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歯周病や無歯顎で心不全リスク上昇?

 Atherosclerosis Risk In Communities(ARIC)研究の参加者6707例(平均年齢63±6歳)を対象に、歯周病による心不全、駆出率が低下した心不全(HFrEF)、駆出率が保たれた心不全(HFrEF)のリスクを検討した。

 その結果、追跡期間中央値13年で1178例が心不全を発症し、そのうち350例がHFpEF、319例がHFrEFだった。心不全発症例の59%に歯周病、18%に無歯顎が認められた。多変量調整Cox比例ハザードモデルでの解析で、歯周病があるとHFpEFリスクの上昇(ハザード比1.35、95%CI 0.98-1.86)、有意なHFrEFリスク上昇(同1.69、1.18-2.43)が見られ、無歯顎でもHFpEF(同2.00、1.37-2.93)およびHFrEF(同2.19、1.43-3.36)リスクが上昇した。無歯顎にC反応性タンパク(CRP)およびN末端プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)との関連が認められた。

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