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「カミカミ健康法」児童書で紹介 岡山市の歯科医岡崎さんが出版

モンゴル医科大学客員教授で小児歯科医の岡崎好秀さん(62)=岡山市中区=が、よくかんで食べる大切さを子ども向けに解説した児童書「カミカミ健康学」を出版した。

 しっかりかむことで唾液が分泌され、食べ物と混ざり消化を助ける。満腹中枢が刺激されることで肥満を防ぎ健康増進に大きな効果がある。岡崎さんは「よくかんで食べるだけで病気に負けない健康な体となり、長寿にもつながることを子どもたちに知ってほしかった」と出版の動機を話す。

 同書では「カミカミ健康法」の歴史や実践し長生きした人の事例、献立の工夫などにも触れ、子どもたちによくかんで食べることの大切さを分かりやすく解説。顔の筋肉の血流が良くなって脳が活発に働くことから、小学生がするめを3分間かんで百マス計算した場合、かまない場合よりも計算時間が大幅に短縮された例なども紹介している。

 少年写真新聞社、1800円。

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