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こども歯みがき教室

内容 講話、個別歯磨き指導
 日時 2月26日(火) 午前10時から
 場所 キッズルーム (第二庁舎5階)
 対象 3歳以下の乳幼児と保護者
 定員 6組
 申込 健康推進課 ℡25-6315

物が飲み込みにくい?

食物を見て、唾液を分泌させ食べる準備を整え、食物を口の内で噛み砕いた食塊を咽頭へ送り、鼻および口への逆流を防ぎつつ、咽頭を挙上させ、喉頭蓋で気道への流入を防ぎ、食道入口部を開き、食塊を食道へ送り込む一連の行動を「嚥下」といいます。関連する神経・筋肉の複雑な共同運動がうまく働いて、初めて飲み込むことができます。高齢化社会になると脳血管障害・神経筋疾患の増加に伴い、物をうまく飲み込めない嚥下障害を訴える方が多く来られます。嚥下障害の分類とその原因は多岐にわたります。特に高齢者の方の原因は、口腔内乾燥傾向(粘膜分泌低下、あるいは内服薬の影響)、歯牙の喪失や義歯の装着、喉頭の下降、神経系の加齢による反射の遅れ、筋力の低下、食道入口部開大に持続時間の短縮、脳出血・梗塞やその他の神経筋疾患の既往による影響、認知症による不適切な節食方法、喀出力低下などがあげられます。
 嚥下障害の最も多い症状は「むせる」(誤嚥する)ことですが、目立たない誤嚥として、食後の湿った声嗄れや夜間の咳も見落とせません。気道に入った食塊を喀出できないと誤嚥性肺炎を起こして生命に関わります。嚥下は人が人らしく生きる上で極めて重要な機能ですから頻繁に「むせる」ようなら、嚥下機能検査が必要なので、一度ご相談下さい。

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