日本歯科医師会は、4月27日厚生労働省が同月26日に発出した文書「新型コロナウィルス感染症に係わるワクチン接種のための筋肉注射の歯科医師による実施について」受けてプラスリリースをした。
ワクチン接種は、新型コロナウィルス感染症対策の成否を左右するきわめて重要な局面になると新式し、本会として通知に記載された研修等への協力を迅速に進めると共に、具体的な対応につちえ厚生労働省はじめ関係方面とも調整していくことを連絡し、協力を要請すると発表した。
日本歯科医師会は、4月27日厚生労働省が同月26日に発出した文書「新型コロナウィルス感染症に係わるワクチン接種のための筋肉注射の歯科医師による実施について」受けてプラスリリースをした。
ワクチン接種は、新型コロナウィルス感染症対策の成否を左右するきわめて重要な局面になると新式し、本会として通知に記載された研修等への協力を迅速に進めると共に、具体的な対応につちえ厚生労働省はじめ関係方面とも調整していくことを連絡し、協力を要請すると発表した。
神奈川県大和市は18日、市内の新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で、歯科医師による接種を始めた。同市では85歳以上を対象に、17日から集団接種を開始している。
市によると、市立病院歯科口腔(こうくう)外科の小沢知倫(おざわ・ともみち)科長(47)が接種を担当。他の医師と一緒に集団接種に参加するため、必要な研修を受けた。
午前中だけで14人への接種を終えた小沢科長は、報道陣に「普段やっていない医療行為なので緊張した」と話した。今後、別の会場での接種にも参加するという。
菅義偉首相は7月末までに高齢者のワクチン接種を完了するとの目標を表明。接種に当たる医療従事者の確保が課題となっており、歯科医師による接種が条件付きで認められた。
歯科医院に行くことに不安を抱いている方も多いと思いますが、
お口の健康がからだの健康につながるため、
定期的に歯科医院に通うことはとてもいいことです。
歯科医院では治療前、治療中の飛沫防止対策をとっており、
器具などの滅菌処理をおこなっています。
その中でも以下の2点が効果を生んでいます。
1、患者さんに治療開始前に消毒薬でうがい
お口の中の細菌数のレベルを下げることを行い、飛沫感染の対策をとっています。
2、口腔内外でのエアロゾル予防
患者さんのお口から放出される水分やエアロゾルの分散を防ぐために、
口腔内の水分などを吸引する用具や
お口の外での吸引装置が活用されています。
▼参考:日本歯科医師会「新たな感染症を踏まえた歯科診療ガイドライン」
https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/k0ccm7q0tylgg7c0zbpOE
お口に細菌が多くなると、飛沫によってウイルスを拡散させてしまう
恐れが高まってしまいます。
お口に住んでいる細菌が出すタンパク分解酵素は、
ウイルスが粘膜細胞の中に感染することを促進します。
感染予防のために、手の消毒などだけでなく、お口の衛生管理も心がけましょう。
特に歯周病菌は強力なタンパク分解酵素をもっていますので、
定期的な歯科検診で歯周病の予防と治療をしていきましょう。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって
外出時のマスク、帰宅時の手洗い、うがいが定着しました。
しかし、手洗いとうがいだけでなく、実施してほしいことがあります。
1、ブクブクうがい
うがいは「ガラガラうがい」が主流だと思いますが、
喉の奥にウィルスが到達する前に歯や粘膜にウィルスが付着します。
まず、ブクブクうがいをおこなってから!
のどに運ばれるのを阻止しましょう。
2、舌の清掃
新型コロナウイルスをはじめとするウイルスは、
「レセプター(受容体)」と結合することによって体内に侵入します。
レセプターは舌の粘膜に多く存在します。
舌の清掃を行って、舌に汚れをためないようにしましょう。
国内マスク最大手のユニ・チャームが、口元が外から見えるよう透明な素材を使ったマスクを発売することが27日、分かった。口の動きを見て会話の内容を読み取る聴覚障害者に配慮した。マスクで顔が隠れ笑顔や表情を客に見せにくい接客の現場など、マスクがコミュニケーションの障害となっているさまざまな場面で活躍しそうだ。
透明フィルムと、耳に掛ける生地の部分を組み合わせた。27日中に同社のオンラインショップで注文の受け付けを始め、価格は1枚当たり1480円程度。洗って繰り返し使うことができる。
商品名は「顔がみえマスク」。フィルムは曇りにくいよう加工したほか、耳に負担が掛かりにくいように工夫した。生地の部分が鼻やあごに密着するため、しぶきが外に漏れにくいという。
自身もろう者の、東京都聴覚障害者連盟の越智大輔(おち・だいすけ)事務局長によると、口元を読み取ることが多いのは、コンビニのレジで店員から箸やレジ袋が必要かどうかを尋ねられるなど、ある程度やりとりが予想できる場面という。「マスクを着けていると相手が怒っているのか、笑っているのかも分からずコミュニケーションが難しい」と悩みを吐露した。
東北大学は4月16日、日本の65歳以上の高齢者1万3,594人を対象に、口腔状態の悪化が認知機能低下のリスクを増加させるのかについて検討する6年間の追跡調査を行い、口腔機能低下や歯の喪失がみられた高齢者で主観的認知機能低下のリスクが約3~9%高いことがわかったと発表した。この研究は、同大大学院歯学研究科歯学イノベーションリエゾンセンター地域展開部門 兼 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科健康推進歯学分野の相田潤教授、東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野の木内桜氏らの研究グループによるもの。研究成果は、「Journal of Epidemiology」に掲載されている。
近年、口腔の健康状態の低下と認知機能低下や認知症発症との関連が多くの研究から報告されている。しかし、口腔の健康状態の低下や認知機能の低下も長期の経過をたどることから、因果関係を明らかにする手法として代表的なランダム化比較試験は困難である。そこで、研究グループは、観察研究において未測定の時間不変の共変量(性格など)によるバイアスを取り除く方法である固定効果分析を使用し、口腔の健康状態の悪化が主観的な認知機能低下の発生確率を増加させるのかについて検討した。
新型コロナウイルスワクチン接種を巡り、田村憲久厚生労働相は20日の閣議後記者会見で、医師や看護師に限られていたワクチンの注射を歯科医師にも認める方向で検討していると明らかにした。
田村氏は「一般の方にワクチン接種が進む中で人員が不足する地域もある。早急に結論を得たい」と述べた。厚労省は近く有識者検討会を開き、歯科医師による接種を特例として認める案を議論する方針。
同省は、これまで医師法でワクチンの注射が認められていなかった歯科医師についても研修を受けた上で、集団予防接種の会場で打てるよう体制整備することを検討する。
コロナワクチンの高齢者接種は12日から始まっており、5月のゴールデンウイーク明けから本格化する見込み。また、ファイザー社と追加供給に実質合意したことを受け、菅義偉首相は19日、16歳以上の国民全員分に関し「9月までに供給されるめどが立った」と表明した。こうした動きの一方で、接種の担い手不足が課題となっていた。