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入院中パン詰まらせ後遺障害 都内の病院に賠償命令

くも膜下出血で病院に入院した男性(66)が蒸しパンをのどに詰まらせて後遺障害が残ったのは、適切な介助を怠ったためだとして、「医療法人社団苑田会」(東京都足立区)と主治医に約1億4130万円の賠償を求めた訴訟の判決が11日、東京地裁であった。加藤正男裁判長は病院側の過失を認め、法人に4804万円の支払いを命じた。主治医に対する請求は棄却した。

 判決によると、男性は2007年3月、苑田会が経営する苑田第一病院に入院。5日後、昼食の蒸しパンをのどに詰まらせて窒息し、呼吸停止になった。その後、血管性認知症と診断された。

 加藤裁判長は、パンについて「窒息の原因食品として上位に挙げられ、リハビリテーションの現場では広く知られている」と指摘。「食べやすい大きさにちぎり、男性の動作を観察するべきだった」とした。

 苑田会は「判決を見ていないのでコメントできない」としている。

8020 歯のコンクール 表彰

今年も旭川歯科医師会主催の歯のコンクールが開催されました。当院から一昨年は、最優秀賞。昨年は、準優秀賞の患者さんを輩出しており、今年は、優秀賞を頂きました。今年は、激戦で80歳で32本の歯をお持ちの方がおられ80歳で28本の方も10人以上いました。
 私が期待していた方は、88歳で28本という優秀な方で歯科医師会の賞には入りませんでしたが、当院からささやかな賞品を送りたいと思います。

失った歯の数が多いと消化器系がんで死亡する確率が高まる!?

 九州歯科大学の調査によると、失った歯の数が多いほど、胃がんや大腸がんなど消化器系のがんで死亡する確率が高まる可能性があるという。同大は、福岡県北部に在住、大正6年生まれの男女約824人を10年以上にわたって追跡調査。追跡できた697人のうち414人が亡くなっており、そのうち71人の死因ががんだったという。がんの内訳は、肺がんが16人、肝臓がんが13人、胃がんが12人、大腸がんが6人、膵臓がんが4人などだった。亡くなった人が永久歯28本のうち、何本歯を失っていたかを照合。飲酒や喫煙の有無などの交絡因子で調整した結果、むし歯や歯周病で歯を1本失った人は、歯がすべて揃っている人に比べ、胃がんや大腸がんなどの消化器系のがんで死亡する確率が6%も高いと判明した。さらに、失った歯が5~9本の人は、0~4本の人に比べ2.2倍、同じく10本以上の人3.2倍と、残っている歯の数が少なくなるほど、リスクが高い傾向にあった。

平成26年度『北海道歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール』受賞作品決定!

9月4日(木)道歯会館4階第1会議室において、標記コンクールの第二次
審査会が開催された。今年度は全道各地204校から合計8,665点の応募
があり、その中から第一次審査を通過した162点を第二次審査会で審査
を行い決定した。応募作品はいずれも明るくのびのびと描かれた素晴
らしい作品ばかりで審査員は選定に苦労していたが、審査の結果、釧
路市立昭和小学校3年の小野佳音さん、釧路市立中央小学校5年の仲谷
凜彩さんの作品が北海道知事賞を受賞した。その他の受賞作品に関し
ては今後、道歯会通信や道歯ホームページにて紹介する予定である。

また、各受賞作品は下記会場にて展示を予定している。
北海道歯科医師会館:10月17日(金)
※第34回北海道学校歯科保健研究大会開催時に展示
北海道庁1階ロビー:11月10日(月)~12日(水)
道新プラザロビー:11月13日(木)~19日(水)

平成25年分 医療事故の分析結果 公表   日本医療機能評価機構

8月27日(水)日本医療機能評価機構では『平成25年 年報』を公表した。
医療事故が起きた場合、法律で報告が義務づけられている大学病院な
ど全国の主な医療機関から、昨年1年間に報告された医療事故は3,534件
であり、事故の内容では、薬剤、投薬方法、用量の間違い、外科、整
形外科等での術時の事故等が報告されている。事故当事者で最も多い
のは、看護師で1,710件、ついで医師の1,575件、歯科医師は薬剤師と
同数の35件であった。歯科衛生士、歯科技工士は0件である。歯科医師
の35件中6件が経験年数0年の新人によるものであった。歯科事例では
部位間違いに起因するものが最も多く4例(平成20年より5年間毎年3~
7例発生)報告されている。また歯科関連で、MRI検査への金属製品の持
ち込み事故事例中に、歯科インプラント体が挙げられている。

年報はこちら (600ページを超える資料)
http://www.med-safe.jp/pdf/year_report_2013.pdf

 ★北海道大学ホームカミングデイのご案内

 9月27日(土)に第3回目の「北海道大学ホームカミングデー」を開催します。
 ホームカミングデイとは、同窓生・元教職員の皆様、在校生のご家族の皆様を
キャンパスにお招きして、交流を深めていただくと共に、いまの北海道大学を
ご覧いただきよう様々な催しを行うものです。
 詳細は大学HPをご覧いただきたいと思います。

 http://www.hokudai.ac.jp/home2014/

午前中は全学の行事を行い、歯学研究科としては、13時30分~15時30分に行います。
場所は、歯学部講堂(および歯科診療センター;見学希望者のみ)
事前申し込みは不要 です。
内容は歯学研究科の現状(耐震改修後の歯学研究科および新棟移転後の歯科診療
センターについて)の説明の後に、各教室からの研究や臨床について報告いたし
ます。
その後、希望者に対し、歯科診療センターと歯学研究科C棟をご案内します。

皆さまのご参加をお待ちしております。 

世界会議2015 開催について  日歯

日本歯科医師会が主催、WHO共催の国際会議「世界会議2015―健康寿命
延伸のための歯科医療・口腔保健―」が、来春、平成27年3月13日(金)
~15日(日)までの3日間、東京国際フォーラムにて開催される。本会議
の目的は、超高齢社会を迎え現在まで行ってきた健康寿命を延伸させる
ための歯科医療・口腔保健のあり方を検証し、国内外の状況を踏まえな
がらエビデンスに基づく今後の歯科医療政策の提言につなげるべく、高
齢社会における同じ悩みを持つ多くの国々の人々が集まり、急増する高
齢者の健康を守るための歯科医療政策を議論することにある。アメリカ、
ドイツ、フランス、韓国などから代表の講演が予定されている。事前参
加登録は大会ホームページにて10月1日(水)より開始の予定、北海道か
らも多くの会員の参加を期待したい。

大会ホームページ http://www2.convention.co.jp/sekaikaigi2015/

「患者申出療養」を概ね了承 安全性・有効性等の担保を確認

日医、日歯、日薬の三師会は6月13日(金)、政府の規制改革会議が同日に「患者申出療養(仮称)」の創設などの提言を含む第2次答申を示したのを受けて、厚労省で合同記者会見を開催し、患者申出療養では安全性・有効性などが最低限担保されたとして、容認する姿勢を示した。
              2014.7.1 1624号 日歯広報

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