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旭川、偏る受け入れ負担 吉田病院集団感染 旭医大はゼロ

旭川市の慶友会吉田病院(263床)のクラスターで、陽性患者の転院先が決まらなかったり、感染者を受け入れる五つの基幹病院の一部に負担が集中している。一方、基幹病院の一つの旭川医大病院は12日現在、吉田病院の患者を1人も受け入れていない。

 吉田病院の患者は高齢で全面介助が必要な人がほとんど。基幹病院の旭川赤十字病院の牧野憲一院長は「防護服での介助は負担が大きく、軽症の3~4倍人手がいる」と説明、同病院の新型コロナ用病床は24床のうち18床が埋まっている。十数人の陽性患者を受け入れている旭川医療センターの西村英夫院長も「道が軽症者向けの宿泊療養施設を開設し、軽症者を移せれば助かるのだが」と話す。

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