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「口から食べる」ことが健康維持に役立つ仕組みの一端を解明

東京都健康長寿医療センター研究所は7月18日、甲状腺からのホルモン分泌が、自律神経によって調節されることを、甲状腺を支配する交感神経や副交感神経を電気刺激する実験で明らかにしたと発表した。この研究は、同研究所の堀田晴美研究部長らの研究グループによるもの。研究成果は、日本生理学会の主催する国際ジャーナル「The Journal of Physiological Sciences」オンライン版にて掲載されている。

 最近、オーラルヘルスと健康寿命との関係が注目されている。高齢者では口腔機能が低下すると、経管栄養の有無にかかわらず、認知機能の低下や全身のフレイルを招きやすいことが知られている。しかし、そのメカニズムに関しては、未解明なままだった。

 研究グループはこれまで、全身の代謝を調節するホルモンを分泌する甲状腺に注目し、研究を続けてきていた。その過程で、甲状腺からのホルモン分泌が、上喉頭神経(副交感神経)の活動により、素早く増加することをつきとめたという。上喉頭神経には、口から入った食べ物の通り道である咽頭からの感覚情報を脳に伝える感覚神経が含まれており、この神経の活動は、嚥下反射を誘発することでも知られている。

 研究グループは今までの結果から、咽頭への刺激によって甲状腺からのホルモン分泌が促進されると推察。麻酔したラットの咽頭に、食べ物を飲み込むときのような機械的刺激を与え、甲状腺からのホルモン分泌にどのような変化が起こるのかを調査した。

 まず、甲状腺からのサイロキシンとカルシトニンの分泌が、咽頭の機械的刺激によってどのような影響を受けるのかを調査。心理的な影響を取り除くため、麻酔で意識のないラットの咽頭に、やわらかいバルーンを出し入れして咽頭を刺激した。

 咽頭刺激の間、サイロキシンとカルシトニンの分泌が、刺激前の約2倍に増加。この分泌反応は、上喉頭神経を切断することで完全に消失した。上喉頭神経中の感覚神経の活動と甲状腺に分布する副交感神経の活動は、咽頭刺激中に増加した。これらの結果は、咽頭の機械的刺激が、上喉頭神経の感覚神経を活性化することで、甲状腺支配の副交感神経が刺激され、サイロキシンとカルシトニンの分泌を促進することを示しているという。

 サイロキシンは、全身の細胞の代謝を高め、カルシトニンは骨の細胞に作用して骨を強くする。研究グループは、「口から食べることが高齢者の心身の健康維持に役立つ仕組みに、新たに明らかとなったこの生理的反応が関与していると考えられる」と、述べている。

アスリートとかみ合わせ

かむ力を上げるためには、かみ合わせがとても大切です。
どんなにきれいな歯が揃っていても、上下にかみ合っていないとかめませんよね。

例えば、ジャンプや着地、重いものを持つときなどには
しっかりと歯を食いしばります。

アスリートが歯を大切にするという話を
聞いたことがあるのではないでしょうか。
かみ合わせは、バランス感覚ととても関係が深く、
きちんと歯がかみ合うことで、頭や腰の位置が安定します。

かみ合わせが悪いと、バランス感覚がわるく、
十分な力も発揮できないのです。

アスリートほど、真剣にスポーツをするわけではなくても、
歯の治療やかみ合わせなども意識して、
スポーツ時の転倒や怪我に気を付けるようにしましょう。

▼参考:日本口腔保健協会「スポーツは歯が命!」
 https://k.d.combzmail.jp/t/sw0d/i04w92s0jvbmh1ik31KCn

動物のかむ力ってすごい!

かみ合わせなどによっても変わってきますが、
人間のかむ力はだいたい50~60kgといわれます。

冒頭でお話したサメの中でもオオメジロザメは、
かむ力がトラやハイエナよりも強く、人間の約8.5倍ほどあるといわれます。
カバはさらにかむ力があり、人間の約11.3倍ほど。
大きくて頑丈な歯を持っているイメージで歯みがき絵本常連さんです。
絵本では4本しか歯が描かれていない印象ですが、全部で40本もの歯があります。

そして、計測結果のある生き物で一番かむ力をもつのはワニです。
ワニの中でもイリエワニは、人間の約48.2倍ものかむ力があり、
歯の数も、ダメになると次の歯が生え、2,000~3,000本にもなります。
ピーターパンに出てくるフック船長の腕を食べちゃったワニ・・・といえば、
ピンとくるでしょうか?(海にいるワニなので、恐らくイリエワニだと思いますが・・)

しかし、イリエワニよりも桁違いにかむ力があるのでは?
と推測されるのが、シャチです。
シャチは計測が困難なため「恐らく・・」の数値になりますが、
人間の119倍ほどのかむ力をもっていると思われています。
最初に生えた44本~48本ほどの歯を生涯使い続け、生え変わることはありません。

かむ力に必要なものは、強い歯とあご、そして筋肉などになります。
人間は調理をして食事を摂るので、
大きな骨をかみ砕く強いかむ力は必要ないのかもしれませんが、
生涯、好きなものを安全に食べ続けることができる程度の
かむ力はキープしたいですよね!

村内唯一の歯科医・福島さん、新潟大名誉教授に

福島県昭和村に移り住み、村内唯一の歯科医師として奮闘している元新潟大教授(医歯学系)の福島正義さん(65)は、大学での功績が認められ、同大名誉教授に就任した。福島さんは「地域に貢献できるように取り組んでいきたい」と力を込める。

 福島さんは奈良県出身で1982(昭和57)年に新潟大大学院歯学研究科を修了した。同大や付属病院に勤務、歯科医療の発展や後進の育成に取り組んだとして名誉教授に就任した。

 米国や英国に渡り、インディアナ大やマンチェスター大で客員教授や研究員を務めた経歴も持つ。

 新潟大教授を退任した後、「生涯現役でいたい」と昨年4月に一人の歯科医師として働く道を選んだ。歯科医師がいなくなり、村が新たな人材を募集していることを知り移住を決断。過去に村を訪れ、雰囲気が気に入ったことが理由の一つとなった。

 現在は週5日、村国保診療所で、歯科長として村民の口腔(こうくう)衛生の向上に当たっている。

 福島さんは「自分の力で地域にできることを行っていきたい」と力を込める。

抜歯の主原因でう蝕、歯周病が減少。破折の割合増加は抜歯の高齢化が原因か。

8020推進財団が2018年に行った「第2回永久歯の抜歯原因調査」によると、抜歯の主原因で最も多かったのは歯周病で37.1%、次いでう蝕が29.2%、破折が17.8%となった。抜歯数が最も多い年齢階級は65~69歳で、第一回調査の60~64歳より高齢となっている。主原因ごとの抜歯数と割合を年齢階級別にみると、う蝕の割合は40歳以降で減少し80歳以降で再びやや増加傾向に。歯周病と破折の割合は、35歳以降で年齢とともに高くなり、60歳以降になるとほぼ一定だった。

鳩山二郎氏が17億円超 トップ3人、株で高額所得

2018年分の国会議員所得報告書によると、前回、総額で最下位だった自民党の鳩山二郎衆院議員が17億4490万円を報告、一気に首位に立った。5億円近い元栄太一郎参院議員、3億円超の逢沢一郎衆院議員(いずれも自民党)が続いた。上位30人の中で1億円超は3氏だけ。株式売却などにより3億円超の所得を記載し、4位以下を大きく引き離した。

 鳩山氏は前回、上場株式の売却による損失が響いたが、今回は株式の売却益16億5520万円を得た。ほかに上場株式の配当金として6976万円などを報告した。

 2位の元栄氏は自身が会長を務める「弁護士ドットコム」の株式の売却益などとして4億9998万円を記載した。

 3億1166万円だった逢沢氏は、親族が経営する「アイサワ工業」の株式の一部を売却し、2億751万円を相続税の納付に充てた。

 4位以降も自民党が続き、飲食チェーン「ワタミ」元会長の渡辺美樹参院議員の9844万円、JPモルガン証券の元副社長中西健治参院議員が8681万円だった。

 一方、最下位は自民党の渡辺孝一衆院議員で505万円。北海道岩見沢市で経営する歯科医院の人件費などがかさんだ。

 上位30人のうち自民党が24人を占めた。ほかに無所属が3人、国民民主党が2人、立憲民主党が1人だった。

歯髄幹細胞研究の第一人者・中島美砂子氏を迎えアエラスバイオ社が歯髄再生治療を事業化へ。

 歯髄に含まれる幹細胞を用いて、虫歯や歯周病によってダメージを受けた歯髄を蘇らせる「歯髄再生治療」が、実現に向けて本格始動している。歯髄再生の事業化を目指すアエラスバイオ株式会社では、歯髄再生研究の第一人者として知られる国立研究開発法人国立長寿医療研究センター・幹細胞再生医療研究部の中島美砂子部長を迎え、歯の輸送、歯髄幹細胞の分離・培養・保存などの研究をスタートした。3年後をめどに、歯髄再生・象牙質再生治療の実用化を目指している。

エナメル質形成不全に地域差。西高東低で最大2倍以上の差あり。

永久歯の奥歯(第一大臼歯)と前歯(中切歯)のエナメル質は出生直前後に形成されるが、近年、そのエナメル質の形成不全が注目されている。このエナメル質形成不全は、歯の色が変化するなどの審美的な問題、歯の質低下によりう蝕になりやすいなどの問題が指摘されている。そんな中、日本小児歯科学会と富山大学の共同研究により、小児のエナメル質形成不全の割合が、西日本で高く、東日本で低い、西高東低の分布を示すことを発表した。

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