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コロナワクチン2021年前半頃接種開始 優先接種順位検討

国内でも新型コロナのワクチンの臨床試験が始まっています。
早ければ2021年前半に接種開始できるよう、動いているようです。
そこで、ワクチンの接種に関しては、新型インフル対策特別措置法に基づく
「特定接種」として、次のように優先接種順位を検討しています。
1.医療従事者 2.感染症対策などに当たる公務員 
3.介護福祉、電気、ガス、公共交通、銀行などの事業従事者
重心を置いているのは、十分な医療提供体制の確保です。
医療従事者のほかに、感染すれば重症化の恐れが高い高齢者、
基礎疾患をある人を優先させる案も出ています。

前回もお知らせしましたが、コロナお役立ちサイトです。
▼ご利用くださいお役立ち情報(首相官邸)
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/j0enuhr07xbqod06u4su8

【現時点における日本歯科医師会の考え方】

①国難ともいえる現況に鑑み、医療崩壊を防止するために、歯科医師会として何らかの協力をすることはやぶさかでない。

②本件は、多くの医師や看護師が軽症者の治療や管理等に専従できるようサポートするもので、ひいては重症者に対する医療体制を守ることにつながるものと考える。

③PCR検査体制の増強にあたり、歯科医師の参画がどうしても必要な状況であれば、日本医師会の了解および地域医師会の要請の下に協力する。

④研修については厚生労働省が主体となり、学会等の協力の下に教材製作および実施体制を整備する。日本歯科医師会もEラーニング研修実施等の協力にあたる。なお、手技の実習等については、現場での対応も想定される。

⑤ワークフロー、防御服の確保等の感染防御体制、研修、費用弁償などの概要が分かり次第、都道府県歯科医師会へ改めて通知する。

⑥実際には、病院歯科・口腔外科の歯科医師や、歯科麻酔医等が主たる対象となるのではないか。

⑦それ以外の、歯科医師会会員の協力については、地域における医師会と歯科医師会、地域行政等との連携に基づく対応となる。

動画「こんな時期だからこそ歯磨きが大事!」

 日本歯科医師会ではこのほど、YouTubeなどで公開中の動画「こんな時期だからこそ歯磨きが大事!」の紹介用・院内掲示ポスターを作成し、ホームページに掲載しました。ポスターのデータはホームページからダウンロードしてご利用いただくことができます。

 ポスターでは、料理愛好家の平野レミさんが“ウイルスに負けないための歯磨きの大切さ”を説明する本動画で使用しているイラストなどを用いて、「口の中が汚くなって悪玉菌が増える」と「ウイルスが増殖して細胞に入りやすくなり、重症化する恐れもある」ことや、お口の健康が免疫力アップにつながることを紹介しています。

 日本歯科医師会では、本動画を多くの国民に視聴していただき、感染症予防における“歯磨き”の重要性を周知していきたいと考えています。

■動画「こんな時期だからこそ歯磨きが大事!」紹介ポスター(PDF形式)
 URL:https://www.jda.or.jp/dentist/coronavirus/

■動画の視聴はこちら
 URL:https://youtu.be/Rk4LIL2KNKo

【現時点で確認できている事項】

【現時点で確認できている事項】

①PCR検査の需要が増大していることから、検査体制強化のため、口腔領域に知見を有する歯科医師に協力を促している。

②ただし、決してすべての歯科医師に対して、協力を強制的に求めるものではない。

③現行法では歯科医業の範疇を超えている本業務について、違法性を阻却する要件を定め、特例的・時限的に歯科医師による検体採取を認めるものである。

④その主たる要件は、「感染が拡大し、歯科医師による検体検査を認めなければ医療提供が困難になるという状況であること」と「安全性を担保した上で検体採取が実施されるために、実施者が必要な教育・研修を受けていること」である。

⑤検体採取の場所は、地域医師会等が運営するPCR検査センターとされている。

⑥研修の内容や実施体制、患者の同意をとる方法などについては、厚生労働省で検討中である。

日歯、歯科医師の検体採取について見解

 日本歯科医師会は4月27日、厚生労働省が通知予定の「新型コロナウイルス感染症に関するPCR検査のための鼻腔・咽頭拭い液の採取の歯科医師による実施」について、現時点で確認できている事項を整理し、日本歯科医師会の考え方をとりまとめました。

 今回の件について、日本歯科医師会では、厚生労働省からの打診を受けて、日本医師会とも連携をとりながら対応しており、本会も出席した4月26日開催の厚生労働省の有識者会議で概ねの合意がなされました。

 現時点で確認できている事項と、日本歯科医師会の考え方は次の通り。

北大歯学グループ、腫瘍溶解ウイルス開発 他疾患に応用も

北大歯学研究院の東野史裕准教授らの研究グループは、がん細胞中に分解シグナルAREを持つmRNAが安定して存在していることを利用し、腫瘍を溶解させるアデノウイルスの開発に成功したと発表した。腫瘍以外にも炎症性疾患やウイルス性疾患などに応用できる可能性があるという。国際専門誌「Cancers」に掲載された。

 ARE─mRNAは、がん原遺伝子などの細胞増殖に関わる遺伝子から転写されるmRNAに多く、通常は転写後すぐ分解されるが、細胞にストレスが加わると一時的に核外で安定化され、ストレスが解除されると再び分解サイクルに戻る。この安定化システムに異常が起こりARE─mRNAが恒常的に安定化されると、発がんや炎症など多様な疾患に関わる。

 グループが開発したAdARETとAdAREFという2つのアデノウイルスは、感染により発現されるE1AmRNAにAREを持つため、がん細胞では安定化され、正常細胞ではすぐに分解されるという。

 研究では、両ウイルスをがん細胞と正常細胞に感染させると、がん細胞は正常細胞よりウイルス生産量が最大1万倍程度高く、感染させるウイルス数が多くなるほど細胞死がみられたが、正常細胞では細胞死がほとんど起こらなかった。

 ヌードマウスに移植した腫瘍に両ウイルスを直接投与すると腫瘍が縮小し、中国で臨床応用されているウイルスよりも腫瘍溶解効果が高いことも分かった。

 ARE─mRNAの核外輸送・安定化は、がんだけでなく炎症性疾患やウイルス性疾患などでもみられるため、さまざまな疾患に対する「ウイルス療法」開発が期待できるとしている。

歯科の通院自粛47.5%

 小型家電ブランドのブラウン(P&G、本社:神戸市)の電動歯ブラシ「ブラウンオーラルB」では、20~60代の男女10,000人を対象に、コロナ禍におけるオーラルケアに関する実態調査を行なった。

 コロナ禍において免疫力を保つ鍵として口腔衛生状態が注目され始める中、依然として約9割はオーラルケアを変えていないことが判明した。さらに「むし歯」「歯周病」「口臭」に不安を感じている人は約7割いるにもかかわらず、全体の47.5%は歯科医院への通院を控えていると答え、コロナ禍において約半数の人が歯科医院への通院を躊躇(ちゅうちょ)していることが分かった。

https://kyodonewsprwire.jp/release/202005260235

歯の神経、幹細胞で再生 エア・ウォーター実用化

 産業ガス大手のエア・ウォーターは1日までに、歯の神経を再生する治療法を実用化したと発表した。歯の内部に含まれる幹細胞を培養し、虫歯の治療で神経を取り除いた歯に移植する。約1カ月で神経が再生され、かむ感覚を取り戻せるという。実用化は世界初としている。

 親知らずなど不要な歯を抜き、内部の歯髄を採取。歯髄から幹細胞を培養する。半年から1年後には神経の周辺組織も再生する。費用は1本約55万円から77万円程度で保険は適用外。今秋には、親知らずなどを抜歯した際に幹細胞を冷凍保存する事業も始める。将来、神経を失った際の治療に備えることができる。

 エア・ウォーターは事業多角化の一環として、2018年に歯の再生医療分野を担う子会社アエラスバイオ(神戸市)を設立した。同社と連携する「RD歯科クリニック」(神戸市)の再生医療計画が厚生労働省に受理されたことから、6月下旬に治療を開始した。

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