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ジメジメ 怖いのは部屋だけでじゃない 口のカビ

 人の体には多くの微生物が生息しているが、カビもそのひとつ。これらの微生物は普段バランスを保っているが、何かの原因でバランスが崩れ勢力図が変わってくると体に何らかの症状となって現れる。
 そんな常在菌の中でも、口の中で悪さをすることがあるのがカンジダ。これは、健康な人でも口や皮膚、消化器官などで見かけるが、口の中で異常に増殖すると口腔カンジダ症を引き起こす。
               夕刊フジ 2008.7.9

逆三角顔と四角顔

 戦後、日本人の顔は小さくなったという。顔全体の縮小ではない。顔の下半分、特に顎が細くなり、逆三角形の小顔が増えた。
 原因は食生活の変化だ。日本人は軟らかい物ばかり食べるようになった。かまずに飲み込む食事で育つから、顎が発達しない。
 もてる美男子は逆三角顔で、顎がとがっている。哀れ四角顔はおじん顔とされている。
         毎日新聞 2008.7.20

歯周病に組織再生療法

 歯を失う最大の原因で、全身の健康状態にもかかわる歯周病。35歳以上の8割がかかっているといわれている。治療は悪い部分を除くのが主流だが、なくなった組織を再生させる治療法も出てきた。歯周組織再生誘導手術が今春、公的医療保険の適用対象となった。
 この方法自体は、15年以上前から存在するがその治療対象となる歯周病の病態が明確ではなかった。現在でも万能とは言いがたい。また、治療期間が数ヶ月~1年以上かかるためメインテナンスが大変である。
          朝日新聞 2008.7.20

歯周病と全身疾患との関係を検証①

 歯周病がリスクファクターとなりえることが報告されている全身疾患は、心血管疾患、脳血管疾患、バージャー病、糖尿病、早産・低体重児出産、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、高脂血症、肥満などがあるそのうち、高脂血症、糖尿病、心血管疾患は、肥満を共通の発症基盤とすることが多く、メタボリックシンドロームとして捉えられケースも多い。
                薬事日報2008.6.18

ちょっとキレイ、歳より若々しくいるためのチェック

唇&舌を一日に何度かチェックしよう
①無意識のうちにポカーンと口を開けていないか
②唇の表面が乾燥していないか
③唇の縦しわから出血していないか
④舌の表面の色が白っぽくないか(または黒や黄)
⑤舌が乾燥していないか。だ液におおわれていないか

口呼吸が癖になると口臭や歯周病の原因になるだけでなく、風邪や呼吸器系の病気にかかりやすくなる。唇の乾燥や縦しわが気になる時はなめたりせず意識的に破裂音を発音して血流を促そう。舌の乾燥も大敵だ。
                     百済 2008.5

基礎疾患と歯科治療 病気や服薬の際は相談を

病気(基礎疾患)をお持ちの患者さんは、歯科治療とのかかわりがあります。例えば、高血圧や糖尿病の患者さんへの歯科治療に注意が必要な場合もありますし、現在服用している薬の中には、血液の止める作用を緩和(抗凝固作用)をもつものもあるので抜歯の際には注意を払う必要があります。とくに、骨粗鬆症のお薬は抜歯をする際に特に注意する必要があるためにかかりつけの医師、歯科医師に相談するようにしてください。
               福島民友 2008.6.13

偏食からの「亜鉛」欠乏 味覚の異常

 味覚異常を訴える患者さんの多くは、ファーストフード、インスタント食品の摂取が多いこと、偏食などが原因と言われています。特に亜鉛が欠乏すると舌の表面の味を感じる細胞の新陳代謝がうまくいかず、味覚を正常に保てなくなります。
 味が感じられない、薄く感じるといった味覚障害は、若い世代にも広がっていますので、歯と口の健康に加えて、食生活改善に必要性が問われています。
           南日本新聞 2008.5.16

歯周病と糖尿病の関係

糖尿病の患者が歯周病にかかると、進行が早くなったり、治りにくくなったりする特徴が見られます。
 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると成人の糖尿病患者は、予備軍も含めると約1870万人。歯周病は今や、成人の8割がかかるといわれ、40歳を過ぎると急速に患者が増える。
 糖尿病患者は、高齢化社会の進行や食生活の変化で増加の一途。歯周病は痛みなどの自覚症状がないため歯を抜くまで気づかないこともあります。
            東京新聞 2008.6.13

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