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イソジン、塩野義が販売へ カバくんは明治が継続使用

塩野義製薬は9日、うがい薬などで知られる「イソジン」ブランドの殺菌消毒薬の国内販売を、来年4月から始めると発表した。50年以上イソジンを製造・販売してきた明治グループと、商標を持つ米系製薬会社ムンディファーマの契約が切れ、塩野義がイソジンブランドの一般医薬品の独占的な販売契約を結んだためだ。

 1985年にイソジンのテレビCMに登場し、包装にも使われているキャラクター「カバくん」は、明治が継続使用する。来年4月に明治が発売する同じ有効成分のうがい薬など12製品の容器などに登場するという。明治の担当者は「今後もカバくんのことを愛してほしい」と話した。

 来春からはムンディファーマが製品の開発や製造を担い、塩野義の子会社「シオノギヘルスケア」がイソジンのうがい薬や傷薬、手洗い剤などを販売する。価格は未定。

 イソジンは、ムンディファーマが殺菌成分ポピドンヨードを開発。日本では旧明治製菓が1961年に医療用消毒剤として発売した。

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