厚生労働省は10月22日の「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」で、高額療養費の自己負担のあり方について3つの論点を提示した。その中で、これまで同委員会や医療保険部会での展開されてきた議論を踏まえて「セーフティネット機能として患者になくてはならない制度として認識が一致している」としたものの、1,000万円以上の高額レセプト件数が近年急増している現実もある。 今後も医療費の増大が見込まれる中で、患者の経済的負担に配慮したセーフティネット機能を保つ制度設計ができるかどうかが問われている状況だ。