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そのいびき大丈夫? 心疾患や鼻炎、無呼吸症候群・・・潜むリスク

日本人の罹患(りかん)率は2~4%と欧米とほぼ同レベル。太った人に多いとされる睡眠時無呼吸症候群の患者が欧米並みにいるのは「あごが小さいからだ」(中島教授)。あごの形状は親子で遺伝するといわれており、親がいびきをかくと子も受け継ぐことが多いようだ。
 いびきは疲れているときやお酒を飲んだときに、気道を支える筋肉のゆるみから一時的に発生することもある。石塚院長は「慢性的ないびきでなければそう心配することはない」という。
 まずは自分がいびきをかいているかどうか調べてみること。1人暮らしの人は録音機を使うとよいだろう。毎日のようにひどいいびきが続く場合は、耳鼻咽喉科や睡眠外来で一度診てもらうようにしよう。専用の器具やマスクを使って軽減は可能だ。
             日本経済新聞 2010.4.4

病院歯科・口腔外科の役割 さまざまな機能分担

歯科においても、その機能は分担は成されているのですが、医科と異なり診療科が少ないこと、特殊な領域が少ないことなどから、それらがあまり知られていません。
 歯科疾患のほとんどを占める虫歯や歯槽膿漏(のうろう)は、診療所で治療されます。比較的特殊な治療である歯列矯正やインプラントなども診療所で行われることが多くなっています。
 それらに対し、比較的疾患数の少ない歯や歯茎以外の口腔疾患(口腔がん、骨折など)は口腔外科で治療されますが、福島県内には数ヶ所しかありません。その一方で、高齢化社会における基礎疾患は歯科治療上の大きな問題であり、十分な配慮が必要です。
 場合によっては、病院歯科などで、全身状態の変化に対応すべき準備を整え、必要であれば、入院管理下での処置も考慮しなければなりません。このような歯科領域においては、診療所、病院歯科、病院歯科口腔外科と機能分担されています。
             福島民報 2010.3.29

歯科におけるチーム医療 各職種が協力し合い診療

 歯科診療所には通常、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士らが、その診療所の機能に合わせて所属し、協力し合って診察に当たっています。歯科医師は診療の主たる部分を担当し、適宜、各業種に指示・管理します。
 歯科衛生士は、主に口腔(こうくう)衛生に関する仕事を分担します。口の中の管理は非常に重要で、さまざまな疾患を予防するともいわれ、最近注目されています。そのほかにも、診療行為で歯科医師の目となり手となりサポートします。
 歯科助手は、歯科衛生士業務のうち、診療補助を主に担当する職種です。外回り的な仕事ですが、診療をスムーズに進めるためにはなくてはならない存在です。
 歯科技工士は、主に口の中へ装着する差し歯などを作製します。
また、受付は、患者さんのカルテ管理・℡対応・会計など担当します。
             福島民友 2010.4.9

歯周病の症状と予防 歯磨き、生活習慣見直して

 歯周病とは、歯と歯肉の境にたまった歯垢(しこう)の中の歯周病菌が歯の周りの組織に炎症を引き起こしていく病気です。
 以下に歯周病のチェック項目を挙げます。
 ①歯磨きすると歯肉から血が出る
 ②歯と歯の間に食べ物が挟まる
 ③口臭がする
 ④歯肉を押すとぷよぷよした所がある
 ⑤歯肉が赤くなって腫れた感じがある
 ⑥歯肉に痛みがある
 いかがでしょう、6項目のうち2つ以上当てはまる人は、要注意といえます。
             福島民友 2010.3.26

犬猫の口内菌感染、8年間で6人が死亡

 犬や猫の口内に常在する細菌が、かまれたり引っかかれたりした人に発熱や腹痛などを引き起こす「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」で、2002-09年の8年間に14人が発病し、うち6人が死亡していたことが、厚生労働省のまとめで分かった。

 同省は、ホームページで「めったに感染しないが、高齢者や病気で免疫が低下している人は重症化しやすい」と指摘。エサの口移しなど過度な接触を控え、さわった後はよく手を洗うよう、注意を促している。
2010年5月25日 提供:読売新聞

げっ!起床時の口の中には1億個以上の細菌が繁殖してる!?

「リステリン」のジョンソン・エンド・ジョンソン社が開催した「細菌口臭対策アワード」の「キレイな息」を象徴するベストブレス賞に、女医でタレントとしても活躍中の西川史子が、一方のKK(クチクサイ)度ナンバーワンのワーストブレス賞には、お笑いタレントのパックンマックンのマックンこと吉田眞が選ばれた。
 「お口の中の歯垢には、1ミリグラムあたり1億個以上の細菌があるといわれています。起床時の口の中が乾いた状態のときは、ウンチ10グラム分に相当する細菌が口の中で増殖しているんですよ」と話すのは、同社のプロフェッショナル・リレーション・マネージャーで薬剤師でもある井手明美さん。
 井手さんによると、歯垢は、歯のアカや食べ物のカスではなく、300~700種類の細菌だけで形成された、言わば「細菌の塊」なのだそう。この細菌の塊が、歯周病や口臭の原因になっているのは言うまでもない。
              日刊ゲンダイ 2010.3.31

歯科治療に顕微鏡導入

「顕微鏡歯科治療」をご存知だろうか。肉眼に代わり、顕微鏡を使用して口の中を拡大して見ながら行う歯科治療のことで、歯科医師の間で認知が広まりつつある。
 口の中が大きく明るく見えるので、虫歯や病変の取り残しや、誤ってほかの歯を傷つけるなどの事態を防げ、確実に処置が行えるメリットがある。また、インプラントの手術では、顕微鏡を見ながら行うことで「(技術や経験にも左右されるが)切開部分を小さく抑えられる」という。
              北海道新聞 2010.4.4

虫歯予防 フッ化物が効果

「虫歯の原因は虫歯菌、甘い物、歯質の三つ」。この三つを取り除くことで虫歯が予防できるという。つまり、まずは正しい歯みがきで虫歯菌を取り除くプラークコントロール。続いて規則正しい食事を取るシュガーコントロール。さらに歯質を強化するフッ化物の利用は「歯質全体に作用しやすいので虫歯予防が簡単にでき、確実に効果が出る」と強調する。
 フッ化物は歯を酸に対して強くするほか、再石灰化を促進。虫歯菌の活動を抑制する働きもある。安全性を疑問視する声に対しては「適正に使えばフッ素摂取量が過剰になる心配はなく安全。生涯を通じて利用しましょう」と呼び掛ける。フッ化物利用方法は年齢に応じて異なるという。
              山梨日日新聞 2010.3.10

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