔ケアで唾液を分泌させると発音が明瞭になる”
ということ。雅子さんは口腔ケアを拒否しがちだったのですが、「これを伝えれ
ば受け入れてくれる」と思って病室を訪ねました。
 すると最初は半信半疑な様子でしたが、最終的には口腔ケアを受けることを承
諾してくれたのです。

 雅子さんの口腔内は乾燥がひどく、痰や血がこびりついている状態。Dさんは
保湿剤を塗布して、『モアブラシ』で汚れを除去しながら唾液分泌を促すストレ
ッチとマッサージを行ないました。
 毎日続けていると1週間後には唾液で口腔内が潤い、頬がふっくらしてきたの
がはっきりとわかるように。

 その数日後に雅子さんの病室に入ると、そこには笑顔で会話をする雅子さんと
ご主人の姿が! 聞き返されることもあまりなく、楽しそうな様子です。
「ちゃんと喋れなくてイライラしてたんです。ありがとうね」
 まだ少し話しにくそうでしたが、雅子さんはDさんにこうお礼を言いました。

「話すことには気持ちを明るくする効果があります。雅子さんが口腔ケアを拒否
していたのは、会話が思うようにできずにふさぎ込んでいたからかもしれません」

 Dさんはこの出来事を院内の看護師に伝え、口腔ケアの大切さを広めています。

あなたは大丈夫? 歯周病チェック!

黄色信号
  □歯磨きをしたときや、硬いものを食べたとき、歯肉(歯茎)から血が出る。
  □硬いものを噛むと頼りない感じがする。
  □食後、歯と歯の間に食べかすが詰まりやすい。
  □歯肉を押すとブヨブヨしていて、赤黒く見える。
  □歯根が露出していて、冷たいものや甘いものがしみる。
  □タバコを吸っている。

赤信号
  □歯がグラついている。
  □歯が伸びて長くなった気がする。
  □歯の噛み合わせが悪くなった。
  □口臭がきついといわれる。

 黄色信号は、3個以上当てはまったら歯周病予備軍である歯肉炎の可能性が。赤信号はひとつでも当てはまったら、歯周病が進行している可能性が高いので要注意!
                    女性ゼブン 12.3.1

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