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免疫力UP 虫歯&口臭予防 知られざる唾液の世界

唾液の効果は育毛、抗菌、傷の修復、歯の修復、消化、保湿・粘膜保護。人工的に作った歯で虫歯になりかけの歯を再現して、アクセサリーの修理屋と洋服の修理屋に1日4時間以上口に入れて舐め続けてもらう実験をした。2週間後、すかすかだった歯は白く埋まっていた。歯の再石灰化で初期の虫歯を修復できる。

 どうして緊張すると口が渇くのでしょうか。ゲストが人生で一番口が乾いたエピソードを発表。指原莉乃さんは「AKBの選抜総選挙」、はしのえみさんは「欽ちゃんに舞台本番直前に課題を3つ出されたとき」、高橋英樹さんは「結婚の申し込み」。緊張などのストレスで唾液の量はどれだけ変化するのか、東京医科歯科大学の杉本久美子さんの協力のもと実験。簡単な計算を10分間休みなく続けてストレスを与え、途中と終了直後の唾液の分泌量を調べた。唾液の量はどんどん減っていた。唾液が減ると唾液の成分の濃度が濃くなる。動物にとって唾液は天然の傷薬で成分が濃い方が傷を治すのにいい。天敵に出会うなどストレスを受けた時は唾液の成分を濃くして傷に備える。実験でも唾液の量が減った一方で、殺菌効果を持つ分泌型免疫グロブリンAの濃度は1.4倍にアップ。唾液が変化するのは唾液腺のおかげ。ストレスが加わると脳が唾液腺に警鐘を鳴らし、唾液腺がケガに備えて成分を濃くして水分を少なくする。ストレスがかかると体を守るために唾液は量が減り成分が濃くなる。