日本高血圧学会はすべての人が取り組むべき降圧目標を、医療機関で測定するときは原則、収縮期(最高)を130未満、拡張期(最低)80未満とすると発表した。
自宅測定では、最高125未満、最低75未満とするとの見解を示した。
75歳以上などハイリスク患者には従来、別の目標値を設けていたが、分かりにくいとの声があり、血圧管理と治療のガイドラインを6年ぶりに改定して統一した。
比較的リスクの低い人には減塩や食事の見直し、適正体重の維持、運動、禁煙、飲酒制限などの生活習慣改善を促す。血圧を下げる治療では、めまい、ふらつき、急性腎障害などを注意するよう求めた。
【メディファクス】