民間有力経済研究所が「2013年ヒット予想ランキング」を発表しました。来
年、最も注目される商品・サービスのキーワードは「消費増税特需」。2014年
4月に8%、2015年10月には10%へと段階的にあがる見通しで、税率引き上げ前
に高額品への駆け込み購入が起きるとの予想が多くなっています。
調査は、2013年に注目されそうな商品・サービス・技術・イベントなど40の
キーワードを無作為に並べた調査票に、大学教授や企業関係者ら104人が、3段
階で評価し平均点をだして得点順位をつけたものです。
1位 消費増税特需 2位 スマホの高度化 3位 サッカー2014年W杯
4位 タブレットの進化 5位 格安航空会社 6位 拡大する高齢者サービス
7位 団塊消費 8位 脱・原発消費 9位 変わる東京・大阪の顔
10位 LINE となっています。
特に注目を集めたのは高額商品の住宅と自動車で、住宅展示場では今夏以降
来場者が増えているそうです。スマートフォンは、今や2000年時点のスーパー
コンピューター並みの性能を持ち、ネットワークの高速化などとの相乗効果に
より今後5~10年間で生活に与える影響は計り知れないと指摘されています。
同時に行った「新市場創造」への期待度のランキングでは、ヒット予想で6位
だった「拡大する高齢者サービス」がトップで、「高齢者が日本で最もマーケ
ットポテンシャルが高い反面、『買い物弱者』でもある」とし、宅配などを含
め「パイが大きな注目市場」との見方が示されました。
また、同系列の民間コンサルティング会社がまとめた「企業メッセージ調査
2012」では、11年連続でロッテ「お口の恋人」がトップでした。
これは、「キャッチフレーズなどから、消費者が企業名を連想できる会社」
を調査したもので、8月に主要な400種類の企業メッセージについて消費者にア
ンケートを実施し、26,435件の有効回答を得たものです。
2位:ファミリーマート、3位:コスモ石油、4位:ニトリ、5位:カルピス、
6位:ケーズホールディングス、7位:ローソン、8位:日立製作所、
同8位:日本マクドナルド、10位:トヨタ自動車 の順位でした。
各社のキャッチフレーズが浮かびますでしょうか・・・?