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12歳児のむし歯等数 「平均0.63本に」令和3年度学校保健統計 速報値で

12歳児1人あたりの永久歯の平均むし歯等数が0.63本となった。令和3年度学校保健統計調査の速報値によるもので、前年より0.05本減った。昭和59年度の調査開始以降、ほぼ毎年減少し、過去最低となっている。

 12歳児のむし歯等数は、平成元年の4.30本から11年 2.92本、21年 1.40本と減少し、27年に0.90本と1本を切った。令和3年度の0.63本の内訳は、処置歯 0.39本、未処置歯 0.23本、喪失歯 0.01本。むし歯の罹患率は、高等学校が39.77%で最多、小学校 39.04%、中学校 30.38%、幼稚園 26.49%の順。ただ年齢別に見ると小学生の8歳が46.03%と最も高く、9歳 45.59%、17歳 44.52%、7歳 40.26%が4割を超えていた。

 未処置歯のある者の割合は、小学生 18.42%が最多で、ついで高等学校 15.65%、幼稚園 15.42%、中学生 12.33%となっている。
【歯科通信

解熱剤の買い占め自粛要請 医療機関で不足、厚労相

 新型コロナウイルス感染者の急増で、解熱鎮痛剤「カロナール」が医療機関で不足しているとして、後藤茂之厚生労働相は29日の記者会見で、過度な買い占めを控えるよう医療機関や薬局に周知すると明らかにし「適切な対応をしていく」と述べた。

 カロナールは、発熱や喉の痛みなどに有効な成分アセトアミノフェンを含む処方薬。後藤氏は「急激な感染拡大で需要が急増し、製薬企業からの供給が厳しくなっている」と説明し、特に必要としている患者に処方できるよう、代替薬が使用可能な場合は別の薬を使うことも求める。

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