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歯を治療せずに放置、約4割- 保団連調査

調査は、保団連が各都道府県の保険医協会に調査を依頼して、昨年10月8日-12月27日に実施。1万129人から有効回答を得た。

 調査結果によると、3710人(36.6%)が、自覚症状があっても歯を治療せずにそのまま放置していると回答。年齢別に見ると、20歳代が44.7%で最も多く、10歳代が26.8%で最も少なかった。
 また、治療せずに放置していると回答した3710人に、その理由を聞いたところ(複数回答)、1930人(52.0%)が「時間がない」と回答。以下は「費用が心配」1279人(34.5%)、「治療が苦手」1190人(32.1%)と続いた。

 調査結果について保団連では、「放置することで医療費の増加にもつながるため、早期の発見・治療が大切」と指摘。また、「時間がない」が放置の理由として最も多かったことを踏まえ、「残業を減らす、就労中の受診を保障するなどの労働環境の改善が必要」との見解を示した。
 また、保団連の宇佐美宏副会長は、「経済的なものによる治療中断も、アンケートの中で出てきている。窓口負担を引き下げることもやらなければならない」と話している。
( 2011年01月27日 21:12 キャリアブレイン )

喫煙者は歯グキの血流が極端に悪く、歯周病の初期には出血などの症状が現れにくく要注意

みなさんの中には「タバコを吸っても歯の健康自体に影響はない」と思っている人がいるかもしれません。しかし実は、喫煙は歯周病を引き起こす重大な危険因子なのです。タバコを吸うと体内の血流が滞り、さまざまな病気にかかりやすくなります。歯周病も、その例外ではありません。まずタバコの煙は、歯グキの毛細血管を収縮させ、歯グキの血流を低下させます。さらに、肺から体のすみずみに酸素を運んでいる、赤血球成分のヘモクロビンの数を減少させるのです。
                      わかさ 2010.7

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