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社会保障費の自然増「そのまま認める」 

政府・与党は22日、2010年度の予算編成で社会保障費の自然増を年2200
億円抑制する財政健全化目標を撤回する方針を決めた。社会保障費抑制に
対する与党内の強い反発を受け、与謝野馨財務・金融・経済財政相が、自民
党の細田博之幹事長らと会談し、「10年度予算では社会保障費の自然増を
そのまま認める」と抑制しない考えを表明した。
社会保障費の2200億円の抑制方針は「経済財政改革の基本方針(骨太
方針>06」で打ち出され、財政健全化の大きな柱と位置付けられてきた。
しかし、社会保障費の自然増分を抑制せずに容認する方針に転じたことで、
小泉政権以来の構造改革路線は大きな曲がり角を迎えた。

歯・ロ腔の健康づくり8020推進条例              北海道議会可決

北海道議会可決
歯・口腔の健康づくりに関する施策を総合的かつ効果的に推進し、道民の
健康増進への寄与を目的とした「歯・口腔の健康づくり8020推進条例」が、
16日に開幕した北海道議会平成21年度第2回定例会の冒頭で珂決された。
都道府県議会での条例可決は新潟に次いで2番目。
 同条例は北海道自民党の最大会派・道民会議が中心となってまとめたも
ので、全16条からなる。第1条~7条は総則で、目的や基本理念、道の貢務、
市町村との連携協力、教育関係者及び保健福祉関係者、事業者、保険者、
そして道民の役割が示されている。第8条~16条は歯・口腔の健康づくりに
関する基本的施策等で、歯科保健医療推進計画、市町村や障害者等への
支援、更に「8020運動」を道民運動として定着させるため、毎年11月8日~
14日までを8020推進週間と定めた。また、5年ごとの道民歯科保健実態調
査の実施などが盛り込まれている。

条例内容

http://www.doushikai.net/dlhiroba/data/00076.file1.pdf?PHPSESSID=43b8dde4b5923f963cd5c8045a7e39d4

16日の審議  音声ファイル(0:42:40~)
http://www.gikai.pref.hokkaido.lg.jp/honkaigi/28honkaigi/21-2t/6-16.htm

第2回歯科医学、医療に関するプレスセミナーにて

川口陽子東京医歯大教授が、口臭の種類には生理的口臭、飲食物・嗜好品による口臭、病的口臭の3種類があることを紹介。特に病的な口臭は、歯周病や舌苔、だ液分泌の減少など口腔疾患を原因とするものが90%以上であることを示すとともに、定期的に歯科を受診し、口の中の問題や歯の磨き方などのチェックを行うことを呼びかけた。
               日歯広報 2009.6.5

矯正治療方法の決定  歯並び、かみ合わせを分析

矯正治療には、数多くの治療法や装置があります。歯並びやかみ合わせにはさまざまな状態がありますが、その状態に合わせて治療方法を選択するのです。
 治療方法の決定は、精密検査で得られる結果を基に、歯並び・かみ合わせの状態を専門的に詳細に分析することで割り出します。また、成長期と成人でも大きく違ってきます。
               福島民友 2009.4.24 

「歯ぎしり」一晩中計測

電気計測器メーカーの西沢電機計器製作所は歯のかみ締める力や回数、時間を測定する「そしゃく・かみしめレコーダー BR-1000」を開発、販売を始めた。あごやこめかみに電極パッドを取り付けて筋肉の動きを電気的に検出、記録する。歯科研究・治療などでの利用を見込んでいる。
               日経産業新聞 2009.4.24

学力に影響、早めに治療を 睡眠時無呼吸症候群

夜間によく眠れないため、昼間に強い睡眠が生じるなど日常生活を脅かす睡眠時無呼吸症候群(SAS)。最近、この病気が子供にもみられるようになり、学力低下などの悪影響を及ぼすことが指摘されている。
 子供のSASに詳しい千葉県立保健医療大学健康科学部教授で、耳鼻咽喉科医の工藤典代さんは、啓発冊子を作成するなどして、適切な治療を受けるよう呼びかけている。
 
    小児の睡眠時無呼吸症候群の兆候
           
               ・ 呼吸が5,6秒止まる
               ・ ひどいいびきをかく
               ・ 壁にもたれて座って眠る
               ・ あごをあげて横になって寝る
               ・ 咳き込む
               ・ 何度も目を覚ます
               ・ 昼間いらいらして落ち着きがない
               産経新聞 2009.4.22

患者さんに話して、笑ってもらうことの意味

口腔ケアチームのリーダーをされている看護師のTさんに、院内を案内してい
ただいたときのこと。二人で病室に向かう途中、Tさんは廊下で患者さんを見か
けると、気さくに話しかけていきます。

「○○さん、調子はどう? お昼はちゃんと食べた?」

 笑顔でスッと患者さんに寄り添っていき、瞬く間に相手の心に入っていく絶妙
な声掛けと動作。患者さんはよく回らない口で、Tさんに向かって何やら一生懸
命に話しています。それに対して、やや大げさなくらいに、「うん、うん」と声
を出しながら頷くTさん。聞き上手な看護師さんに会って、患者さんは一層熱を
込めて話されていました。

 さて、Tさんと共に病室に入りました。すると、患者さんや顔なじみのご家族
を見ると、先ほどの廊下でのシーンのように、周囲に声をかけていきます。しば
らくすると、患者さんの若い頃の恋愛話で盛り上がる病室。トロンとした目だっ
た患者さんが、生き生きとした表情で昔話をされています。

 じつは、Tさんが患者さんに頻繁に話しかけていたのは、しっかりとした目的
があったからでした。

「しゃべる、笑うって、立派なリハビリなんですよ。だから、どんどん話しかけ
て、いっぱい話して笑ってもらうようにしているんです」

 昨年から病棟で摂食機能療法が導入され、「食べられる口をつくる」ことを目
標にした口腔ケアや機能訓練が、本格的に始まったばかり。しかし、「マニュア
ルを作って、決められた時間にやるだけがケアやリハビリではない」とTさんは
いいます。

 日頃何気なく行っている、しゃべる、笑う、噛むことは、口腔周囲筋や上半身
の筋肉をフルに使います。その結果、口腔機能を引き出したり、唾液の分泌をよ
くしたりする効果があるといいます。

「もともと話し好きなのよ」といって照れ臭そうに笑うTさん。しかし、さりげ
ない会話や、患者さんと接する機会を一瞬たりとも無駄にしない、プロフェッシ
ョナルな姿勢を感じました。

初期虫歯の再石灰化 結晶として復元

江崎グリコは16日、初期の虫歯がだ液などの働きで修復する「再石灰化」は、歯を構成するカルシウムとリンが付着するだけでなく、秩序だって並んだ結晶として復元するのを突き止めたと発表した。
 だ液に、同社のガムに含まれる「リン酸化オリゴ糖カルシウム(ポスカ)」も加えると結晶がよく並ぶという。 
              日経産業新聞 2009.4.17

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