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かめる人は長生き かめないと脳卒中死などリスク4.6倍

高齢になっても、噛む能力が高いと脳卒中や心筋梗塞などになる危険度が低いことが、明らかになってきた。がんでは、因果関係は出なかった。
 かめなくなると、食物繊維やビタミン類を含む野菜などの食材をとりづらくなり、長期的に栄養が偏った結果、心血管疾患を起こしやすくなるのではないかとみている。
                 西日本新聞 2008.1.23

口腔がん(下) むし歯放置が危険因子に

30歳台の若さでも口腔がんを引き起こすことがある。それは、舌の腫瘍にむし歯が触れていたことが原因だと考えられた。むし歯は、口腔がんを発症させる危険因子の一つである。がんの危険因子は加齢や食習慣などが挙げられるが、口腔がんの場合は、喫煙や飲酒、むし歯や入れ歯による刺激もわすれてはならない。むし歯によって欠けた歯が鋭い刃物のようになって舌を傷つけたりすることによって発ガン遺伝子を増幅させ、がん細胞を作り出す一因となる。また、熱いもの辛いものなどの刺激の強いものを頻繁に食べる行為もがんを誘発する恐れがあるので注意したい。
                 北國新聞 2007.12.13

口腔がん(上) 消えない口内炎を疑え

口の中に、がんができることは以外に知られていない。がん全体に占める割合は2,3%に過ぎないが、30年前と比べて2倍に増えている。口の中のがんは、他の部位と違って、自分の目や舌の感覚でみつけやすく、早期発見が期待できる。「いつもの口内炎だ」と勘違いして、受診するのが贈れてしまいがちだ。チェックすることは、腫れやしこり、白い潰瘍はないかを確認する。これらが1,2週間たっても消えない場合や逆に周囲が硬くなってきたり痛みや出血がある場合は、要注意である。
                 北國新聞 2007.12.12

口臭物質 健康に悪影響

口のにおいに悩む人は多い、もともと口の中には300種を越える細菌がすんでいる。その一部は、タンパク質を分解する際、硫化水素やメチルメルカプタンといった口臭の原因となる揮発性硫黄化学物を作り出す。これは、歯周病を発生させる化学反応を起こしたり、遺伝子を傷つけてがんの引き金になる活性酸素を増やすことや、硫化水素がDNAを直接損傷することなど悪影響がある。
             南日本新聞 2007.12.21

口腔ケアで病気予防 歯磨きの意味

 口臭の主な原因は、歯周病、むし歯の穴、舌の表面の汚れ(舌苔)です。口腔ケアには、歯だけを磨くわけではありません。舌苔は舌の表面のぬるぬるで、ざらつきに細菌が付着したものです。
 高齢者の死因として肺炎が挙げられますが、これは、口腔ケアをしてあげると大きな予防効果があります。
          河北新報 2008.1.21

子どものむし歯予防 糖分摂取メリハリを

就学前の子どものむし歯の数は、おやつの回数と比例するといった研究があります。おやつを何度も食べると、歯のとける量に唾液が修復する量が追いつかなくなり、むし歯が進んでしまいます。
甘みはメリハリをつけて親しみましょう。子どもの口の健康は、おじいちゃんおばあちゃんになったときの元気のためでもあります。
            河北新報 2008.1.14

顎がはずれる 高齢者は大あくびに注意

顎が」はずれて医療機関を受診する高齢者が近年増えているという。特に多いのは入れ歯の高齢者でかみ合わせが悪くなって関節の骨と顎の骨が接触してすりへってしまう。
予防策として入れ歯のかみ合わせがずれている場合は早めに作り直すことを勧める、また大あくびに注意し、大きな口をあけないようにするとよい。
              北國新聞 2007.12.5

正しい歯磨き(下) 10分の努力が歯周病を防ぐ

 日本のうち1日2回歯を磨く人は、約5割、3回以上磨く人は約2割に上る。成人の8割が歯周病にかかっていることを考えると上手に磨けていないことが考えられる。
 歯ブラシの使い方も大切だが、歯間ブラシや糸ようじなどを上手に使い、就寝前に必ず10分以上かけてみがくことも必要です。
               北國新聞 2007.12.4

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