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北海道の感染者数、減少傾向に 医療体制は厳しく 飲食クーポン好調

 北海道内の新型コロナウイルス感染者が減少傾向になってきた。2日の新規感染者は5566人で、9日連続で前週を下回った。死者の発表は11人。ただ医療提供体制は依然厳しく、道は「BA.5対策強化宣言」を1カ月延長。政府の方針変更をにらみつつ、道内の体制整備を急ぐ。

 道によると、2日現在の人口10万人あたりの新規感染者数の週合計は、前週比で0・80倍。8月26日から1倍以下が続く。他都府県に遅れ、道内でもこの日を境に減少に転じた模様だ。

 一方病床使用率は38・8%(1日現在)と横ばいだ。十勝や道北、道南圏で40%を超えるなど高水準の地域もある。新規感染者のうち60代が約2割と増加していることもあり、医療への負荷は高いままだ。

 道は8月31日までの「対策強化宣言」を9月30日まで延長。現在は対象が石狩地域の「陽性者登録センター」を早期に全道に拡大するなど、保健・医療提供体制の充実や感染対策の徹底を図り、医療負荷を下げることを目指す。

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