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ドライマウスと歯周病 女性に多く40~60代中心

口が渇く病気ードライマウスが、若い人から高齢の方まで広い年齢層に広がっています。少し口が渇く程度から、渇きすぎて話ができない、味がわからない、舌がひび割れてしまったなど、非常に多くの病状があります。ドライマウスで悩んでいる方は推定で八百万人といわれていますが、圧倒的に女性に多く、四十~六十歳代が中心です。
 ドライマウスの治療は、原因ごとに対処します。歯科医は、問診や口腔(こうくう)内診査を行い、適切な処置をします。しかし、薬剤による副作用が原因と診断した場合、その薬剤の使用を中止できれば良いのですが、それによってリスクが生じることがあります。薬剤の変更、減量、中止に関しては、必ず、疾患の主治医の先生と相談の上で行い、口腔の乾燥症状のケアや、乾燥に伴う口のトラブルなどの治療を行います。
 また、歯周病になると唾液の分泌量が減り、口が渇くという現象が目立ちます。そして、口が渇くと、口の中が洗い流されないため不潔になりやすくなります。かかりつけの歯科医院で定期的な歯のクリーニングや歯周病の治療が必要です。
                    福島民報 2010.11.1

歯科最前線 岡山大学病院 歯周病治療 全身疾患予防へ外科処置も

歯周病の大きな問題は、全身に悪影響を及ぼす点。「放置すれば誤嚥性肺炎、糖尿病、心筋梗塞や早産、低体重児出産などを招く可能性が高まる」治療は感染源の除去、炎症の制御、歯周組織の形態改善が柱。まず歯磨き法を改善しながら、スケーラーという器具を使い、歯垢が石灰化した歯石を取り除く。
 歯肉溝が深くなった歯周ポケットがあると、痛みがないよう局所麻酔をして歯石を除去し、抗菌剤などを注入する。予防法は磨き残しをなくすことだが「最近と免疫のバランスが崩れると発症し、未成年でも重症化する。自覚症状がなくても年1回、誕生月には歯科を受診して検査を」と語る。
                    山陽新聞 2010.11.1

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