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やぶ医者大賞 表彰式

 養父市の「第9回やぶ医者大賞」の表彰式と記念講演会が10日、同市内で開かれ、広島県尾道市の離島・百島で百島診療所を運営する次田展之さん(49)、丹波市の県立丹波医療センターで地域医療教育センター長を務める見坂恒明さん(47)に表彰状などが贈られた。

 同賞は、かつて養父にいた名医が〈やぶ医者〉の語源という説にちなんで設立。地域医療に貢献した医師を毎年2人ずつ顕彰している。

 活動報告で、次田さんは、医師がいなかった百島に診療所を開設し、小型船やヘリコプターを操縦して約15キロ離れた島にも通うなど離島での診療を紹介。厳しい環境の中、自分やスタッフら周囲が楽しく取り組むことの大切さを訴えた。

 県内からは初めての受賞となった見坂さんは、住民らと連携してホームステイ形式で医学生の実習を行うなど若手の教育や医療センターでの活動について説明。次代を担う総合診療医を育成する重要さを強調した。

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