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歯と口の中をキレイにする食物

(唾液をだすもの)
 硬いもので唾液分泌を促す:するめ、さきいか
 食物繊維が歯の表面を浄化:ナッツ、ドライフルーツ
 むし歯の原因の酸を抑える:キシリトールガム
(口の中をキレイにするもの)
 歯の表面に潤いを与え、代謝もアップ:ミネラルウォーター
 口内を潤し、イライラも防止    :ハーブティー
 歯みがきフルーツの代表格     :リンゴ
 乳酸菌が口の中の雑菌を撃退    :ヨーグルト
 抗菌作用で口の中を清潔      :はちみつ
(歯ぐきを元気にするもの)
 歯ぐきのくすみをとり透明感を与える:ビタミンC
 歯ぐきにみずみずしさを与えて若々しく:コラーゲン

(参考)
黄ばみやすい食事
 コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレート

年金と入れ歯の怖い相関

貝原益軒翁は、「養生訓」で「牙歯動かず。老いてもおちず。虫くはず」といっているが、益軒流は、熱湯で目を洗い温め、鼻の中を清めて、温湯で口をすすぐ。次に塩で歯と歯ぐきをすり磨き、温湯を含んで口中を20~30回すすぐ。その塩湯をこして目を洗い、別の湯で目と口をすすいで完了。
 塩には、歯ぐきの引き締め作用はあるものの、薬理効果は期待できないようだ。とはいえ、歯磨き粉では口が泡だらけになり、かえってきちんと磨けない。まずは空ブラシで丁寧に磨き、爽快感や美白効果を得たければ少し足すのが現代流だ。
                 文藝春秋 

「脱灰」と「再石灰化」は口内の連続ドラマ!

健康な歯がむし歯になるのは、口の中の酸が歯を溶かすためです。これを歯科の用語で「脱灰(だっかい)」といいます。食事を摂るたびに脱灰はおこりますから、私たちの歯は常にむし歯の危険にさらされているということです。
さて、食事のたびに脱灰が起きているのに、実際は100パーセントむし歯になるわけではありません。じつは口の中では、唾液の働きにより、溶けた歯を元に戻していたのです。これを歯科の用語で「再石灰化(さいせっかいか)」といいます。

食事のたびにくり返される脱灰と再石灰化、それは口の中で毎日つづく連続ドラマのようなものです。このとき、脱灰する割合のほうが大きい状態が長くつづくと、ドラマは悲しい結末になってしまいます。つまり、むし歯になるということです。

脱灰を引き起こす酸は、食物中の糖がむし歯菌により分解されてできた歯垢の下でつくられます。ですから、常にハッピーエンドのドラマを望むのであれば、食後や就寝前にしっかり歯磨きをして、口の中に菌の温床となるベタベタの歯垢を残さないようにすればいいのです。とくに、歯と歯茎の境、歯と歯の間、奥歯の溝など、歯垢のたまりやすいところを集中的に清掃するとよいでしょう。

たばこが歯や歯肉に与える影響は?

あなたはたばこを吸われますか? 吸わないですか? 日本看護協会の調査(2001年)では、ナースの4人に1人が喫煙者であると報告しています。ちょっと喫煙率が高い気もしますが、やはりストレスが多い仕事だからでしょうか。
さて、たばこの害を今さらご説明するまでもありませんが、たばこは歯や歯肉など口に与える影響も少なくありません。おもな影響は以下のとおりです。

【たばこが口に与える影響】
・歯周病(歯の周囲の歯肉や骨などの組織に関わる病気)にかかりやすくなります。
・口臭の原因になります。
・歯の着色の原因になります。
・味覚が低下することがあります。
・免疫力が低下します。

上記のなかでも、歯周病への影響はとくに気をつける必要があります。ニコチンは血管を収縮させ出血しにくくさせるため、歯肉に炎症が起きても気づくのが遅くなりがちです。とくにヘビースモーカーはたばこを吸わない人と比べ、ひどい歯周炎になる確率が5~7倍も高いといわれています。また、たばこは免疫力を下げるため、治癒もしにくくなります。

対策としては禁煙するのが一番ですが、それが難しいのも現実。そんな方は、適切なブラッシングを心がけるとともに、定期的に歯医者さんで検診を受けることをおすすめします。喫煙者に限りませんが、歯周病は悪くなる前に予防および治療するのが鉄則です。

歯医者さんで、PMTCを受けましょう。

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科衛生士が専用の器具を用いてバイオフィルムを取りのぞくクリーニング法です。予防歯科に熱心な歯医者さんで受けることができます。定期的にPMTCを受けることで、虫歯や歯周病にかかる確率をグンと減らせます。

≫ PMTCについてもっとくわしく知りたい。http://www.oralcare.co.jp/procare/pmtc-m.html?code=999999

バイオフィルムは細菌の連合軍

歯垢(プラーク)は細菌のかたまりです。歯に付いた細菌がより強くスクラムを組んでつながると、ノリのような膜をつくります。歯を舌で触るとぬるぬるしていませんか?
これが、バイオフィルムです。

配水管や台所のシンクに付いたぬるぬるも同じ状態ですね。バイオフィルムの膜は細菌たちを守る鎧(よろい)の役目をしています。鎧だなんて大げさと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。バラバラに存在している細菌と比べると、バイオフィルムは数百倍の抵抗力があります。薬や抗菌物質さえも跳ね返してしまうのです。それではどうすれば、バイオフィルムが形成された歯垢を落とせるのでしょうか。手軽にすぐできる対策は……。

じつは、歯磨きなんです。

「なーんだ、もっと手強いかと思ったら、いつもやってる歯磨きでいいのか」といわれそうですね。でも、歯ブラシで物理的にバイオフィルムを破壊してしまうのが、100%とはいえませんが、もっとも簡単な方法です。

小刻みにシャカシャカと、ていねいに磨きましょう。特に、歯と歯茎の境、歯と歯の間、奥歯の裏側など歯ブラシが届きにくいところを重点的に磨くのがコツです。

「食育に関する意識調査」 内閣府

内閣府は「食育に関する意識調査」結果を発表しました。それによりますと、
“食育”の言葉を知っていた人の割合は、前回調査(2007年3月)より8.8ポイ
ント増の74.0と7割を超えました。
 また、食育に関心がある人の割合も7割を超えていました。
 食生活で悩みや不安を感じている人は全体の44.3%で、具体的内容(複数回
答)については「食品の安全性」が81.0%ともっとも高く、続いて「家族の健
康」50.7%、「自分の健康46.4%、「将来の食料供給」33.5%、「食べ残しや
廃棄など環境への影響」32.1%などの順でした。
 健康診断での特定健診が始まった「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症
候群)」の「意味まで知っていた」との回答は87.6%。前回調査に比べ10.3ポ
イント増加し、政府が06年に策定した食育推進基本計画で8割以上に周知すると
いう目標値を突破しました。
 メタボリックシンドロームの予防・改善のための食事や運動について、半年
以上継続して実践していると回答した人は30.3%で、実践しているが、半年未
満は3.9%。現在していないし、しようとも思わない人は19.8%でした。
 調査は2月末から3月上旬までの間全国の成人男女3,00人を対象に実施したも
ので、回収率は、58.2%でした。

子どもの遊び食い、偏食に困っています②

(味付け薄めに)
「主食、主菜、副菜といった3つの要素が食卓にあれば、、神経質にならなくてもよいのでは・・」という先生もいます。好き嫌いに関しても例えばブロッコリーやにんじんが苦手なら、無理に食べさせず、子どもが食べられるほかの野菜で代用するのもよいのではという意見です。
 ただし、味付けは大人よりも薄味にしたほうが良いという。幼児は大人より味に敏感なので大人と同じ味付けだと濃すぎるうえに刺激も強い。
 幼児食は心身の発達を促し、その後の食の嗜好や食べ方の基礎が形づくられる大切な時期。ただ、あまり神経質にならず、食事を親子で楽しみことが一番大切です。
           毎日新聞 2008.4.8

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