記事一覧

歯の骨再生する歯周病薬

科研製薬は来春にも歯周病治療薬の承認を国内で申請する。同薬剤は歯周病で破壊された歯を支える骨を再生する。従来の外科手術は歯を支える骨の破壊が進むのを抑えるだけで、骨の再生は難しい。2012年にも同薬剤の承認を見込む。承認されれば歯周病の治療選択肢が広がる。再生医療医薬品である同薬剤の投入により、再生医療市場を開拓する。
                日経産業新聞 2010.11.19

口内ケアに「訪問歯科」

寝たきりで歯の治療に通えなくなった高齢者の自宅を、歯科医や歯科衛生士が訪れる「訪問歯科」が除々に広まってきた。在宅で介護をする場合、見落としがちな口の中のケア。専門家による治療や衛生指導をうまく利用したい。厚生労働省の調査(2008年10月現在)によると、医療保険による訪問治療を行っている歯科医院は全国に約8200か所あり、歯科医院全体の1割を越す。
 しかし、訪問歯科の必要性はあまり知られていないのが現状だ。新潟大教授らが02年~04年度に要介護者368人へ行った実態調査によると、約9割に何らかの歯科治療や専門的な口のケアが必要と判明した一方で、実際に受診していたのは3割未満だった。
                   読売新聞 2010.11.19

妊婦・ママの体調食でケア

妊娠中や授乳期の女性の体調に気を配った機能食品が人気を呼んでいる。妊娠・出産時は味覚や食べ物の好みが変わることが多い。各社は我慢を強いられる女性のストレスを和らげようと、お菓子感覚で口腔ケアや栄養補給ができる製品を投入。女性の妊娠・子育てを応援する。
                 日経産業新聞 2010.11.18

医師国保など「高所得の国保組合」への補助金を廃止へ

細川律夫厚生労働相は12月17日、来年度予算をめぐり、野田佳彦財務相、玄葉光一郎国家戦略担当相と折衝を行い、所得水準の高い国民健康保険組合への国庫補助金を廃止する方針で合意した。医師国保や歯科医師国保、薬剤師国保などが対象となる見通しだ。

この補助金は、11月に行われた政府の行政刷新会議による「事業仕分け(再仕分け)」で、▽現行の定率補助(32%)を所得水準に応じて5段階に見直す▽このうち所得水準の高い国保組合に対する定率補助は廃止する―と判定された。

「あ・さ・ひ・か・わ」で健口北海道一を目指そう!

 ◎市民一人ひとりが、健康なお口を保つために身近に取り組んで頂ける「健口生活」の提案です。
  「あ・さ・ひ・か・わ」に、歯やお口の健康に欠かせない情報を凝縮しました。
 ◎本心得を実践する「健口生活」によって健康を増進し、質の高い生活を維持しましょう。
 ◎旭川市は、本心得の普及活動をはじめ、「歯・口腔の健康づくり」を推進しています。

 健口生活の心得
  あ あさひを浴びて、しっかり朝食、よく噛んで!
  さ さわやかな、気持ちと息は歯磨きから!
  ひ ひろげよう、噛むから始める、健康(健口)づくり!
  か 噛めるお口は、予防歯科・フッ素・フロスで手に入れる!
  わ 若さの秘訣は、うるおいのある口元から!
 
 旭川市保健所 旭川歯科医師会 上川中部地域歯科保健推進協議会

こども歯みがき教室

75歳以上で"歯20本"26% 「運動の効果」と厚労省

75~84歳で自分の歯が20本以上ある人は、前回(2004年)より3・8ポイント増の26・8%で、4人に1人の割合を超えたことが7日、厚生労働省の国民健康・栄養調査で分かった。過去1年間に歯石除去や歯科検診を受けた人の割合も増えた。

 厚労省は、80歳で自分の歯が20本以上あることを目指す「8020(ハチマルニイマル)運動」を推進しており「運動の効果ではないか」としている。

 75歳以上で「何でもかんで食べることができる」割合は、歯が19本以下は46・6%だったのに対し、20本以上では83・8%と大きく差が出た。

 一方、虫歯予防のためにフッ化物(フッ素)入り歯磨きを使用している6~14歳の子どもは前回に比べ29・8ポイント増の86・3%で、1~5歳の幼児でフッ素を歯に塗ったことがある割合は14・7ポイント増の57・6%だった。
2010年12月8日 提供:共同通信社

歯科医過失、一部認める 440万円賠償命令 地裁判決 埼玉・深谷の麻酔事故

 深谷市の歯科診療所で02年、虫歯の治療中に同市の木部遥加ちゃん(当時4歳)が死亡したのは、麻酔注射で急性アレルギー反応を起こしたのに適切な処置を怠ったためとして、両親が男性歯科医(60)に7837万円の賠償を求めた訴訟で、さいたま地裁(佐藤公美裁判長)は16日、歯科医の過失を一部認め、440万円の支払いを命じた。

 佐藤裁判長は判決で、遥加ちゃんが急性アレルギー反応を起こしたのに歯科医が約20分間気付かず治療を続けたことについて「観察義務を怠った」と指摘し、歯科医の過失を一部認めた。また、遥加ちゃんの死亡と歯科医の過失との直接の因果関係は否定したが、「被告がバイタルサイン(意識・呼吸・脈)の観察義務を尽くしていれば、遥加ちゃんが生きていた相当程度の可能性があった」と結論付けた。

 判決によると、遥加ちゃんは02年6月15日、治療中に歯茎に局所麻酔薬を注射され、急性アレルギー反応でアナフィラキシーショックを発症し、呼吸停止状態に陥り死亡した。

 歯科医側は裁判で、「当時の医療水準では発症率の低いアナフィラキシーショックを予見することはできなかった」と主張していた。歯科医側の弁護士は、「これをもって過失となれば、歯科治療をちゅうちょする医師が現れるのではと心配している」とのコメントを出した。

 判決後、弁護士とともに取材に応じた遥加ちゃんの父寿雄さん(44)は、「納得とまではいかないが、遥加に報告したい」と複雑な表情をみせ、「遥加は生きていれば中学1年になる。判決をきっかけに、再び同じような悲しみが生まれないようにしてほしい」と話した。

 遥加ちゃんの死亡を巡っては、県警が05年1月、歯科医を業務上過失致死容疑でさいたま地検に書類送検したが、地検は同7月、不起訴処分(容疑不十分)とした。両親はさいたま検察審査会に審査を申し立て、同審査会は06年10月、不起訴不当の議決をしたが、地検は07年3月、再び不起訴処分(容疑不十分)とした。
2010年12月17日 提供:毎日新聞社

お口の健康で実践していることは?

①歯磨きを念入りに行う
 ②歯間ブラシや糸ようじで歯の間を掃除する
 ③歯の定期健診に通う
 ④ガムを噛む
 ⑤洗口剤を使う
 ⑥特に予防はしていない
 ⑦カルシウムを取る
 ⑧間食を控える
 ⑨堅いものを食べる
 ⑩甘いものを食べない
  虫歯や歯周病、口臭などの口の病気を予防するためにも、日頃の口内ケアは重要です。まずは簡単なことから続けていきましょう。
                    産経新聞 2010.11.17

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