最近、近隣の歯科医院が相次いで閉院となった。いずれも承継されることなく高齢の院長のリタイアに伴う廃業である。先生方には開業以来お世話になり、また共に地域医療を支えてきただけに残念としか言いようがない。
日歯の高橋英登会長によると、約9割の歯科医療機関に承継者がいないという。小生が住む福岡市東区は人口約33万人を擁し、今後も25年にわたって人口が維持されると予想される地域である。医療機関の急激な減少は、地域における歯科医療サービスのニーズとサプライのバランスを危ういものにするのではないかと危惧している。昨年の7月より厚労省に「歯科医師の適切な配置等に関するワーキンググループ」が設置され、日歯の瀬古口精良副会長がメンバーとして参加している。
厚労省のデータでは現在、歯科医師の総数はすでに減少局面に入り、歯科医院の数も減少傾向にある。今、改めて自分を取り巻く状況を見ると確かにその通りで、今後も歯科医師の偏在や無歯科医地区への対応が喫緊の課題であると実感する。